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1 みんなは土砂崩れが起きた後の洞窟には入っちゃだめだよ

初めての投稿です。

誤字脱字、駄文などいろいろ問題があるでしょうが、最後まで見ていただけたら幸いです。

この話は導入みたいなもんなので、登場人物の名前だけ覚えていただいたら大丈夫です。

毎日19時10分投稿予定!

10話くらいまで一気読みすることをお勧めします。


次回、ヒロイン登場!?

何年たったかしら。

ずっと一人ぼっちで目覚めることすらできないまま過ごしている。

意識だけは途切れることはない。


寂しい。

悲しい。


誰か、私を起こして。

そして、穏やかな日々を一緒に送らせて・・・。


・・・そんなの、叶うはずないわよね。


女は、自嘲した。


______________________________



すがすがしいほど晴れた朝、森の中にある家の中で少年が寝ている。

歳は15歳くらいだろうか。


「う~ん。よく寝た。今何時だ…。」


黒髪黒目の少年が起き上がる。


「やっべ、もう7時じゃん。朝礼まであと・・・30分・・・。」


やあ、みんな!

俺はアベル・アーカイル。

今遅刻しかけてる少年だよ!

僕がざっくりこの話の世界について解説するね!

ここはエルベル王国という国だよ。

僕はその王都に住んでて、エルベル学園という学校に通ってるんだ。

後の設定は後付けしたり、途中で解説入れたりするから安心してね。

・・・ってやばい。こんなこと話してる暇なかった。


俺は制服を着て剣術科の生徒なので剣を片手に持ち、パンを咥えて家を飛び出た。

途中で美少女と激突してラブコメ始まんないかなー。

俺は頭の中を煩悩だらけにしながら王都の街を駆け抜けていく。


「きゃあ、何あの子?」


「あのガキ、昨日も走ってたな・・・。」


街の人々のつぶやきを無視しながら学園へ一直線だ!

あともう少しで学校だし、ここが正念場だぞ。

あ、見えてきた。


広大な土地に大きな校舎。

これが俺が通う学園なのだよ。


俺は校門を閉めようとする先生の股の間をすり抜けて学園の敷地内に到着した。


「・・・我ながら素晴らしい身体能力だ。」


一人でつぶやいてたら、お前、何得意げに笑っているんだと門番のおっさんに叱られた。


________________________________


なんやかんやあってぎりぎりで朝礼に間に合った俺は教室の席に着き、ぼーっと授業を聞いていた。

あ、今は一限目の最中ね。

そしたらさ、


「おい、お前、今日もぎりぎりだったな。」


金髪のチャラ男が小声で後ろから話しかけてきた。

こいつはトム。

俺の友達だ。


「・・・トムの方こそ目にクマができて別の意味でぎりぎりじゃない?」


トムの目元には墨をつけたんじゃないかと思うくらいのクマができていた。


「うるせぇ。今日はシュリエッタさんに告白する日だからな。徹夜で練習してきたんだ。」


シュリエッタさんというのは白髪の清楚系美少女ね。

うちの学年のアイドル的存在だ。


「・・・やっぱやめといたら?トム、この前は2年の先輩に告白したときに社会の窓が全開だったっていう話聞いたし、恋愛運ないと思うよ。友達だからこそ、言わなきゃいけないことがあると思うんだ。」


正直に言ってトムがシュリエッタさんと付き合える確率は0に近い。

告白する理由を聞いた時、話したこともないのにかわいいから告白するーとかいうからびっくりしたよ。


「僕は告白した方がいいと思いますよ。」


前の席からチビの男子生徒が話しかけてきた。

こいつはボブ。

ボブも僕の友達だ。


「告白しなかったらきっと後悔しますよ。」


ボブ、正論言ってるな。


結局、トムは告白することにしたらしい。


____________________________________


放課後、俺とボブは茂みに隠れてトムの告白を見守っている。

トムはとりあえずシュリエッタさんをここまで呼び出せたようだ。


「シュ、シュ、シュシュリエッタさん、俺と付き合ってくだしゃい・・・。」


終わったな。

そう思った。

トムは体と声を震わせ告白したものの、噛みまくってしまった。


「ごめんなさい。」


予想通りの返事だ。

トムは世界が終わったみたいな顔をしている。


「お考え直しを・・・。」


そう言った瞬間、トムが躓いて、シュリエッタさんの胸をもんでしまった。


「キャッ、へ、変態!」


ペシン


シュリエッタさんの平手を受けてトムは崩れ落ちた。

シュリエッタさんは逃げるように去っていった。

そりゃそうだ。


「そんな、こんな…。」


涙を流すトム。

元気出せよ。


「泣かないでください。ほら、元気出して。今日は僕が夕食おごりますから。」


ボブは優しいな。

よーし。


「俺もおごるよ。一杯食ったら嫌なことも忘れるさ。」


「お前ら‥‥ありがとうな。」


トムが抱きついてきた。

欲求不満を俺にぶつけないでおくれ。


______________________________________


トムたちと夕食を食べた後、俺は帰宅している途中、森の中だ。

そういえば、トム、まだ未成年なのに酒飲んでたな。

まぁ、やけ酒というやつだ。

大目に見てやろう。


「はぁ、金がない…。」


俺は財布の中身を見ながらため息をつく。


実はボブやトムは男爵家次男なのだが、俺は平民。

今日はがらにもなくおごってしまった。

一人暮らしで親はいない。

そんな俺の貯金は毎日ほぼ空っぽ。

学費払うだけでもしんどい。


「あ~そこらへんに金貨の山でもあったらなー。」


その時、森の奥に、洞窟の入り口を見つけた。

あんなとこに洞窟あったけ?

…そういえば先週土砂崩れがあったな。

それで出てきたのかな。


「…お宝の気配感知。」


言ってみただけだ。

ちょっと、そんな冷めた目で見ないでよ読者諸君。


俺は洞窟の目の前まで来た。


「入口がふさがって出られなくなるとかないよな。」


土砂崩れの後だからちょっと心配。


「まぁ、大丈夫でしょ。」


剣を片手に俺は洞窟の中へと入っていった。



彼は4日後に人生を大きく変える決断をすることになるとは、思いもしなかった。

これは、少年が英雄になるまでの話。


次から本格的に物語が始まります。

ここまでお読みいただきありがとうございます!「続きが気になる」「面白い」と思ってくださった方は、ページ下部にある【ブックマークに追加】や、【評価の星(☆☆☆☆☆)】をタップして応援していただけると、執筆の大きな励みになります!

新連載、始めました。(7月19日から)

「最弱と言われた転生者、前世の知識を使って最強へと至る ~実力を隠していた方がかっこいいのでこっそり無双します~」 です。

ぜひ読んでみてください。

リンクは下に張り付けておくのでコピーしてください。

https://ncode.syosetu.com/n5025mm/1/

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