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贔屓が過ぎたのは解っている。それに伴う立場の危うさだって気付いていた。
それでも、クラスで浮いてしまっている彼女に何もできない自分が、ただただ情けなくて行動してしまった結果、一人で食事をさせてしまうところだった。
だから、結城に声をかけてお願いしたのだ。
快く引き受けてくれた大半は善意だったのだろうが、話を聞くとそれだけでは無かった気がしてくる。
それでも、それが解っていたとしても頼んだだろう。
失敗だったとは思っていない。仮に噂なりになったとしたら、彼女に非難が行かない様、自分一人が舞台から降りればいいのだから。
それが彼女を悲しませる結果になるとは解っていても、今の立場で採れる最善ならば構うことは無い。
俺は、もしかすると罰してほしいのかもしれない。
無垢な彼女を弄んでいる罰を。それでもなお思いを手放せないでいる罰を。
彼女を解放してあげる切っ掛けを、欲しているのかもしれない。




