表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/27

調査、そして兄・姉との決別

 孤独、と言う名の自由の身になった僕は、以前にもまして精力的に活動した。昼は授業を受けつつ神器の調査。授業が終われば冒険者として活動。最近はゴブリンなどを狩れるようになったのでお金にも余裕が出てきた。気晴らしにペンダントの遠距離攻撃機能で、山脈の奥深くに生息するドラゴンを狩ったりしているのは、もちろん内緒だ。


 元父のちょっかいは無くなった。しかし元兄と元姉は今もしつこく絡んでくる。

 元父にとって僕は祖父の手駒。家から追い出せればそれで問題ない。しかし元兄と元姉はそこまできっぱりと割り切れないらしい。割り切って欲しいんだけどね。

 今や学園のトップである二人には、当然ながら取り巻きが居る。そいつらがいろいろ仕掛けてくる。教科書を捨てられたり、破られたり、机がなくなったりという前世でもよく見かけるものから、寮の部屋を荒らすことまで幅広くやってくる。

 元兄と元姉が直接来ることもある。わざわざ僕を狙い撃ちして、僕を罵ってくる。ま、別に罵られても僕は困らないけど。だって、僕が生きている世界はこの狭い学園の中じゃない。その外側、この国の中で生きている。だから、どんなに罵られたところで困ったりしないし、悩んだりもしない。所詮は小さなお山の大将が駄々をこねているだけ、そうわかっている。

 この学院という世界に受け入れられなくたっていい。僕は外の世界にいる。そこで生きられると知っている。だから心配なんてない。

 とはいえ、貴族で成績優秀、さらには人気者という二人が敵に廻っているのはやっかいだ。事実、学院長に呼び出しを食らってしまった。

 こちらに非がないことを訴え、一応は認めてもらえたものの、なぜか注意を受けてしまった。うーん、元兄と元姉にはこの御礼をいつかしないといけないね。


 そんな軽い復讐を考えていたら、ある日、僕の部屋に大量の汚物が撒かれてしまった。……、そういうことをするようには見えなかったんだが。

 あの二人がそういう性格でなくても、取り巻き達の中にはこういう低レベルなやつもいるってことかな。まあ部下の失態は上司の責任ですし。これも復讐に加えておきましょうかね。


 結局、またまた学院長に呼ばれ、僕のせいではないのに注意をうけ、寮を追い出されてしまった。お金はあるので宿に行けば大丈夫だけど。

 あの二人も、僕が寮を追い出されたことにある程度満足したようだ。取り巻きの攻撃がやんだ。廊下で会うと、露骨に嫌な顔をしたり、舌打ちはしてくるけど、それだけ。


 ちょうどよく寮を追い出されたことだし、ここからはもう少し派手に動いてみようかな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ