11.やっぱり優しいかか様なのでした
本日2話目です。
お姉さんは紙にさっと目を通し、手をかざした。すると、紙がぼうっと淡くひかり、しばらくすると光は消えていった。お姉さんはこちらに向いてニコッと笑って言った。
「登録完了です。これで儀式は終了となります。
"主ができた""引っ越して住む場所が変わった"というように何かございましたら、塔へ来てくだされば変更致しますので、そこのところ宜しくお願いします。
本日はお疲れ様でした。
名付け、おめでとうございます。」
〔ありがとうございます。〕
私はお礼を言ってその場から立ち去った。
よーし、じゃあ家にでも……
「みーつーけーたー!!」
ん?
後ろを振り返るとリアかか様が鬼、いや般若、いやそれよりももっと怖い顔で立っていた。
〔ゲッ……!!〕
……そうだった。私、リアかか様から逃げていたんだった。
「ゲッて何かしら?」
〔うん?私、そんな事言いました?〕
こんな時は、しらばくれるに限る!!
「はぁ〜……。まあ、そんな事はいいわ。
それよりも、ノノアとレスのところに帰るわよ。」
〔え、怒ってないの?〕
「怒ってたけど、もういいわよ。実際、私って女神らしくないし。
ってことで、ノノア達が待っているから屋敷に帰りましょ。ほら、おいで。」
私は、リアかか様の腕に飛び込み、抱かれて帰った。
今回はちょっと短めになりました。
これで名付けの儀式の話は終了となります。




