14.幻覚…?
投稿が遅くなりすみませんでした。
これからはマイペースですが、ゆっくりと投稿していきたいと思います。
読んで頂けて幸いです。ブックマーク登録して頂いてる方もお待たせしてしまい申し訳ありません。これからも読んで頂けたら嬉しく思います!
リジーは屋敷に着いてすぐにアンネルの部屋へと向かった。
「お嬢様!見てください!エメラルドのように輝く綺麗なマーガレットでしょう??」
アンネルはこっそり昼寝をしようとベッドに入っていた所だったため、リジーが入ってきたことに少し苛立ちを覚えつつも眠気に勝てずうとうとしていた。
「リジー…。私少し休みたいのよ…。だから、また後で話を聞くわね…。」
「もうっ!お嬢様ったら!ここにお花は飾っておくので見てみてくださいね!!」
「はいはーい…。わかった..わ。」
アンネルは眠気に勝てず、花を見ることはせず寝てしまった。そんな様子をリジーは呆れながら見つつ、部屋を後にした。
アンネルが寝てしばらくすると、マーガレットの花がキラキラと輝きだし、何やら怪しい光を放っていた。この部屋全体が怪しい光に包まれていく中で、アンネルは不思議な夢を見ていた。
『ん…。ここは??』
なにやら見慣れない景色にアンネルは戸惑っていた…。
アンネルが目覚めると大きくふかふかなベッドに横たわっていたが、ここはまるでガラス庭園のような部屋であり、見たこともないような美しい植物や、外では色とりどりの鳥が綺麗な声で鳴いていた。
『何が起こったの…?ここはどこかしら??』
アンネルは起き上がると、そっと外に繋がるであろうドアノブに手をかけた。しかし、後ろからなにやら殺気のようなものを感じ、固まってしまった。
『やぁ。お嬢様。』
低くよく透き通る男の声で声をかけられた。アンネルは意を決して振り返ると、そこには輝くばかりのエメラルド色の髪に、引き込まれるような金の瞳をした天使のような男がいた。
『あなたは、誰…?』
アンネルが問いかけると、男は妖艶に微笑み、ゆっくりと近付いてきた。アンネルは男の妖艶な微笑みにゾクッとし、背筋が凍るように感じた。逃げたいのに逃げられない。
男はアンネルの目の前まで来ると、膝まづいてアンネルの手を取り、手の甲にキスをした。
『私のことはまだ、秘密です。ですが、あなたはずっと寝ていられますよ…。妃教育なんて受けずに好きなだけ、ね?』
男は蕩けるような声でアンネルを愛おしそうに見つめながら言った。アンネルは異様な雰囲気を感じながらも突如やってきた眠気に勝てずその場で倒れてしまいそうになったところを、男はすかさず抱きかかえてベッドに寝かせた。
『あぁ…。これでアイツに報復できる。そして、このままエメラルド・マーガレットを王都に広めていけばこの国は僕のものになる…。あぁ、とても嬉しいな。』
男はうっとりとした表情で呟くと、アンネルの髪を1束すくい上げ、口付けると共に魔力を込めた。
『アンネル嬢を僕だけの物しよう…。ずっと、大切に飾っておかなくちゃ、ネ?』




