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私立探偵 冬春夏子シリーズ

私立探偵 冬春夏子シリーズ/記憶天使

作者:jh
原宿探偵事所所属の暇で貧乏な私立探偵、冬春夏子(ふゆはるなつこ)は、前回の依頼人の友人で女子高生の竹内園美(たけうちそのみ)から聞いた、「記憶天使」というネットの都市伝説が頭から離れなかった。
ふとした思い付きから、冬春夏子は以前の勤務していた探偵事務所の調査員八幡透(はちまんとうる)に連絡をする。八幡はハッカーで、コミュニケーション障害。軽口で会話ができる女性は、三次元の世界に冬春夏子しか存在しない。夏子は、Xのアカウントを一つ貸してほしい、そのアカウントのポストをバズらせてほしい、と八幡にお願いする。
八幡が自分の裏垢だと言って送ってきたアカウントは「私立探偵なつこ」。
夏子は自作の「記憶天使」のテキストを投稿する。
数日後、「記憶天使に会ったという探偵はあなたか?」と、夏子に電話が入る。相手の女性は嶌田(しまだ)ルナと名乗った。
彼女はすぐにオフィスに現れて、身の上話を始める。
若いアイドルの推し活に明け暮れていたルナの母は、数年前に旅先で交通事故で死んだ。大手企業の子会社の役員で弁護士資格を持っていたルナの父は妻の死を嘆き、健康を損ね、むなしうす教団という宗教団体の信者となった。その後、ルナは偶然出会った医者と婚約をしたが、その婚約者はルナの家を訪問し父に挨拶をした翌日、別れのメッセージを残し突然姿を消した。父はルナの幸せを願い、願掛けのために無理をして山に登った。そこで記憶天使に会ったと娘に語っていた。その父は3か月前に心筋梗塞で亡くなった。遺言書が残され、財産をすべてむなしうす教団に遺贈すると書かれていた。
夏子はルナに「記憶天使に会った探偵は私ではない」と言うが、ルナは夏子に一緒に山に登り記憶天使に会いに行こうと依頼をする。二人は特急「あずさ」に乗り、山梨県の出羽須山(でうすさん)に向かった。
記憶天使とは何者か? ルナの婚約者はなぜ姿を消したのか? その答えを語るのはいったい誰か??


登場人物紹介

冬春夏子 主人公、原宿探偵事務所の私立探偵
八幡透 探偵社「市ヶ谷リサーチ」の調査員
嶌田ルナ 依頼人
嶌田宗助 依頼人の父
弓張武志 依頼人の婚約者 内科医
シブキ・ミチル 依頼人の推しのプロレスラー
八文字六花 記憶天使
八文字七海 記憶天使
八文字八重 記憶天使
佐伯碧 むなしうす教団の創始者
竹内園美 女子高生 前作「虚言癖」の依頼人の友人
普通の女
2024/01/09 21:14
別れた男
2024/02/20 21:11
女と男は再び出会う
2024/03/11 21:38
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