表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/51

登場人物の数は話の長さに比例する

小説における登場人物の数は、話の長さに比例するのが普通である。


短い話に多くの人物を詰め込めば、それだけで読みにくくなる。


短編や中編では、人物を十分に描くための文字数が限られている。


そこに過剰な登場人物を配置すると、一人ひとりの役割が薄まり、物語の焦点がぼやける。


結果として、「何の話なのか分からない」作品になりやすい。


文学賞では、限られた字数の中でどれだけ密度を保てているかが見られる。


登場人物が多い作品は、それだけで説明量が増え、物語の推進力が落ちる。


人物が増えるということは、視点、関係性、動機を整理する必要が生じるということだ。


その整理に文字数を使えば、肝心の場面が削られる。


これは構成上の損失である。


長編であれば、人物を増やす余地はある。


しかし短い話で同じことをしようとすると、構造が破綻する。


登場人物の数が話の長さに比例するのは、そのためである。


文学賞狙いの小説では、人物は少ないほうが有利になる。


少ない人物で衝突を作り、関係を深め、変化を描けるかどうかが問われる。


登場人物を増やすことは、世界を広げることではない。


話の長さに見合わない人数を出すことは、密度を下げる行為である。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ