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王都に?

 グレイス様たちが王都に帰ってからは、セイジさんの家に通うのが、私の日課になった。


 セイジさんに訊きながらキュアーの記録を付けて、それを魔具に写してもらってココ(転送獣)で王都に送るのだ。

 家でも、キュアーの様子を細かく記録するように言われてるので、毎日わりと忙しく過ごしていた。


 そんなある日、グレイス様たちがまた村にやって来た。


 以前、転送されてきた手紙に「一度王都に来てほしい」と書かれていたので、了承の返事を送っていたのだ。



(キューちゃんが全然大きくならないからかな)

 キュアーの記録を付け始めてから、その体長は全く変わっていなかった。だから、このまま記録を付けていても無駄だと思われたのかもしれない。


(飛ぶほうは、だいぶ成長したんだけど)

 今ではもう、自由に飛べるようになっていた。

 小さいままでも可愛いけど、大きくならないことはやっぱり問題かもしれない。


 キュアーと一緒に、王都に行く準備はできている。

 それでも、家族と離れて暮らすのはまだ不安のほうが大きかった。



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