表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陸 ~人狼物語~  作者: 霧島雅狼
第弐章 陸~高校狼ドタバタ騒動記~
5/23

第肆話 バレた!

陸と流菜の絡み。


 ――俺が桐島と会ってから一ヶ月後(何故か記憶のない一週間は除く)、


 「おはよう、桐島!。」


そう俺が声をかけると桐島は、


 「おはよう、宮原君。」


と彼女は挨拶してくれるようになった。

 

 



 昼休みには、俺と彼女、それから広瀬で屋上で弁当を食べるようになっていた、広瀬はよく、


 「よっ、新婚夫婦ご両人っ、おあついですな~!」


と茶化してきて、そのたびに俺たち二人は顔を赤くし俺は、


「なっ、なに言うんだよ!。」


と言っていた。




 ――そんなある日、彼女と一緒に帰っていると、俺は電柱にぶつかった。

 喋るのに夢中で気づかず、俺は一瞬気が動転した、そして・・・。


 狼の姿に彼女の目の前でなってしまった!。


「えっと……、そのぅ……、あのぅ……。」


どうしよう、ヤバイ、と俺が思っていると彼女は、


「陸……、君だよね……?」


と言った、俺は、


「う、うん……。」


と言うと彼女は、


「仔犬のわんこ陸君、カワイイ……。」


と言って俺の体を抱き上げた。


 その結果体にかかっていた服が脱げ全裸になる、ヤバッ!?、狼の姿でよかった……、毛皮あるし……、てゆうか今人に戻ったらヤバイ!、どうしよう……。


 彼女は俺の体をなぜてきた、ヤバイッ!、そこはぁぁ、本能に抗えなくなるぅぅぅ……。


 俺はこの姿では犬がなぜられると犬と同じような反応をしてしまう。


いつのまにか俺は、


 「クゥン♪」


と甘えた声を出しながら彼女に顔をすりよせていた、それを彼女は、


 「陸君……、ホントのわんこみたい……。」


と言いながらさらになぜて来る。


 あ~、幸せだ~、好きな人になぜられるって……、ん?、好きな人……、って、ぬぁがぁ!?


 俺はいきなり恥ずかしくなって彼女の腕のなかからでた。


 今の俺は顔真っ赤にしながら全力で尻尾振ってます、恥ずかしいよぉ~っ!


 彼女は、


 「陸君……、何でわんこになったの?。」


ときいてきた、俺は自分の特異体質のことを話した。すると彼女は、


 「そうなんだ……、戻れそう?」


ときいてくる、俺は、


 「うーん。無理だよ……、ショックで変身したのは戻るのが難しいんだ。」


と言った、すると彼女は、


「ちょっと待ってて。」


と言って近くのコンビニに行った。


 そして戻ってきた彼女は犬用首輪とリードを持っていた、彼女は俺の首にそれをつけると俺の服とかをみんな俺のバッグに詰め込んで持った、そして、


「とりあえず、私の家の方が近いから、私の家に来て、陸君。」


と言ってニッコリ笑った、俺はドッキドキしながら、


「え!?、いいの!?」


と言った。そりゃあ大好きな人の家に行けるんですよ、嬉しいに決まってますよ!。

 彼女は、


「うん、良いよ。……陸くんの事、紹介したかったし。」


と言った。



さて、流菜、誰に紹介するんだ!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ