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私と暮らしたい?
「陛下に会わせるために呼んだというのもあるが、私は君とキュアーをここに連れて来たかった」
グレイス様がそう言った。
私は、竜たちのいる湖を見た。
きっと、この景色と仲間の竜たちを見せたかったのだろう。
「キューちゃん、仲間と一緒に暮らしたい?」
そう訊くと、キュアーは私にぐりぐりと頭を擦りつけてきた。
まるで、私と一緒のほうがいいと言っているようで、嬉しくなった。
「キューちゃん、私と暮らすほうがいい?」
「キュ」
キュアーがそう答えてくれた。たぶん、肯定の意味だと思う。
(キューちゃんと離れなくていいんだ)
仲間の所へ行きたいんじゃないかと、不安だった気持ちが落ち着いた。 これから、キュアーと一緒に王都で頑張っていこうと思った。
帰りもまた一悶着あった。
竜たちが引き止めるように皆で鳴くのだ。
「こりゃ、ずいぶんと好かれたな」
ライドさんが苦笑している。
グレイス様は、竜たちを宥めるように話しかけていた。
「リゼとキュアーは、また連れてくる」
そう何度も言い聞かせ、ようやく城に帰ることができたのだった。




