第97話 トラブルコンサルタントのお仕事 ケース:会社同士のパーティにて
「またですか」
「らしいね。証拠を集める為に色々調査させるよ」
「お願いします」
今日というか本日は企業の懇親会という名のパーティでダンジョン素材・情報関連の大企業の社長さん達と歓談中だ。いきなり物騒な話してるが、まあ、相手はマスコミ関係だし、いいかになる。かなり前にあったマスコミ騒動から年単位が経つが相変わらず、色々と探索者関連でアホな事してるのが居るのである。粗探しともいうそれは今も止まらない。
「いい加減、現実見れないもんですかねえ?」
「見れたら、マスゴミなんて呼ばれないんだよなあ」
「うちも1回取材来たけど、重要な部分カットして叩かれかけたから先手必勝でフル動画流してやったんだよねえ」
「うちはもう取材拒否したら、あそこは何か隠してる!とか言い出して、無断侵入しようとするから協会に頼んで警備して貰ってるよ」
「去年で懲りたと思ったんだがねえ」
自分含めてお偉い社長の方々、溜め息である。かってのやらかしの後でそう、今から1年前、マスコミはまたやらかしたのである。今度はもうホントにダンジョン関係者が増えた辺りのとてつもないやらかしである。何をしたか?
「テレビや新聞から追い出された関係者が作った局の取材班が未成年探索者が単独で帰宅中に突撃取材。大人に追い立てられ、騒がれ恐怖した未成年探索者が逃げても追いかけて、その末に重大事故」
今思い出しても癪に触る。パーティメンバーと別れたった1人で帰宅中に多数の大人にマイクを向けられ、無断で写真を撮られ、その挙句罵声に近い大声を出されて恐怖した女子未成年探索者が逃げた先の道路で車に撥ねられ、大怪我を負った事件である。ちなみに事故が起きた時、マスコミ、いやゴミ共は救急車を呼ぶどころかよりにもよってさっさと逃げたらしい。幸いだったのは善意の提供者から高クラスのポーションが支給され、事故車の人間が素早く救急車と警察及び、協会に連絡したのが一命をとりとめさせた。ちなみに探索者協会では佐々木さんを中心に全職員が激おこ。素早く、取材したアホ共の身元を全て割り、警察に提供。それには留まらず家族親族一族全ての情報を指名手配形式で晒した。子供が居ようが泣こうが喚こうが一切の苦情を受け付けずな辺り本気が窺えた。更には探索者協会から激おこファナティックファイアーな日本のマスコミに対して、完全な全絶縁宣言を出された。ちなみにキレたのは協会だけでなく、探索者が持ち帰る素材を卸す企業に様々な地方の未成年探索者を子供に持つ親達も超激おこ。件のマスゴミ関係者と局は全員取材面・政治面・生活面・就職面がほぼ停止される事になった。更にこの取材のやり方を許可した上司陣は全て警察に御用され逃げても逃げても何処までも市民や企業が追いかけ最後の一人まで逮捕された。後々に『平成のマスゴミ取材討伐事件』とされる事件の名前となった。ちな、マスゴミ関係者と結婚してた夫、あるいは妻は離婚届を出されまくりの事件もあって、裏では『平成の離婚頻発事件』とも言われている。
「今思い出してもイラっと来るね。テレビのニュースはなんだかんだで無いと困るからね・・・ただし今は・・・が付くがね」
まあ、それでもマスコミ業界は様々な人間のクビを切りつつも生き残った。まあ、もっともニュース放送は世界のニュースの出来事と天気予報しか流せず、大半はアニメやバラエティのみになってしまったがね。今は深夜ニュースが出来てるテレビ局は稀なレベルである。如何に全国が怒りに満ちたか分かる結果だ。ちなみに芸能人もテレビ局のニュース番組出演要請に対し、ツバを吐いてると言えば、いかにマスコミは見捨てられつつあるか分かるはずなのだが・・・
「喉元過ぎすぎて熱さすらも忘れましたかね」
「全くだよ」
で、そんなマスコミ、いや良心的な局が大半なのでそれ以外のゴミ共の下っ端の集まりが集まりダミー会社を建てて最近になってまたも取材を再開、しかも強引に敢行し始めると言う愚行を始めたのである。1年前の事を忘れたとか、頭カラスでいらっしゃる?と心配になるレベルである。
「では、皆様、準備の方は?」
『勿論、万全!』
その日から数日後、ゴミの関係者全員が謎の連続逮捕。更に件の局に警察と公安が突入。不正の証拠が次々発見され、局及び局関係者に施設は逮捕と閉鎖の嵐に巻き込まれた。ちなみに、プライベートジェットで逃げようとした関係者もいたが、何故か動かなくなってそのままタイーホされたそうな。フシギダネ?(棒読み)
探索者関係者全員から怒りに満ちたマスコミへの最後の制裁と言うお話




