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奇想短編箱:へのへのもへじの枠に収まらなかった物語たち  作者: 杉勝啓


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不思議な鏡を持つ女

むかし、むかし 女がいました。

女は美しい女で、不思議な鏡を持っていました。いつも女は鏡に呼びかけていました。鏡はいつも女が一番美しいと答えてくれましたが、ある日、鏡は違う女の名前を答えたのです。


女は思いました。私より美しい女など許せない。鏡にその女のことを尋ねるとある国の姫だということがわかりました。その女の母である王妃はなくなっていたので、女はその国に嫁ぐことのしました。


さて、女には得意なことがありました。お菓子作りです。おいしくて、健康にも悪く、美容にも悪い、危険な白い粉をたっぷり使ったお菓子をその姫に食べさせました。はためにはお菓子を作ってあげてる優しいお母さんに見えました。甘いものばかり食べて、運動もしないので、姫は顔からは吹き出物が出てみるみる太って、醜くなっていきました。


そんなある日、姫の父である国王が七人の小人をお土産に連れてきました。

小人たちは姫を見るなり思いました。

「うわっ!無理!」

ですが姫はやさしい人柄であったので、すぐに小人たちと仲良くなりました。小人たちは姫の健康のために国王に頼み、城の一角に畑を作ってもらいました。畑仕事が性に合っていたのか、姫は段々と健康になっていきました。


女はあせりました。

女は国王と共に姫の畑にやってきました。姫は日に焼けて真っ黒に日に焼けて筋肉もりもりになっていました。女は安心しました。ふと見ると畑にはりんごがたわわに実っていました。

「そうだ。このりんごで」

女は悪巧みをするのでした。


やがて、姫に縁談が持ち上がりました。相手は隣国の王子様です。王子様は姫を見るなり思いました。

「うわっ!無理!」

ですが、そこは王子様、姫に紳士的に接し、婿入りをしました。


女はりんごに危険な白い粉をたっぷり使ったアップルパイをみんなに振る舞いました。


運動もしないで、美味しいものばかり食べていた国王と王子様は早死にしましたが、畑仕事など、適度な運動をしていた姫と小人たちは無事でした。


また、小人たちはとても優秀でしたので、政治は的なことは彼らに任せました。


国王と王子様が亡くなって、姫はとても悲しみましたが、畑仕事で気を紛らわせているうちにますます、健康になり、日に焼け筋肉をつけまくりました。


そして、女は今日も鏡にといかけるのです。


「鏡よ鏡。世界で美しいのはだあれ」


おわり

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