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#89これはマズイ…

 これは非常にマズイ。

 私、佐藤咲さとうさきはココくんに尋問されるというご褒美タイムを目の前に思考をフル回転させていた。

 というのも私がこの所有されている世界に管理者の権限なくして侵入している理由をどう言い訳しようか考えていた。

 私はこのゲーム開始初日、私はウサギの獣人としてこのホリゾンタルワールドにログインした。

 ウサギの獣人を選んだ理由はココくんをすぐに見つけるため!

 ウサギさんの耳は人間よりも音を取るのに優れていると思ったから。そしていざログインすると私の予想通りココくんの声が聞こえた。

 私はココくんの声を頼りにココくんの元に辿り着くとココくんは男の人と一緒にいた。

 ココくんの知り合いかな?

 けど全身白い皮防具で身を包んでいるけどその格好で恥ずかしくないのかな……

 私は疑問に思いながら聞いていると、どうやらココくんは男の人とドラゴンを倒しに森に行くのを背後からストーカー……じゃなくて後ろからついて行っていた。

 そしてドラゴンを討伐してココくんが始まりの街に戻って、海の方角に向かっていった。

 私はココくんが可愛すぎて戦闘しようにも躊躇しちゃってスライムとかに防具を溶かされて色々されてしまう気がしたからなんとなく後をつけていた。

 ココくんが背後を取られようものなら背後で剣を弾いてココくんの邪魔にならない程度に手伝ったり、夜営中に狼に食べられないよう私の魔法で結界を作ってあげたりしていた。その代償の変わりにココくんの寝顔を始まりの街の古道具屋になぜか売っていた使い捨てのカメラで写真を撮ったりさせていただいたりしていた。

 それでココくんがメイリアスに入る時の審査で流石に赤外線センサー的な何かがありそうだったからばらばらに入った。

 けどその後ココくんがログアウトしちゃったからとりあえず私もログアウトしてその日はゲームをやめた。

 そして次の日、学校から帰るとすぐに勉強をしてゲームにログインしてひたすら隠蔽系スキルを取得していた。

 次にココくんに出会った時、さらに高度なストーキングによってココくんをストーカーする為だ。

 そしてゲーム内で昨日、私は森で新しい武器を作るために森に来ていた。

 私はあまり痛いのは嫌だからあまり攻撃されない遠距離での攻撃ができる弓使いをしている。

 弓使いなら相手にあまり攻撃されないから怖くもないし痛くもないから私に合ってると思ったから。

 メイリアスのそばの森でとても強度が高い木があるらしい。

 というのもギルドと連携している酒場のマスターが……

「君、弓兵なの?」

「え、あ、はい。私は弓使いをしています」

「そうなんだ…小さいのに立派だね〜」

「ありがとうございます」

 やっぱりこの年齢で酒場はダメだったかな。

「そ、それで私に用ですか?」

「あ、僕はここの酒場のマスターをしている者なんだけど、君は酒場じゃなくて鍛冶屋の方に用があるんでしょ?」

 え、鍛冶屋?

 とりあえずここは誤魔化さないと…

「え、ま、まぁそうです」

「だよね。夜は基本酒場オンリーなんだけどせっかく来てもらったから……ご注文は?」

 ま、まぁ…ちょうどいいや。

 私は背負っていた弓を手に取って…

「この弓と同じくらいの弓をもう一つ作って貰ってもいいですか?」

「同じくらいの大きさってこと?」

「はい」

「少しその弓見せてもらってもいいかな?」

「あ、はい、どうぞ」

 私は弓を酒場のマスターさんに渡す。

「うん、わかりました。それで素材はどうする?」

「素材……私はその辺りよくわからないのでお任せします」

「う〜ん……お任せしますと言われても…」

 酒場のマスターは頭を書きながら唸る。

「うちにある素材を使っても良いんだけど意外と高くなるよ。持ち込みならかなり安く作ってあげれるんだけど…」

「じゃあ素材を取りに行って来ます。どこの素材が一番良いですか?」

「このそばの森ならどこでもいいよ。とりあえず長い枝とか丈夫な糸があれば作れるから」

 ということで森の木を回収しに来ていた。

 そこで私は愛しのココくんとクラスメイトの陸くんを見つけた。そこからはただただ二人の後をついて歩いていた。

 ココくんは魔術師なのか、トカゲのモンスター?リザードマンに魔術を放ちながら短剣で戦っていた。

 ココくんの一生懸命、短剣を振るあの顔可愛いなぁ〜

 まだ魔術の火力の調整が上手くできなくて森の大部分を焼いちゃったりしているのも凄く可愛い。

 そしてなんと言ってもココくんの優しさ。

 帰り道に怪我をしている狼を治療してあげる心優しさ。

 さすが可愛くて優しいココくん。

 私はその様子を見ながらココくんが視界に入るところで敵モブをひたすら殲滅していた。

 するとココくんの方に一人の男の人が接近していた。

 一応ココくんの知り合いという点を考慮して様子を伺っていたら、ココくんに緑色のガスを背後から吸わせて寝かせるという行為を行ってきた。

 即殺すべき慈悲はない。

 まずココくんに触れること自体が大それた事なのにこの男は睡眠ガス的なガスを吸わせて!

 すぐ殺そう、今殺そう!と気合を入れて弓を構えていたら男の人の周りにネズミ?的な生き物が周りにたくさんいた。

 そのせいなの男の人はココくんの方を見ているのに背後で透明化している私に「そこに誰かいるのか?」とか「弓を引く音が聞こえた。貴様弓兵か?」とか聞いてきた。

 とりあえずこの状態で弓を入れば殺せるかもしれないけどそこに残った謎のネズミたちがどういう動きをするのかわからなかったため様子を見ることにした。

 だってココくんの健康的な肌にネズミの歯型がついたら困るもん。

 そんなこんなで陸くんがココくんの元に戻ってくるまで一時待機していた。

 しばらくするとリックンが真っ黒な皮防具に身を包でいる人と一緒に戻って来た。

 リックンは男の人にネズミ使いと呼びながら殺したのかを問い始める。

 私は思った。

 リックンと一緒にやって来た黒い怪しい人は何者?

 それよりも殺されてないよ…

 ココくんはただ睡眠ガスで寝かされちゃっただけだよ。

 この後、ネズミ使いが召喚したドラチューという謎の生命体にココくんとリックンとクロさんが戦闘をして無事に勝ったけどなんかよくわからない展開になったっていうのを覚えている。

 そしてココくんがクロさんとメイリアスで待ち合わせをする事になったこともちゃんと盗み聞きした。

 その後、問題が生じた。

 ココくんが転移装置を使って魚人族の国に飛んで鳥居型の転移門を潜った時だ。

 私は興味本位でココくんのクマ耳と尻尾を触ろうとしていた。

 けどバレちゃうと思って背中を少しだけ触ることにした。だって私、今していることを現実でしたら絶対におかしなことしてるんだと思う。

 そしてバレないようにそーっと触っていた。

 なんかココくんの小さな背中…可愛い…って堪能していた。けど気づいたら周りの景色が明らかに変わっていた。

 どう説明していいかわからないんだけど、例えるなら体育館からグラウンドに移動した感じで屋外に気づいたら転移していた。

 え、なんで…って困惑していると転移門から村人が出入りしているのが見えた。

 私は普通の転移門だと思ってたんだけど……ね。

 多分、私転移できちゃいけないところで転移しちゃったんだと思う。

 だってココくんが最初に私を見た時、なんでこんなところにこの人がいるんだろう…って疑問が顔に出てたもん。

 だ、だからなんでここにいるのかどうやって説明しよう……

次回予告と今回のお話の概要

今回は過去に出した部よりかなりの日数が経っているので過去を振り返るって感じで新キャラクターのウサギの獣人の佐藤咲さとうさきちゃんが今までとっていた行動を簡単にまとめたような感じです。

次回はココくんによる咲ちゃんの尋問回です!


作者から

中間考査が終わった今、テストが返ってくるまでの余命で小説をどんどん書いていきます。

私のテストの点数は混沌カオスでしかないですけど、皆さんはどうでしたか?

まぁ、嫌な気持ちはテストが帰ってくるまでの残りの余命でエンジョイして忘れてしまいましょう!

そして後で地獄を見るのであった……小説の方はこれからも中間前同様に投稿していきます!

なのでこれからも猫愛好家がVRMMOに猫を連れて来ました!を楽しみに待っていただけると嬉しいです。

そして今月から投稿を開始した『無能な僕と嫌われ者の彼女』の方も良かったら読んでみてください。

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