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ジュエル☆クイーン♡スクーリング  作者: 葉月 優奈
八話:地下のアイドルとフローライト
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~~エメラルド城・フローライトの部屋~~


フローライトの部屋は少し変化があった。

前は青一色の部屋だったが、白と黒を基調にしたゴシック調の部屋に変わっていた。

家具は白で、一部が黒で統一されていた。

まるで白黒画像の中にいるかのような錯覚になる。

その中に、椅子に座ってうつむいているフローライトがいた。


「フローライト、元気ないぞ」

「大臣さん……はい」

いつもながらに怯えながら俺の方を見ていた。

少し緩和したかに見えたけど、警戒は相変わらずしっかりしていた。

いつの間にかワイシャツに着替えていたフローライトは、じっと椅子の上でぼんやりとしていた。


フローライトの横顔はやっぱり佳乃だ。

でも佳乃の明るさがどこにもないのがフローライトだ。

このフローライトこそ、本当の佳乃の素なのだろう。

だとすれば彼女のことをもっと知りたい。そう言う気持ちに駆られてしまう。


「それじゃあ教育しようか」

「……はい」

(なんか教育には素直なんだな)「じゃあ運動着も着ているし体育はどうかな?」

「ええっ、体育ですか?私は体育の授業を受けたことないです」

いきなりフローライトは困った顔を見せた。


「何事も経験だよ、フローライト」 

「でも……」

「体が弱いのか?」

コクリと頭を下げることで答えたフローライト。

部長が佳乃は体が弱いと言っていたな、パラメーターも生命29って出ているし。


「難しい運動はしないよ。始めは……そうだな、散歩とか軽いジョギングから始めようか」

「私なんかできますか?」

「できるよ、君は頭がいい」

「……はい」

半分泣き出しそうな顔で、フローライトが答えていた。

でも教育になると、食いついてくれるのはありがたい。

一応教育をする大臣だからな、そこが上手くいかないとどうにもならないけど。


「じゃあ、早速体操着に着せるね」

「もう着ています」

そういいながらフローライトがワイシャツを脱ぐと、それはブルマ体操着だった。

体操着から見える胸はやはり大きい、体は完全に佳乃だ。

ちょっとエロい体を見て、思わず俺は顔をそむけてしまう。

なんで胸をわざわざ寄せるんだ、フローライトは。


「ではとりあえず、体育の教師を雇って……」

タッチペンを操作すると、部屋の奥からなぜかドワ太がやってきた。

このドワ太は青ドワ太だ。ゆっくりとやってくる小人は、堂々と腕を組んでいた。


「大臣、やっておるか?」

「ああ、フローライトと少しは打ち解けました」

「そうか……だが彼女をまだ知らぬようだな」

何か意味深なことを言ったドワ太が俺の方をじっと見上げていた。



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