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転送の魔具?

 結局、森では何も見つけられず、グレイス様たちは王都に帰ることになったのだった。




「これは転送用の魔具だ」

 セイジさんの家で、キュアーの成長記録の転送方法について、グレイス様が説明してくれた。


「これと対になる魔具が王都にある。そちらから転送獣を送るから、首輪に付けた魔具に記録を写して、リボンを外して送り返してくれ」

 リボンを外すと、転送獣は雌の所に戻っちゃうんだっけ。

「こっちの魔具から送ることはできないんですか?」

「送るには魔力がいる」

 それではこちらから送るのは無理だ。


(私が竜術士になれたら、送れるのかなあ……)

 もしなれたとしてもずっと先のことだから、キュアーの記録を送るのには間に合わないけど。


「三年間、記録係頑張ってくれよ」

 ライドさんがそう言って、私の肩を叩いた。

 ……ずっしりと、責任を押しつけられたような気がした。



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