時空外内取り締まり所
登場人物:炉狗闘 葉八
上司
後輩
3716年3月5日 時空外内取り締まり所
「前回の時空軸転移装置の転移実験にて新しくタイムロック水晶というのが出ていた、未だ回収また目視での確認はできていないがタイムロック水晶は、時空軸移動をした際のエネルギーでできた結晶かと思われていて、、、」
ここは時空軸取り締まり所研究室だ。
会議が終わり、自分のオフィスに帰ろうとすると後ろから声をかけられ
「せ〜ん〜ぱ〜い〜」
「どうした?」
「今回のタイムロック水晶なんですけど、なんか淡々と話していてたけどすごい発見じゃあないですか?」
「確かに今回の水晶のことはすごいが、
時空軸外に装置を飛ばす実験があるだろ?
その時に失敗したものが回収されたんだが、装置に、付着したタイムエネルギーが検出されていたんだ。
その時に推測として、もっと強いエネルギーが発せられた時にエネルギーが結晶化される可能性があるという研究結果があったんだ。
これまでのスピードが遅く出てこなかっただけで、
スピードが上がれば、結晶化される可能性がある。
だからその時の推測があっていた=ある程度予測できていたもの
ということで重大的な発表にせずに淡々と発表されたというわけだ」
「ふ〜んそうだったんですね!でもやっぱり研究結果がちゃんと同じだったってことはやっぱりすごいことじゃないんですか?あっ!時間だ!じゃあ先輩、説明ありがとうございます!じゃあ次の教習があるんでいきますね〜」
タッタタッタ!!
「走るなよ〜」
確かに今回の発表は淡々と発表してもおかしくない内容だ、だがしかし問題はこれからだ。
未だ回収されていない、という言葉に釣られてエネルギーハンターが動くだろう
《エネルギーが結晶化された》と聞けば膨大なエネルギーを想像して多くのエネルギーハンターが現れるだろう。
ただ未確認、地球にどれだけのダメージを与えるかわかっていないためエネルギーを売り買いされてしまったらたまったもんではないのである。
まあオフィス仕事の僕には全く関係のない話ではあるのだが。
さあオフィス仕事でもするかと席に着くと上司から連絡があった。
「葉八か?今回の《タイムロック水晶》の件についてなんだが、取り締まりの役長をお前に任せてもいいか?」
「はぁ⤵︎、別にいいですけどなぜ僕に?」
「、それはだな、他に取り締まりを行える人がいなくてな〜、しかも経験豊富な君に任せれば、取り締まりも上手く進むだろう?だから君に任せたいんだよ。」
「まぁわかりました。
では、いつから取り締まりを?」
「早ければ明日から、それが無理でもできるだけ早く取り掛かってほしい。」
「わかりました、残りの仕事があるので明日すぐには無理ですが、明後日あたりにはできると思います。」
「わかったありがとう!じゃあ君の活躍ぶりを見させてもらうね」
「では、」
ガチャ、
とてもいそうでいたようだったな、普通このようなリーダーになるような仕事だったら一週間は前に教えてくれそうなものだが明日など、結局明後日になったが妙に慌てていたような。
まあ僕の仕事には関係ないことだし、明後日からはタイムロック取り締まり役長になるわけだし、今週は忙しい週になりそうだな。(まだ月曜日なのに、、、)
3716年3月6日
上司「タイムロック水晶が出て来たこれでまたやり直せる」