無能クラス(ほんとはすごい!)
私たちは中学まで義務教育なんだ。
でもだんだん能力で差が出たり、差別みたいなのが出てきて。
高校へは、行かないで働く子も多い。
特に女の子は、能力がイマイチだと、お金かけてもらえないって。
だから高校にいくと、圧倒的に男子が多いんだ。
ひどい話だよ。
でもね、ママがいってたけど。
学力は、生きていく糧になるから。できる限り学んだほうがいい。
能力だけに頼って生きていってもそんな世界いつかおかしくなるから。
ってよく言ってた。
悪いことも良いことも学ばなきゃわからないから!って。
うちはね、父はいないの。
産まれてすぐ私の能力がわかると、離婚になったみたい。
ママははっきりは言わないけどね!
最低だよね!
でも。ママは私にたくさん愛情をかけてくれたと思うんだ!
怒ると怖いけどね~⋯⋯。
だから私は、堂々と高校へ通っている。
私の通う高校は、県内では名のしれた偏差値高の高校なの★
んふふふ。すごいでしょ〜。
私は実は才女!
なーんて(笑)
よーちゃんの家庭教師のおかげもあるけどね!
でも。
クラスがねぇ。
やっぱ能力別クラスとなるわけよ。
AからEまであって。
能力別になってるわけ。
わかる?私はEよ。E。
Eは、能力的に変わった能力が集まっていて。
無能クラスとか影で言われてる。
でも。私は、聞いたことないみんなの能力聞くと、感心するけどねぇ。
でもね〜!!よーちゃんは別!
全校生徒誰にもかなわない学力。
だからよーちゃんはAクラスでもいいと思うけどなぁ。
でも。よーちゃんは私と同じEクラスなんだ。
この高校のAクラスは国が目をつけてる子達ばかりの優秀な生徒が多いんだって。
高校はね。四年生まであって、
そのさらに上が専門課程で、プラス2年あるの。
そこまで行くと、国家公務員とか、大手企業とかね。
すごいエリートの道が約束されているみたいね。
でもねぇ。
四年生で卒業したって!
学力は十分なので。
最低限のとこには就職できます!
たぶんね★
クラスに入ると
「まなみ〜。おはよう〜。」
仲良しのゆうちゃんが手を振る。
ゆうちゃんの能力は、一度見た物をそのまま絵にできるの。
すごくない?!
見たものをそのまんま絵にかけるんだよ?!
でもね。いま、カメラだの携帯電話だの。何でも簡単に写真を撮れちゃうから。
全く必要のない能力って言われちゃって⋯
ここにいるの。
「まなみ!まなみ!さっきBクラスのやつになんか言われてた?」
高橋くんがチキンナゲットほうばりながら駆け寄ってくる。
ぬ!いくら食べても太らないからって朝から食べ過ぎ!
「あーあれBクラスだったんだ〜?ハトが、フン頭に落としたぜ。」
海がニヤッと笑いながら、高橋くんのチキンナゲットを横から取ると
「うまいな。相変わらず。お前って、ものすごくうまいチキンナゲット作る能力もあんじゃね?!」
えー?
追加能力?!
私たちにはまれに、大きくなるにつれて、追加の能力が出てくるときがあるのね。
もし、スペシャルな能力が出てきちゃったりなんかしたときは!
大騒ぎ。
ニュースになっちゃう!
まあ、滅多にないんだけどね。
「んーどうかなぁ?ほら。能力再検査はお金かかるからね。それにチキンナゲットだけうまくできてもねぇ。」
ええ?!
とんだ宝の持ち腐れじゃない?
私は高橋くんの手をつかみ。
もちろん横からチキンナゲットをつまんで1個食べながら。
「たたた!高橋くん?そんなことないよ?!高橋チキンナゲット店を開いて、朝から晩まで売りまくろうよ!!!私と!!巨万の富を築こう?!」
「ええぇぇぇ〜」
高橋くんは顔を赤くして驚く。
すると⋯
「まなみ。高橋くん困ってるからね。
近すぎだよ。」
横から、よーちゃんが私の手を高橋くんから離すと、
「まなみ、高橋くんのチキンナゲット店はキッチンカーとかから始めて、大会で優勝とかそういうののがいいよ。キッチンカーなら1人でもちろんできるからね!高橋くん!」
ナイスのアイディアを言ってくれた!
すごいアイディア!
そういうので賞をとれれば箔が付くね。
「卒業したらそういうのいいかもね!いいなぁキッチンカー」
うちのクラスはね、他と違って能力が様々だから。
人数も15人しかいなくてすくないの。
だからなんだかんだでみんな仲良し。
15人中女子は私とゆうちゃんだけなんだ。
だから⋯わかるでしょ?
能力の高さ低さで女の子は損をしているってこと⋯⋯。




