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ラビッツ  作者: 無傷な鏡
121/367

一二〇 会いたかったなぁ


「えっ」


 タヌとラウルは家に帰ると、テムスとラーラの二人からシールとマーヤのことを聞かされた。


 二人は目を丸くして驚いた。


「ああいう美しい娘さんは、イスタルでは見たことないわ」


 ラーラは目を輝かせてそう言い、


「二人とも、とても感じのいいお嬢さんだったな」


 テムスは目を細め、二人のことを褒めるのだった。


「二人は元気そうだった?」


 タヌが訊くと、


「ええ。元気そうに見えたわよ」


 ラーラは笑顔で答え、


「会いたかったなぁ・・・」


 ラウルがため息交じりに呟くと、


「会えるさ、いつか必ず」


 テムスは二人に向かって優しく声をかけた。


 テムスの温かな声が二人の心に触れる。


「うん」


 ラウルは泣きそうな顔で頷き、


「そうだね」


 タヌは寂しそうな笑み浮かべた。


 そんな二人に、


「元気だしなさい」


 ラーラはそう言って微笑むのだった。


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