表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
79/130

迷惑な王子様?

 私たちはクルトに乗って、アウトゥール殿下が向かったと思われる海岸へと向かった。


 末の王弟殿下は、噂では、民の立場に立って物事を考えて下さる庶民的な方だと聞いたけれど、私は殿下を見たことすらないのでこれから会う“王子様”というものに少しドキドキしていた。



 グレイス様の説明によると、殿下は海の向こうの大陸に憧れているらしく、ことあるごとに海岸の町に行っては、船に乗って沖に出ているそうだ。


(別の大陸には、戦争を仕掛けてくる人たちが住んでいるのに、なんで行きたがるんだろう?)


 昔、別大陸の人たちとの戦争があって、大勢の人が死んだと聞いている。竜たちが追い払ってくれたから、私たちは今平和に暮らしているのだそうだ。

 なのに、別の大陸との交易をしたがる人たちがいるという。その考えが私には分からなかった。


(この大陸の人たちだけで、平和に暮らせているのだから、わざわざ交易なんてすることないのに)

 私はそう思うけど、アウトゥール殿下は、きっとそうは思わないのだろう。


 殿下は本当は竜騎士になりたがっていたそうだ。

 けれど、自由に竜に乗れるようになったらどこに飛んで行ってしまうか分からないから、王様が許可しなかったそうだ。

 それで今は魔術士になっていて、術を使って時々城からいなくなるのだという。


 ……まったく、迷惑な王子様だ。

 魔術士になるのも許可しなければ良かったのに、と私は思った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ