不良な四話目
ごめんなさい。かなり更新が開いてしまいました。
僕は中二の男子で今年で三年に成るんですが、テストが終わった→少し休む→卒業式の練習→卒業式→疲れて少し休む→先生の離・退任式のコンボで更新してませんでした。
今は春休みなので、なるべく毎日更新で行きます。
……………………宿題?知らない子ですね。
不良な四話目ッピングモール、化粧品売場。横や周りには姦しい喧騒がひびき、甲高い声で自分にあった商品をと婦女子が集まる場所。
「やっぱねー、莉有ちゃんにはこっちが似合うよー」
「確かにー」「うんうん」
自分が選び、相手へと勧める白髪のとても可愛らしい男子と、取り巻きが如く白髪の子の意見を肯定する女子。
それに挟まれた朱導は思う。
――――――――どうしてこうなった。と
さかのぼるは数十分前…。
俺はメイクを落とそうと、どの性別でも入れる障害者用トイレに入った。
入り口横の水道を確認するとそこを荷物で陣取り、化粧品を並べていく。しかし目当てのものが一向に見つからない。
数十秒程かけて目当てのものを見付けはした。そう。見付けはしたのだ。
中身はなかったが。
「クソッ!!!!!!!!!!」
バキィッ!と音をたたせながら、やり場のないこの怒りを足下のタイルに思いきりぶつけた。タイルにはヒビが出来ていた。
仕方無く俺は買いに行くことにした。家に帰ればもしかしたらストックがあるかもしれない。が、俺は家に女の姿で入りたくない。
なぜなら、俺は悪い意味で有名だ。恨みを持つ人間も少なからずは居る。そんなやつに弱味を握らせるわけにはいかないし、何よりも俺が嫌だ。
多少の腹立たしい気持ちと共に、俺は駆け足でショッピングモールへと向かった。
俺は白髪の子の勧めた商品を買いつつも、思考を巡らせ考える。商品はいつも買うのよりも多少高かった。
(それはどうでも良い。それよりここからだ、こんな感じになっちまったのは!)
思わず地面を蹴り抜きかけていた右足を確認すると、少し周りを見て誰もこちらを見てない瞬間に少し強く蹴った。
気分は晴れた。が、すぐにストレスフルになった。
女子特有の目移りだ。あっちも見よう。それに降り舞わせれる俺。
そして俺は現実逃避気味に、思考を巡らせ、思考の海へとダイブしていった。