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怠惰でチートな異世界創造者(マジッククリエーター)  作者: 市川キキ
第3章、魔国へ
53/62

53話、超音速旅客機『コンコルド』

誤字脱字あるかもです。

「ハルキ、魔国って正確にはどの辺にあるんだ?」

「あ、それ私も気になってました」

「え? お前ら魔界の場所しらんの?」



 確かに獣国でアウリールに聞いたときに、「人間国と獣国がある大陸の裏側」としか言っていなかったことを思い出す。



 大陸の裏側と言っても掘り進むわけではなく、地球同様丸くなっていると考えればなんてことはない。ただ真っ直ぐに進めば魔界につくだろうと安易に想像できる。それでも方位は気にしないといけないが。



「とりあえず正確な方位はカレンに教えてもらうとして、移動方法は考えてある」



 この世界アールマティは地球と同じように約6割が海になっている。船を造って海路で進んでもいいのだが、海の中に魔物がいないとは限らないので、念のため空路で進むことにした。



 空にも魔物はいるかもしれないが、海よりも回避や撃退は簡単だ。



 海は船の底を攻撃されたり、スピードがある魔物相手だと分が悪い。それに加えて海の中まで視界が届かないことや、海の中に離脱されたら攻撃の手立てがない。



 それに対して飛行機はスピードも出るし、万が一裏を取られたとしても雲の中でなければ攻撃することができる。それに船よりスピードが出るから魔国までそんなに時間はかからない。



 遥希はこれらを考慮した上で空路を進むことを決意した。だからと言って警戒を怠るようなことになれば危険なため、常に警戒はしておこうと考えている。



「兎に角、少し進んで開けた場所に言ったら早速向かうぞ」

「おー!」

「全く元気なやつらだな」



 遥希は三人の気力の高さに苦笑しつつ歩みを進めるのであった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~



「……あれがハルキ・シンザキか」

「あぁ、そのようだな」



 遥希たちが街を離れ話をしていた時、遠くからそれを見ている二人がいた。



「どこに行くか分からないが、馬車を持っていないところを見ると徒歩で移動するらしい」

「俺らはそれをつければいいんだな?」

「あぁ、簡単な任務でよかったよ」

「そうだな。ガキどもを付けていればいいだけだからな」



 その二人は声を殺して笑った。この後予想外の展開にすぐに見失うことも知らずに。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「さてと、ここまでくればもういいだろ」

「? 何をするんだ?」

「少し待ってろ」



 草原に着いた遥希一行は、遥希の案で木の前で一度止まった。因みにこの木には特に用はない。何となくだ。



 遥希の成そうとしていることに三人は揃って小首を傾げた。遥希はその様子を見て、姉妹みたいだな、とそんなことを思い少し微笑む。



 その後すぐに目を瞑り、思考を凝らしイメージと魔力を収束。「それ」の大体の構造や仕組み、フォルムを頭の中で構成。「それ」が頭の中で、精巧な模型になっていく。そして



三文字解放(トリプルキャスト)、飛行機!」



 その言葉と同時に「それ」が目の前に構成される。遥希の魔力を吸いながら少しずつその姿を現していく。細かな粒子から霧に、そして「それ」はその霧は光に包まれながら形作り始める。



 わずか数秒の間、その間に目の前には飛行機が現存していた。



 その飛行機の名前は『コンコルド』。地球でイギリスとフランスが共同で開発した超音速旅客機だ。



 『コンコルド』は現在の地球ではすでに引退している。その理由は墜落事故だったりソニックブームなどの環境問題だったりなのだが正直、この世界でそんなのはどうでもいい。



 遥希は環境へ与えるダメージより『コンコルド』の速さを求めた。その速さは最高でマッハ2,0。マッハ1は340m/sだからマッハ2というのはそれの二倍、つまり1秒間に680メートル進むということだ。(実際、340m/sというのは気温15°で標高0メートルの時だから、本来であるならコンコルドのスピードは少し下がる)それでもかなりのスピードが出るのは確かだ。



「さてと、これを維持するための魔力にも限界があるから早くいくぞ。そこから乗れ」



 唖然というか呆然というか、そんな顔で『コンコルド』を眺める三人を横目に、遥希はさっさと搭乗する。



 遥希のその動作に我に返ったのか、三人は言葉を発しないまま後に続いた。



「お前らは適当なところに座れ。とはいっても地球の本物と比べてコンパクトにしたから席もそんなにないけどな。あ、あとあんまり燥ぐなよ? あとないと思うが、外装に傷とかつけるな。息ができなくなるからそのつもりで。それじゃあ俺は操縦席に行ってるから何かあったら来い。一番前だ」



 遥希は簡単に注意事項だけ述べ、さっさと操縦席に向かった。



 残った三人が少しの間、口を開かなかったことは想像に難くない。



『それじゃあ出発するからな。適当に捕まってろよ』



 いきなりのアナウンスに静寂を貫いていた三人はビクッと身体を揺らす。



 その数分後、超音速旅客機『コンコルド』は魔国に向かって動き出した。



*おまけ*



男1「それにしても退屈だな」

男2「全くだ。あの木のところから一歩も動かないもんな」

男1「俺眠くなってきたよ……」

男2「俺もだ………」


 ・1分後・


男2「ん、あ! ねちまった! おい起きろ!」

男1「あぁ……! そうだ奴らは!?」


 ゴォォォォォォォオオオオオオオ!!!(コンコルドの発射音)


男1,2「んなぁ!? はぁ!?」


さぁ、どうでしょうか。超音速旅客機『コンコルド』は。

自分自身、結構すごいモノをだしたなぁ、と思っています。


何か出してほしい科学製品的なものがあればコメントください!!

検討した後、出していこうと思います! 

といっても、検討しないで採用する場合が多いかもしれませんが……。


感想、意見何でも受け付けています!!

コメントよろしく!

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