表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/130

心配?

 王様と会うのは、明日だと言われた。

「気さくな方だから、心配することはない」

 グレイス様はそう言うけれど、私は色々と心配していた。


 服については、用意してくれるというので安心した。

 けれど、礼儀作法などはどうすればいいのか分からない。

 そう言ったら、ライドさんが「私の真似をすればいい」と言って、やり方を教えてくれた。

 それでやっと安心できた。



 昼食は、グレイス様とライドさんと一緒に摂った。

 グレイス様はほとんどしゃべらなかったけど、ライドさんが話しかけてくれたので、気まずくならずに済んだ。


 キュアーは相変わらず、与えた物は何でも食べた。

 お城に来てからは、キュアーの好きな物ばかり用意されていたので、特に美味しそうにたくさん食べていた。

 どれだけ食べても太らないのが不思議だ。

(幼少期だから、というだけの問題なのかな……?)

 気になったので、グレイス様に訊いてみた。

 すると「竜とはそういうものだ」と簡潔な答えが返ってきた。

 ……そう言われたら、そういうものだと思うしかない。



 夕食は、ライドさんと一緒に摂った。

「グレイスは結構忙しいんだ」

 仕事しながら食事をすることが、ほとんどなのだと言う。

 そんな生活していて大丈夫なのかと訊いたら、弟子になったら気をつけてやってくれと言われた。

 そこで気になっていた、グレイス様の教え方について訊いてみた。

「グレイスは優秀だから、心配しなくても大丈夫だよ」

 そう言われてホッとした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ