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スイーツ試食会

 噴水広場でカフィを出してるレストランで、新商品の試食会があるらしいんだ。それでレストランに向かって歩いていたら、モブ美さんに会ったから一緒に行くことにしたよ!


 「こんにちはー!」


 「おう、嬢ちゃん!お姉さんもいらっしゃい!」


 「いろんなスイーツがタダで食べれるって聞いたんだけど」


 「まあ、そうだな。いろんなスイーツを少しずつただで食べれるな」


 流れでたくさん食べさせてくれないかなーって思ったけど無理だったね。


 モブ美さんはどういうのが好きなんだろう。


 「んー、私はなんでも食べるかな。食べた分運動すればいいだけだしね」


 さすが武闘派の冒険者だよ。アマンダさんとは考え方が違うね。


 「バイキング形式みたいだし、とりあえず見て周りましょ?」


 最初はぷりぷりした黄色い食べ物のコーナー。なんだろうこれ。


 「それはプリンだよ。ぷりんぷりんしてるだろ?」


 「あら、美味しいわよ?」


 モブ美さん手が早いね。私も食べてみよっと。


 上に乗ってる茶色いやつが、人を選びそうな味をしてるけど私は好きだなー。


 「美味しいね!」


 「これも美味しいわね」


 わあ、次から次に食べていってるよ。甘いもの好きなんだね。


 そういえば、普段のご飯は何を食べているんだろう。さすがに毎日モブ男の奇妙な料理ってことはないよね?その反動でこんなにテンション高いとかないよね?


 「モブ美さんって普段何を食べてるの?」


 「普段食べてるもの?モブ男の作ったものよ?」


 「え”」


 「あんなに楽しそうに作ってくれるんだもの、違うものが食べたいなんて言えないわよ」


 た、確かにそうだよね。じゃあ今日は少しだけサービスしちゃおっかな。


 「おじちゃん、このお金あげるからモブ美さんにサービスとか言って美味しいもの出してあげて」


 「え、どうしたんだいこんな大金」


 「いいからお願いね」


 「わ、分かった」




 「あんた、美味しそうに食べるじゃないか」


 「こんなに美味しいものはなかなか食べる機会がないので……」


 「そんなに美味しそうに食べられちゃ、こっちもサービスしたくなってもんだ。金はいらないからこれ食べてみな、クレープって言うんだ」


 「いいんですか?ありがとうございます!」

 

 くれえぷとな、なかなか美味しそうじゃんか。お金あげたんだから私にも持ってきてくれるよね?


 「もちろん嬢ちゃんにもだよ」


 「わあい!ありがとう!」


 モブ美さん喜んでくれるといいな。え、なになに?バレバレだって?鋭いね。


 やっぱりモブ美さんはモブじゃないよ。

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