Panorama
錆びついた銃身
背負った記憶
国境線は今日も曖昧で
地図にない町
人々の営み
覗き込むように通り過ぎてゆく
争いの理由
偽りの平和
どちらも同じ愚かさを秘めてる
留まることはない
旅路の果てまで
どこまでも
この切なくなる気持ちを乗せていく
風を切り裂いて走る
エルメスのエンジン
問いかけるように響く排気音
世界は広く
そして残酷で美しい
私はただの旅人
見届けるだけ
さよならは言わない
またどこかで
逢えるなら
赤く咲き乱れた夕暮れの空で
燃えるような誰かの祈りか誰かの叫びかを
受け止めながら加速させていく
正義の名の下
繰り返す過ち
歴史はいつも何も語らない
信じる心疑う勇気
どちらが正しいのか
答えは見つからない
感情は遠く
けれど確かにここに
存在してる鼓動は
大地を蹴り上げて進む
そう私は傍観者いるだけ
約束はしない
またいつかで「もしも」を願うのみ




