好きであると知ってからは話が別
ついでこの一連の動作で一瞬だけ怯んだ、今襲い掛かろうとしている者達の隙を見逃す訳もなく広範囲攻撃魔術【炎の壁】を無詠唱で唱え迎え撃とうとしたその瞬間、ご主人様であるシャルロットが俺と攻撃しようとして来る者達との間に入り光の魔術段位一である【閃光】を唱え、相手の視界を奪い足を止めさせると光魔術段位一【光の縄】で拘束して身動きを止める事に成功する。
その顔はどこか誇らしげでもある。
拘束したのは俺に襲いかかって来た三名を一瞬にして無力したのだから大したものである。
因みに今ここに招集されている人数は俺とご主人様を除けると全部で八名であり、自分達二人合わせて十名とという事になる。
そしてその二人で五名もの人数を、それもご主人様は半数以上の三名もの者を無力化したのを見て、本当この短い期間で成長したのだなと我が弟子の成長の速さに感慨深いものを感じるのであった。
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いきなり皇帝陛下がマオの正体を暴いたかと思うと先程二人で喧嘩をしていた男女の二人が、今までのイザコザが嘘の様に息の合った連携を取りマオへと襲いかかって来るではないか。
その二人にマオは驚く事もせず簡単に無力化すると、ついでめに前の人達の攻撃魔術を放とうとするのが見えたのですかさずマオと襲いかかって来る者達の間に入り何とか二つの魔術を使い無力化する事に成功する。
それと同時にわたくしは褒めて貰える事を期待する。
まるで任務を遂行した後の犬の様だと思うものの、コレで好きな異性に撫でて貰えるのならば犬にでも何でもなろう。
そしてわたくしの気持ちに気付いたのかどうかは分からないのだがマオはわたくしの頭を愛おしそうに(そうだと良いなと思っているだけではあるのだが、思うと思わないとでは段違いに心地良さが違う)撫でてくれる。
そして思う。
何故マオは人間じゃなくて魔族なのか、そして逆に何故わたくしは魔族ではなくて人間なのかと。
別に今更マオが魔族であろうと関係無いとは思うもし魔族かどうかではなくどの様な人物なのかが大切だとも思う。
しかしながらわたくしはマオの事が好きであると知ってからは話が別である。
もし、万が一、マオと婚姻出来たとした時に魔族と人間であるという事が大きな壁となり立ちはだかる事が一つだけあるのだ。
因みにマオの事を魔族だと指を刺し貶めようとしたりする者が居れば勿論容赦はしないし、そういうことでは無い。
それは両親から婚姻の許可を得れるかどうかにも関わって来る重大な事なのだ。




