表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/130

仲間?

 ラファンは興味深げにキュアーの匂いを嗅いでいた。

 すると、キュアーが目を覚ました。


「キュ?」

 ラファンを見て、不思議そうに声を上げる。そして、ラファンの匂いを嗅ぎ始めた。

 お互いの匂いを嗅いで、仲間だと確かめ合っているようだ。


 確認し終わったのか、しばらくすると匂いを嗅ぐのを止めて、キュアーはまた丸くなって寝てしまった。

 そしてラファンのほうは、再び私を見た。

 顔を近付けて、匂いを嗅いでくる。


 大きな竜の顔は、正直怖かった。しかし、ここで怖がったら二人に失望されそうで、頑張って耐えた。


「クルル」

 ラファンが頭を擦り付けてくる。その仕草がキュアーと一緒で、大きくても同じなんだと嬉しくなった。


 怖さもどこかに吹き飛んで、私はラファンの大きな頭を撫でた。

 ラファンは嬉しげに目を細めて、更に頭を擦りつけてくる。


「やっぱり、竜術士になれそうだ」

 その様子を見ながら、ライドが満足そうに呟いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ