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 22 アイコン



 

 みなさま、おはようございます。


 今日は私のアイコンについてちょっとお話ししようと思います。


 X(旧ツイッター)やYouTube、それにnoteなんかでも使っている、あのかわいい女の子のイラスト。


 見たことある方もいらっしゃると思います。まだの方は是非一度拝見してみてください。


 実は、あの絵は…… 自画……


 像ではありません。


 はい、当然です(笑)


 あんなにかわいければ、今ごろ世界征服できてます。


 あのアイコンは、私が作詞作曲した「私たちはアイドル」の背景画を描いてくださった「ふかみみ」様にお願いして描いていただいたものです。


 本当に素敵に仕上げていただいて、すごく気に入っています。


 水色の世界を背景に、銀髪をふわりと広げた女の子。紫のドレスに黒いフリルスカート、透け感のある白い袖がとってもおしゃれ。足元には小さな紫のリボンがついていて、キラキラとしたきれいな雰囲気で、見ているだけでなんだか癒されるんですよね。


 そして、手に持つペンは小説を、耳のAKGのヘッドフォンは作曲をあらわしているんです。

 

 このイラスト、実はモデルがいるんですよ。


 周りをふわふわと泳いでいるあの小さな魚たち、見えますよね。


 そう、私が飼っていたメダカたちなんです。


 普通のメダカとは違い、ブラックダイヤと言われる種類のメダカです。黒い体色に、まるでダイヤモンドを散りばめたようにキラキラと輝いて見えることからその名がついた品種です。


 可愛い女の子を描いている絵師様に、メダカの絵を依頼するなんて…… 正直、すごく失礼なんじゃないかと内心ドキドキしていました。

 

 断られても当然。それ以上に、気分を害されるのではないかとおそるおそる返信を待っていたんです。


 そして、届いた返信を開いてみると…… 承諾のお返事!


 嬉しくて、思わず声が出てしまいそうでした。


 さっそく一番のお気に入り、タミちゃんと名づけたメダカの画像をお送りしました。ふかみみ様はご多忙でしたので、おおまかなやり取りだけにとどめ、細かい打ち合わせはまた改めてということになりました。


 画像をご覧になったふかみみ様から「こんな色のメダカがいるんですね!」とお返事が。私が大切に育てたブラックダイヤの美しさに驚いていただけたようで、なんだか嬉しくなってしまいました。

 

 ふかみみ様へのご依頼はこれが二度目。「私たちはアイドル」の背景画でお世話になっていましたので、やり取りの流れやルールはある程度把握していました。


 その中で、「全身にいたしますか? それともバストアップですか?」とのこと。


 イラストを依頼する際、バストアップ。つまり胸から上だけを描くか、全身を描くかによって、絵師さん側の作業量や構図も大きく変わってきますし、料金も変わってくるんですよね。


 この時私は…… 


 メダカにもバストアップと全身があるんだ、と感心してしまいました。


 あれほど素敵なイラストを描かれる方は、やはり仕事への姿勢も違うんだなと。さすがだなあと、しみじみ思いました。


 そして、想像してみました。 


 メダカのバストアップ…… バストってどこ? 

 たぶん、胸ビレあたりかな? そうだよね。

 そこから顔までかぁ…… 


 うーん…… それだと……


 まるで、まな板の上みたいになっちゃうかも……


 ……ないない。バストアップはないない。

 やはり全身だよね。メダカだもん。


 さっそくふかみみ様に返信しました。


「全身でお願いします」と。


 そして、お送りした画像と同じように、空へ向かって泳いでいくような躍動感のある構図でお願いしたところ、それも快く承諾していただけました。


 その後は背景のイメージや色合いなど、細かな希望をお伝えして、それらも承諾して頂きました。


 さて、あとは詳細な打ち合わせを重ねて、出来上がりを待つだけ。


 数週間後、他のご依頼が一段落したふかみみ様から連絡が届きました。


「私の中の勝手なイメージで恐縮ですが、髪色は白よりの灰色、衣装は紫色を考えております。いすぱる様はどのようなイメージを考えられておりますか?」


 ……髪? ……衣装?


 メダカに、髪と、衣装……


 うむむむむ。いったい、どんな仕上がりになるのだろう。私の想像をはるかに超えていて、まったくイメージが追いつかない。

 

 さすがだわ……


 と思っていたところ、さらにメッセージが届きました。


「服はフリルを入れますか? ヘアピンなどはいかがしましょう?」


 フリル!? ヘアピン!?


 うーむむむむむぅ……


 はっ!? も、もしかして……


 そうです。鈍い私は、ここでようやく気づいたのです。


 私が送ったメダカの画像を見て、ふかみみ様の中では、すでに擬人化のイメージがふつふつと湧き上がっていたんですね。

  

 そしてこの後、私がとった行動といえば……


「擬人化ですよね!? ええ、もちろん存じておりましたわ! おほほほほほ! ごめんあそばせ」


 ……という顔で、何食わぬ態度で再度打ち合わせを進めたのでした(笑)


 そして、手にはペンを、耳にはAKGのヘッドフォンを加えていただいて、あの素晴らしいイラストが誕生したのです。


 完成品を送っていただいた時の感動は、今でも忘れられません。


 今は亡きタミちゃんが、ふかみみ様の手によって美しく擬人化され、再びこの世に戻ってきてくれた。そんな気がした瞬間でした。

 

 初めて飼ったメダカで、私にとってとても特別な存在でしたから、本当に嬉しくて嬉しくて。


 改めて、この場をお借りしてふかみみ様に心よりお礼申し上げます。


 とまぁ、今回はアイコン誕生秘話でした。 


 ……あっ!


 そういえば、タミちゃんオスだったわ。



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