第4節 そこ、三回目
「そこ、三回目」
頭上から落ちてきた声に、三人は同時に顔を上げた。
蒸気管と排水管が幾重にも交差する、そのいちばん高いところ。
太い鋳鉄管の上へ、一人の少女が座っていた。
煤灰色の短い外套。
フードの影から、肩に届かない灰褐色の髪がのぞいている。毛先はきれいに揃っておらず、片側だけ細く編まれ、青い硝子玉のついた布紐で留められていた。
細い脚を管の両側へ垂らし。
柔らかな革靴の片方を、壁から突き出た金具へかけている。
灯りを向けられても、眩しそうに目を細めるだけで、逃げようとはしなかった。
灰緑色の瞳が、エレノア、ニコ、テオの順に動く。
最後に、エレノアの手帳へ止まった。
「いつから、そこにいたの?」
エレノアが尋ねる。
「鉄扉から」
「最初から?」
「あなたたちが入る前から」
少女は答えた。
ニコが帽子のつばを上げる。
「号外。三人の地下探検、最初から読者つき」
「探検ではないわ」
「共同調査だったね。迷って同じ分岐へ三回戻るまでは」
「環状構造を確認していたのよ」
少女は、潰れた圧力計を指した。
「一回目。右へ行った」
次に、低い蒸気の流れる正面通路を指す。
「二回目。白い蒸気へ入った」
最後に、三人がいま出てきた細い通路へ目を向けた。
「三回目。そこから戻った」
ニコが小さく拍手した。
「正確な観測記録だ。団長、異議は?」
「その呼び方は審議中です」
「審議する人が団長本人しかいないけどね」
エレノアはニコを無視し、少女へ向き直った。
「道を知っているのね」
少女は答えない。
「私たちを見張っていた?」
「違う」
「では、何のためについてきたの?」
「地上へ戻すため」
短い答えだった。
助けに来たのではない。
迷っている三人を心配したのでもない。
ここから追い出すために、後をついてきた。
その違いを、少女は一言で区切った。
エレノアは手帳を閉じた。
「残念だけれど、私たちは地上へ戻るつもりはないわ。道を尋ねたいの」
「どこへ」
「黄金列車」
「十三番線」
「古い機関」
三つの答えが、ほとんど同時に重なった。
少女の視線が、三人の間を往復する。
「同じじゃない」
「同じ事件を追っているわ」
エレノアが言った。
「答えが違う」
「目的地を別の言葉で表しただけでしょう」
「違うよ、クラウス嬢」
ニコが口を挟んだ。
少女ではなく、エレノアを見る。
「きみは黄金列車を見つけて、ルヴェールを捕まえたい。ぼくは十三番線の正体を見つけて、最初の記事にしたい。テオは古い機関そのものが目当てだ」
「記事のためだけに来たわけではないでしょう」
「九割は記事のためだよ」
「正直ね」
「残り一割は、黄金列車が本当にあるなら、一番に見ておきたいという純粋な少年心」
「それも記事のためでしょう」
「テオは?」
ニコが振り返る。
テオは工具箱を下ろし、潰れた圧力計の台座を調べていた。
呼ばれてもすぐには顔を上げない。
「機関を見たい」
「ほら」
ニコが両手を広げる。
「同じ入口に立っているだけで、行き先は三つだ」
「目的の違いは、進みながら調整できます」
エレノアは本気で答えた。
「まず対象へ到達し、得られた情報を共有する。そのうえで――」
「誰が決めるの」
少女が尋ねた。
「全体を確認できる者が決めるべきでしょう」
「クラウスが?」
「なぜ私の名前を知っているの?」
「駅前で呼ばれてた」
ニコが口笛を吹いた。
「見張りは地下だけじゃなかったらしい」
エレノアは一瞬だけ考え、少女の外套と靴を見る。
裾には湿った煤。
靴底には、煉瓦の粉と黒い水の跡。
地上から自分たちを尾行したのではない。
駅前の群衆を見たあと、別の入口から先回りしたのだ。
「あなたの名前は?」
少女は黙った。
「私たちの名前を知っているのなら、あなたも名乗るのが公平でしょう」
「公平じゃない」
「なぜ?」
「名前を知られて困るのは、そっちじゃない」
エレノアの問いが止まった。
少女は言葉を足さない。
ニコも、今度は冗談を挟まなかった。
沈黙を埋めれば、その理由まで勝手に決めることになると察したらしい。
やがて少女は、管の上でわずかに座り直した。
「リラ」
「家名は?」
「言わない」
エレノアは手帳を開かなかった。
「分かったわ。リラ。私たちが探しているものについて、知っていることを教えて」
「教えない」
「その顔は、知っているけれど私たちには話さない、のほうだね」
ニコが言った。
リラの目が、冷たくニコへ移る。
「あなたには、もっと話さない」
「初対面で情報提供の優先順位が最下位になった」
「当然でしょう」
エレノアは言った。
「あなたは、聞いたことをすぐ見出しにするもの」
「見出しにできないことまで覚えるのが、よい記者だよ」
「まだ記者ではないわ」
「その訂正、地下でも続ける?」
「必要なかぎりは」
「帰る」
リラが鋳鉄管から身を下ろした。
両手で管をつかみ、体を振る。
外套がひるがえった一瞬、髪に隠されていた長い耳が見えた。
次の瞬間には、音もなく床へ着地している。
細身だが、弱々しくはなかった。
長く歩き、狭い足場を上り下りしてきた者の動きだった。
リラは着地と同時に三方の出口を見た。
それから壁の小さな亀裂。
天井の保守孔。
三人が下りてきた通路。
部屋へ入れば最初に出口を数える者の目だった。
「こっち」
リラが左の通路を示す。
「地上へ戻れる」
「私たちは先へ行くと言ったでしょう」
「三回戻った」
「四回目は戻りません」
「また戻る」
「では、戻らない道を教えて」
「教えない」
エレノアとリラの視線が正面からぶつかった。
どちらも目を逸らさない。
ニコが二人の間で小さく息を吸った。
「号外。臨時探検隊、道を知る者と指揮を執る者が初対面から全面対決――」
「まだ探検隊ではありません」
「うるさい」
リラが言った。
エレノアとニコが同時に口を閉じる。
テオだけが、床へ片膝をついた。
工具箱を開いたのではない。
手袋を外し、掌を湿った煉瓦へ当てている。
「どうしたの?」
エレノアが声を落とす。
「揺れた」
三人も黙った。
最初に聞こえたのは、水滴だった。
天井から落ちた雫が、床の浅い水たまりを打つ。
一滴。
間を置いて、もう一滴。
その下を。
さらに低い音が通った。
聞くというより、靴底から骨へ伝わってくる振動だった。
潰れた圧力計の針が、かすかに震える。
壁の配管へたまった錆が、細い筋になって落ちた。
一度。
短い間。
もう一度。
同じ長さの間を置き、また床が震える。
規則的だった。
地上を走る大型貨物列車の轟音とは違う。
遠く、小さな機関が一定の速度で鋼輪を回している。
リラが配管へ顔を向けた。
無表情に見えた。
だが、右の靴先だけが動いていた。
振動が来るたび、革底が床を軽く叩く。
次の揺れが来る前にも。
同じ間隔で。
まるで、音を聞いて拍子を取っているのではなく、次の音が来る時を知っているように。
テオが顔を上げた。
「貨物じゃない」
「なぜ分かるの?」
「重さが足りない。貨物編成なら、先頭が通ったあとも荷重が続く。これは短い」
もう一度、振動が来る。
テオは床へ触れたまま、目を閉じた。
「小型機関だ」
「古い機関?」
エレノアが尋ねる。
「そこまでは分からない。けど、動いてる」
旧貨物入口で拾った金色の金属粉。
何度も抜かれた中空防振鋲。
五年以内に使われた封止材。
そして、現在も地下を走る小型機関。
別々だった事実が、暗闇の中で一つの音へ近づいた。
「正規の貨物列車が通る時刻じゃない」
リラが言った。
靴先は、まだ同じ拍子を刻んでいる。
ニコが、その足元を見ていた。
「きみ、その音を知っているね」
リラの靴が止まった。
「貨物の時刻を知っているだけ」
「それだけじゃない。次の揺れが来る前から、足が動いてた」
「見間違い」
「ぼくは、人が何へ反応したかを見るために噂を流す。見間違えないよ」
リラの顎が固くなる。
指先が外套の縫い目をつまんだ。
「列車は、どこを走っているの?」
エレノアが尋ねた。
「知らない」
「振動の周期を知っているのでしょう」
「知らない」
「事故が起きる可能性があるわ。古い排水路の近くを、時刻表にない機関が走っている。線路、分岐、周辺区画の情報を共有して」
「嫌」
「理由を確認させて」
「知らない人に、家までの道は教えない」
エレノアは、返しかけた言葉を止めた。
家。
この地下には、ただ廃線と排水路が残っているのではない。
誰かが暮らしている。
リラの視線が一瞬、右奥の通路へ動いた。
すぐに戻る。
それだけで、その先に家があるとは断定できない。
だが、少なくとも彼女は、三人の進路と誰かの生活がつながることを恐れている。
「あなたの家が、この近くにあるの?」
リラは答えなかった。
「住居があるなら、なおさら知らせるべきよ。列車事故になれば、地下だけでは対処できない。警察へ連絡して、危険な区画を封鎖し、住民を――」
「住民の名前を聞く」
「名前を渡せとは言っていないわ」
「道を聞く」
「必要な範囲だけ共有すればいいでしょう」
「最初は、そう言う」
リラの声は小さかった。
だが、さきほどより一語ずつが明瞭だった。
「事故の場所だけ。危ない道だけ。住んでる人数だけ。名前は聞かないって言う」
「グレアム警部なら、住民を理由なく拘束するようなことは――」
「警察へ知らせたら、警察だけが来るの?」
エレノアは答えられなかった。
事故が起きれば、警察が来る。
鉄道局が来る。
記録院へ照会が行く。
土地と設備の所有者が調べられる。
住居として登録されていない区画なら、別の問題が始まる。
それでも、事故の危険を伏せてよい理由にはならない。
「知らせなければ、逃げる時間さえ失うかもしれないわ」
「知らせたあと、帰る場所がなくなる人もいる」
低い振動が、二人の間を通り抜けた。
エレノアは、リラから目を逸らさなかった。
「情報を共有しないことで、守るつもりの人を危険にさらすこともある」
「情報を欲しがる人が、危険なこともある」
「私は、あなたの家を奪いたいのではありません」
「奪う人も、最初は聞くだけ」
リラの指が、外套の縫い目をさらに強くつまむ。
そのとき。
ニコが後ろを振り返った。
「待って」
今度は彼が、声を落とした。
三人が下りてきた通路の奥。
白い蒸気の向こうで、細い光が動いた。
エレノアたちの携帯灯とは違う。
足元を広く照らさず、壁の番号札や配管の刻印だけを、一本ずつなぞるような光だった。
金属が煉瓦へ触れる。
靴音。
一人ではない。
「保守員?」
エレノアが囁く。
「違う」
テオが答えた。
光の下へ、黒い靴の先が一瞬だけ現れた。
「保線靴じゃない。底の鋲が外周に寄ってる」
「では、誰?」
ニコの表情から、いつもの笑いが消えた。
「駅前にいた」
「知っている人?」
「ぼくが十三番線の噂を流したとき、黄金列車じゃなく、《十三番線》という数字に反応した男だ」
白い光が、また壁をなぞった。
分岐を一つ確かめるたび、こちらへ近づいてくる。
「あなたの試し噂を聞いて、追ってきたのね」
「聞かせた」
ニコは言い逃れをしなかった。
「エレノアが訂正したから、公表されていない情報を持っているとも分かった。入口の方角を見たのは確認できた。でも、ぼくら自身をここまで追うとは読めなかった」
「反省会はあと」
リラが短く言った。
右の通路を見る。
左の通路。
頭上の配管。
最後に、追手の光。
さきほどまでエレノアたちを地上へ戻そうとしていた少女の目が変わった。
三人ではない。
三人の後ろから来た大人たちを、どこへ通さないか。
そのための道を探している。
リラが、白い光へ向き直った。
「戻って。この先に人がいる」
細い照射灯が止まった。
先頭を歩いていた男の靴音も止まった。
男が後ろを振り返り、細い光が床から離れて暗がりの奥へ向く。
警告は届いていた。
短い沈黙のあと。
さらに奥から、低く、よく通る声が返った。
「進め」
止まっていた靴が動き出した。
白い光は、今度は迷わず分岐へ近づいてくる。
「来て」
リラは、地上へ戻ると示した左の通路ではなく、低い蒸気の奥へ駆けた。
「そちらは地上ではないでしょう」
「違う」
「どこへ行くの?」
「向こうを、家へ近づけない場所」
リラは振り返らない。
外套の内側から小型灯を取り出し、遮光板を細く開いた。
青緑色の光が、床に一本だけ落ちる。
「灯りを絞って。見つかる」
エレノアは携帯灯の覆いを閉じた。
ニコも続く。
テオは工具箱を持ち上げる。
背後で、大人の声がした。
「足跡がある。子どもだ」
細い照射灯が、三人のいた分岐へ届く。
リラが蒸気の向こうから言った。
「早く」
「私たちを逃がしてくれるの?」
「あなたたちを助けるんじゃない。そっちへ行かせないだけ」
白い光が、蒸気を切り裂いた。
「ニコ、後方確認。人数と距離だけ報告して。テオは床と配管。危険を見つけたら止めて」
エレノアは走りながら指示を出した。
「では、あなたが案内」
「決めないで」
リラは即座に返した。
「でも案内はするのでしょう?」
「わたしが決めたから」
「結果が同じなら――」
「同じじゃない」
リラは、先ほどとまったく同じ言葉を使った。
ニコが最後尾から囁く。
「続報。四人目、加入と同時に団長命令を拒否」
「加入してない」
「まだ結成もしていないわ」
「二人とも、そこは意見が合うんだね」
「前を見て」
通路が急に狭くなった。
煉瓦の壁へ、太い排水管が斜めに食い込んでいる。
その下に、人ひとりが屈んで通れるほどの隙間があった。
リラは迷わず膝をつき、外套の裾を押さえて潜り込む。
エレノアが続こうとしたところで、テオが肩をつかんだ。
「待て」
「何?」
テオは隙間の上を走る管へ触れた。
指先についた錆を見て、管を小槌の柄で軽く叩く。
鈍い音がした。
「上へ体重をかけるな。留め具が腐ってる」
「では、どこへ手を置けば?」
「左の煉瓦。黒いところは濡れてる。赤いところを持て」
エレノアは示された煉瓦へ手を置き、体を低くした。
工具箱は、そのままでは通らない。
テオが横へ倒し、先に隙間へ押し込む。
向こう側でリラが受け取った。
「持って」
テオが言う。
「重い」
「落とすな」
「分かってる」
リラの声に、初めてわずかな苛立ちが混じった。
ニコが後ろを見たまま、声を絞る。
「追手、分岐へ到着。三人。ひとりは壁の印を調べてる。ふたりは足跡を追うつもりらしい」
「入って」
リラが言う。
「報告役は最後尾だ」
「捕まったら報告できない」
「もっともだ」
ニコは帽子を脱ぎ、先に隙間へ押し込んだ。
体を横にして潜る。
その靴底が消れた直後、通路の角へ白い光が差した。
テオが最後に身を屈める。
背中のすぐ後ろを、細い照射灯が横切った。
「いたぞ!」
大人の声が反響する。
テオの肩が隙間へつかえた。
「工具箱の留め金!」
リラが反対側から言う。
「右へ回して」
「見えるのか?」
「影が引っかかってる」
テオが肩をひねる。
外套の金具が煉瓦を擦り、火花が一粒だけ散った。
次の瞬間、太い腕が隙間を抜けた。
エレノアとニコが両側から引く。
テオの体が転がり込むのと、追手の手が煉瓦の向こうから伸びるのは、ほとんど同時だった。
「閉じられる?」
エレノアが尋ねる。
「閉じない」
リラは工具箱を床へ置き、さらに奥へ進む。
「閉じたら、道があるって分かる」
「もう見られているよ」
ニコが言う。
「大人には狭い。抜けるまで時間がかかる」
排水路は、さらに低くなった。
四人は一列になり、手と膝で進む。
底を流れる水が手袋へ染み込む。
頭上では、追手が煉瓦へ工具を当て始めていた。
硬い金属音が、狭い管の中を追ってくる。
「急いで壊す気だ」
テオが振り返る。
「あの打ち方なら、留め具ごと落ちる」
「どれくらい持つの?」
「長くない」
「ニコ」
「後方、まだ通過者なし。ただし読者諸君、壁の向こうから非常に不評な工事音が――」
「短く」
「追いつかれる」
「十分です」
「団長の要求が、最初より簡潔になった」
「あなたの報告が長いからでしょう」
前方のリラが、肩越しに振り返る。
「静かに」
その顔は無表情だった。
だが、灰緑色の目が何度も四人の後ろを確かめている。
追手を恐れているだけではない。
この道がどこへつながり。
大人たちが別の分岐を選んだとき、誰のもとへ近づくのか。
自分が漏らした一つの道順が、どこまで届くのか。
それを数えている目だった。
排水路の先に、縦長の暗がりが見えた。
リラが錆びた格子へ手をかける。
押しても動かない。
テオが横から覗いた。
「蝶番じゃない。下の溝に錆が詰まってる」
「開けられる?」
「蹴るなよ」
「蹴ってない」
「蹴ろうとした」
「急いで」
テオは作業ナイフほどの薄い工具を溝へ差し込み、固まった錆を掻き出した。
一度。
二度。
格子が低く軋む。
リラが両手で押した。
人ひとり分の隙間が開く。
彼女が先に抜け。
エレノア。
ニコ。
工具箱を押し出し、最後にテオが続く。
四人が出たのは、煉瓦壁と古い排水槽に挟まれた、細長い保守溝だった。
天井は先ほどより高い。
だが、左右を壁に閉ざされ、出口は見えない。
「行き止まり?」
エレノアが尋ねる。
「違う」
リラは正面の煉瓦壁へ近づいた。
耳を当てる。
フードの下から、長い耳の先がわずかにのぞいた。
テオも壁へ掌を置く。
ニコは息を殺した。
追手が格子を壊す音は、まだ遠い。
それとは別の方向から。
壁の向こうから。
低い汽笛が響いた。
長く、深い音だった。
警告というより、暗闇の底で自分の位置を知らせるような汽笛。
煉瓦の目地から、煤が細くこぼれた。
リラの靴先が止まる。
テオが壁へ置いた手を動かさない。
エレノアは無意識に手帳を握った。
ニコでさえ、見出しを口にしなかった。
次の瞬間。
煉瓦壁の細い隙間を通り。
煤の暗闇へ、金色の光が一瞬だけ走った。




