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戦争編3

 正直言ってちょっと気に入っています。


 彼女、えっーっと、そう言えば名前聞いていませんでした。後で聞いておこう。

 ともかく傭兵の彼女が欲しくなりました。


 何せ先ず顔がいい。

 誤解が無い様に言っておきますが、私は容姿で人は決まらないとか、内面が大事だとか、そう言った綺麗事に全面的に同意します。大事なのは中身です。

 その上で、外面も良ければ完璧だと思っています。

 外面が良く中身が駄目な人より、中身が良くて外面が駄目な人より、外も中も良いのが1番いいに決まっています。


 次に中身ですが、能力はあります。年齢の割に戦闘力は高めです。真面目に仕事をしてきたのでしょう。

 性格は愛想はありませんが他者を気遣う優しさと悪を嫌悪する正しい倫理観を持っています。

 その上で殺しを仕事として割り切る現実的な考えもあります。仕事は仕事として甘えを捨てる責任感もあります。


 何より素晴らしいのは出会った瞬間に私を嫌った勘の良さ。そう、ろくでなしには近づかない。それが最も安全です。


 私?私は外は最高、中は最低です。

 外見には自信がありますし、客観的にに見ても美人の類だと思うのですが、何故か言い寄られた事が無いんですよね?不思議です。何故でしょう?外面は良いはずなのですが?


 話を戻しまして、そんな訳でして是非クロム君とくっついてもらいたいです。クロム君の様な甘ちゃんでも彼女が支えてくれたら将来安泰です。私の悩みも解消されるでしょう。是非尻に敷いて院政を敷いてもらいたいですね。


 いや、でも、正直クロム君には勿体無いとは思う。まぁ、これから少しでも釣り合うように成長していくでしょう。




 そんな事を考えながら彼等を眺めます。

 力が抜けて尻もちをついているクロム君を引っ張って立たせています。

 あっ、放心状態で惚けているクロム君に平手をかまして現実に引き戻しました。

 パンッ‼︎と良い音が鳴るNICEビンタです。これにはベテラン傭兵さん苦笑い。

 そう言えば彼の名前も知りませんでしたね。彼の名前も後で聞いておきましょう。


 とか思っていたら今度はクロム君泣き出しました。現実を直視して堪えきれなくなったんですかね?

 今度は彼女に慰められています。


 ……彼、成長しますかね?不安になってきた。

 まぁ、尻には敷かれますね。間違いない。



 さて、とりあえず戦争前の下準備は終わりました。傭兵さん達の慣らし運転と治安回復も終わりました。他の地域でのゴタゴタもある程度終息するでしょう。そしたらレッツ戦争です。

 クロム君には殺人、掠奪、強姦の戦争の負の側面3点セットを経験してもらいましょう。きっと素晴らしい人生経験になるでしょう。


 既にゴルビア王国とは話はついていて共同戦線を組む事になっています。長年国境線で小競り合いをしてきた所に舞い込んだ好機です。喜んで協力体制を築いてくれました。

 戦力差は圧倒的な上に2面作戦です。最早勝ちは決まった様な物です。全ての盤面をひっくり返す英雄でも現れない限りは。

 まぁ、そんなの早々現れませんし、勝利は確定的です。勝ちました。風呂入ってきます。ガハハ。





 そんなこんなで半年後


「報告をします‼︎国境のラザアート砦が陥落!敵将レオンが我が国の領内に進軍して来ました!」


 伝令の報告を聞いた私は持っていたガラスのコップを握り潰しました。

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