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選者の傾向も大事

2次に通ったらの話だが、文学賞を狙う以上、選者の傾向を無視することはできない。


作品の完成度だけで勝負できる、という考え方は現実的ではない。


文学賞には選考する人間がいる。


その人間には、好みがあり、苦手な表現があり、評価基準の癖がある。


これは善悪の問題ではなく、避けようのない前提である。


多くの応募作が集まる文学賞では、選者は短時間で判断を下す。


その際、「このタイプは通しにくい」「この構成は読みづらい」という経験則が必ず働く。


どれほど理屈の上で正しくても、選者の中に警戒心を生む要素があれば、それだけで不利になる。


したがって、文学賞狙いの小説には傾向と対策が必要になる。


自分が書きたいものを書く前に、「誰が読むのか」「どこで弾かれやすいのか」を把握しておく必要がある。


これは迎合とは違う。


選者の癖を理解した上で、その範囲内で勝負するという判断である。


文学賞は、純粋な表現の場であると同時に、競技でもある。


競技である以上、相手の傾向を分析し、対策を立てることは不可欠である。


このことは「なろう」が婚約破棄に偏ることと同じことである。


石原慎太郎が青山七恵の「ひとり日和」を強く推して芥川賞受賞に至ったのは、わたしの感じでは東京都知事だったからだとしか思えない。

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