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奇想短編箱:へのへのもへじの枠に収まらなかった物語たち  作者: 杉勝啓


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白い服の女が残したもの

むかし、むかし、男がいました。

男はタクシーの運転手でした。


夜中にタクシーを走らせていると髪の長い白い服を着た女にタクシーを止められました。


女は顔色も悪くうつむいたままです。不審に思いましたが目的地のお寺まで女を乗せておろしました。


女がおりた後、ふと見ると、女が座っていたあたりが水でびっしょり濡れていたのです。


男が確認すると、その水はアンモニアの匂いがしました。


男は仕方なく、雑巾で拭いてアルコールで消毒しました。


おわり

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