タイトル未定2026/04/18 22:27
…は!?翔子殺人事件の犯人って疑われたの!?」
夜ご飯の麻婆豆腐を食べながら文也が大声を上げた。
口の中のものが全部見えちゃってるよ。
ごっくんしてから話してください。
その時のことを思い出してムカムカしながら文也に伝える。
ちなみに今日の麻婆豆腐は豆腐はイライラして力任せに潰したからか跡形もなく、唐辛子を入れすぎてとても辛いものになってしまった。
からーい!と言いながらちゃんと食べてくれる文也。良い夫である。
「その警官が変なおじさんだったのよ。
いきなり話しかけてくるし、笑麻にイタズラするのかと思ったもん。」
辛い麻婆豆腐を食べながら、今日あったことを話す。
「さすがに周りの人が止めて、私はそのまま帰ったけど、通り過ぎる人全員にやってるみたいよ」
迷惑な話よね〜と流そうとすると、
「いや、でも間違いじゃないなぁ。
犯人は現場に戻ってくるって言うし。」
文也は目をキラキラさせながら話し出す。
あーそうだった。
この人見た目は子供、頭脳は大人な小学生大好きなんだった。
付き合いたての頃、一緒に映画を見に行ったが、1番びっくりしたのは推理もすごいがアクロバティックが小学生のそれじゃない。
スーパー小学生だ。
いや、小学生でもないか。
「えー、それじゃ朝のお散歩できなくなっちゃうじゃない。
笑麻ちゃん楽しそうにしてくれてるのに」
こんなかわいい子がいたら、攫われちゃうわ。
警察の人、早く犯人捕まえてくれないかなぁ。
主婦の1日は何かと忙しい。
子供もいたら尚更だ。
さらに仕事もしてる人なんか、すごいの一言では片付けられない。
そんなことを考えながら朝から笑麻ちゃんのご飯の支度から、洗濯物やらお布団干しなど細々した家事を片付けていく。
もうルーティン化してるので、体が勝手に動いてくれるのは助かるなぁと考えながら笑麻ちゃんに朝ごはんの離乳食を食べさせていく。
文也は出張で朝早くに家を出て行った。
笑麻ちゃんに朝の挨拶ができなくて陰で泣いていたのは見なかったことにした。
バタバタで出て行ったからか、玄関の下駄箱の上にメモが1枚残されている。
時間と場所
つながり
誰が得をするのか
なにこれ?」
一枚のメモを手に取り考える。
ははーん。
これはあれだな。
昨日の話を聞いて文也が書いたんだな。
頭脳は子供、体は大人なあいつが。
面白そうだからこのままにしとこう。
メモを裏返しながら、いつものルーティンをこなしていく。
さー、今日も1日頑張ろー!




