↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神殿公認魔法使いイアン・ヴァル  作者: 月杜円香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/6

第1話 聖女さま迷子事件

 ルナシエ暦四百二十一年ーー

 このサントスには、世界でただ一人の聖女さまイサベル・エル・ロイルがいらした。

 東方の光の神の系譜に生まれ、銀の髪と銀色の瞳を持ち、十三歳のときにサントスにやってきた。


 西域のサントス神殿は、大陸で二番目に大きな神殿だった。

 魔法棟、治療棟、騎士棟、巡礼者の受け入れ、呪いの浄化、封印、までを一手におこなっていた。


 その結果、サントスは、長い期間を経て闇が巣くうようになり、いろいろな怪現象に悩まされることにな る。


 そんなとき、銀の森で事件が起こる。

 死んだはずの犬ーー生き返ってる。

 過去に飛ばされて、重体の剣聖の傷ーー一日で治る。


 予見士は言った。


「聖女の再来だ」


 だが、この力は養子に出されていた家の兄弟にひがまれ、傷つけられた。


 そして、彼女はサントスへ逃れた。

 闇多きサントスへ。


 この大神殿の闇を、彼女は十年かからずにやり遂げてしまった。


 そうして、サントス神殿は彼女を正式に「聖女」として認めた。


 それから六十七年ーー

 イサベル聖女さまは九十歳になられる。

 夫君の賢者、サイラス・アリソンとともに穏やかに過ごされている。


 奇跡の力は、もうないと本人は言うが、彼女を慕う巡礼者は多い……



 それから三日後、事件は起きたーー

 聖女イサベルが行方不明になったのだ。

 アルテアの王立学院に通う、孫と町に出たらしい。

 その孫が、用を足している間に姿が見えなくなったという。

 町は、大騒ぎだ。

 警備騎士は、見習いまで駆り出され、神官、巫女総出で探している。


 オレは、イヤな予感しかしなかった。

 こんなとき、決まって厄介語とを持ってくるやつがオレの隣にいる。


「イアン、お前だろ?」


 オレは、勢いよくイアンの家の扉を開ける。


「なんだよ~」


「お前、聖女さまを知らんか?」


「知らん」


 だが、イアンの家のリビングにはーー品のいい老婆が……


「あの人はどうしたんだ?」


「迷子。疲れたって言うんで、俺の家で休ませてるとこ」


 ……こいつに悪気かないのはわかる。


 だが……

 だが……

 だが、


 町の空気をもっと読めーー!!


「やっぱり、お前が連れ出したのかーー!!」


「何をそんなに怒ってるんだ? アナイス。迷子のおばあちゃんを保護しただけなのに」




前作とは、全く違った趣向になっております。

私の書く物語は、世界観は同じであります。

前作は、まだ魔族のいた頃、今回は、だいぶ未来となります。


コメディーですので楽しんでいただけたらと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。