13話 -最終話-
「カズマ!!起きなさい!!カズマ!!」
「ぐあ・・なん・・・ん!?」
熟睡していたカズマをマチルダは興奮状態で揺さぶった
「カズマ!見て!特殊スキルを授かったのよ!!」
目をこするカズマの視界に飛び込んできたのは滝でスケスケになった白装束を身にまとった王女の姿だった
「お、おう・・・」
特殊スキルを得たことなど見て分かるはずもないのだが興奮状態のマチルダはそのことにも自分の姿にも気が付くことができないでいた
「光が、大きな光が頭の上から現れて私の中に入ってきたの!わかったのよ!特殊スキルを授かったって!目の前が真っ白になって・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
王女マチルダは興奮冷めやらぬ様子で早口で説明するがカズマの耳に言葉は一切入ってこず、彼女を凝視したままだった
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あの神聖な光は・・・・ん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
バリバリバリバリ!!!!!!!!!!
ドカン!!!!
ギャーーーーーーーーーーーーー!!!
洗礼の儀の幕は閉じた
新たに特殊スキルを得た王女マチルダと共に部隊は帰国の途についた。
マチルダ王女洗礼の儀特別部隊は、過去最悪の規模と言われる暗殺部隊を退け見事に目的を達成した。帰国後、参加者には報奨金と賛辞が贈られた
そして今回の旅の最大の功労者であるカズマ君は再び自分が思い描くスローライフを満喫した。
周囲の彼を見る目は前よりも温かくなりより快適な生活を送れるようになるのだった
(やっぱ働かずに食う飯が最強)
「思ってた通り、お前らが言うスローライフは全然スローライフじゃないだな。」
伝記には落とし子カズマの言葉としてこの言葉が記されていた
読んでいただきありがとうございました
評価していただいた方ありがとうございます




