そういうことか
山無し谷無し最終話です
2020.6/26日間異世界転生/転移ランキング一位になっておりました。
驚愕しております…皆様ありがとうございます!
私が王太子妃に選ばれた騒動の日の夕方。
ゆっ~くり登城したバセトーラ公爵、パパとママは2人共にんまり笑っていた。
そういうことか。皆まで言うな、もう分かってきたよ。
「1年前にな、第二王子殿下の妃候補にお前が選ばれた時に、お前を見た国王陛下が『ハッシュラーフェには勿体ない』と仰ったのだ。それでな、乗り気じゃないお前をそのまま妃候補から外し、領地で王太子殿下と引き合わせる時期を窺っていたんだ」
パパは嬉しそうにペラペラ喋っている。ママはやだぁ〜とか叫びながら私の肩を小突いた。
「だからぁ、シルフィーデが勝手に王都に行っちゃったって聞いた時は焦ったけど、結果的には良かったわよね」
そうか、勝手に行動した私はママの思うつぼだったという訳だね…
今日はそんなパパとママと一旦帰ろうかと思っていたら、仔犬…ブルーノルフェ王太子殿下が泊まっていけ!と言ってきた。しかも仔犬アイズで私を見詰め、手を握り締めて縋り付かれた。
「城から出たら、気が変わって王太子妃にならないっと言ってくるかもしれないだろ!?」
な、何でそんなに自信無いの?えぇ?ブルーノルフェ王太子殿下だよ?この国一番の身も心もイケメン王子ですよ?
しかもだな、貴賓室で仔犬と2人っきりされてしまい、先程から指先を舐められたり、チュッチュされたりマーキング?をされまくっている。
「はぁ…シルフィーデ、もうどこにも行かないでくれ…」
あれ?もしかしてヤンデレ……いや、考えたら負けだ。
確かに、心底嫌な相手なら手に触られるのも嫌だと思うんだよね。現に第二王子殿下のハッシュラーフェ殿下には挨拶の手の甲の口付けでも鳥肌たったもんね。
ところがさ、ブルーノルフェ殿下は気持ちいいんだよね。何だろう、この違い。
結局は国王陛下と両親の陰謀(大袈裟)による、私とブルーノルフェ殿下の強制お見合い(偶々)は上手くいった。
何だかんだ言っても去年…第二王子妃候補に選ばれて王城に来た時に、ご挨拶されたブルーノルフェ殿下のことを、カッコいいな〜素敵な王太子殿下だな〜と初見で好印象を抱いたのに間違いはなかった訳だ。
私って男見る目あるぅ……イヤ、そうでもないのかもしれない。少なくとも今は自分の見る目を激しく疑っている。
何故だか早く自室に戻って欲しいのに、いつまでも私が本日宿泊予定の貴賓室に居座るブルーノルフェ殿下…さっきから私のお世話をしてくれている城付きのメイド達が、いつまでも居座る王太子殿下にどう対処していいのかオロオロしている。
若いお嬢さん達を困らせんなよっ!このポメ王子!…何となくこの王子様はポメラニアンに似ているからね。ポメはクゥーンクゥーン…と切なそうに鳴きながらも、ソファに陣取っているんだけど、これ私が言わないといけないよね?
「殿下、私…本日は王城に宿泊させて頂きますので、明日またお会いしましょう」
「!」
嬉しいのか…追い出されて悲しいのか、ポメは何度もクゥーンクゥーン…と鳴きながら部屋を出て行った。
「夜まで未婚の女性の部屋に居座る王子殿下がおられますかっ!」
出て行った後、そう呟いていると私の寝台と寝間着の準備をしていたメイドの女の子達が軽やかに笑っている。
「殿下は嬉しいので御座いますよ~」
「何と言っても憧れのシルフィーデ様ですしね~」
何ですの、ソレ?
メイド達に聞いた所によると、1年前に第二王子妃候補として登城した私を見たブルーノルフェ殿下は、私のファンになったらしい。
私の領地にお忍びでわざわざ赴き『ベッカライサクラ』のパンを買ったり、しかも第二王子妃に選ばれたオラナ=コーデリート様が私の悪行を夜会で吹聴したのを聞きつけて、宰相様に調査をさせて、事実無根だと調査結果を叩きつけて、オラナ様に直接抗議をしてくれたらしい。
知らなかった…ポメは陰から応援してくれていたのね。
「それをオラナ様が…殿下に怒られたことを根に持ってハッシュラーフェ殿下にブルーノルフェ殿下の悪口を言ってしまって…逆にそれを聞いたハッシュラーフェ殿下が怒ってしまわれて、実は今…オラナ様は第二王子妃候補から外されそうになっています」
「へぇ」
意外というか…ハッシュラーフェ殿下って兄にそういう感じなのね。
「私達も嬉しいのですよ~ブルーノルフェ殿下の憧れのシルフィーデ様がやっと王太子妃をお受けして下さると…ね~?」
「そうよね!これからは想いの通じたブルーノルフェ殿下の幸せそうなお顔を見られると思うと、私達も幸せになります!」
「はあ…」
メイド達はメイド達で、ブルーノルフェ殿下のファンみたいだね。殿下の幸せが私達の幸せ!みたいな?
翌日。
ポメことブルーノルフェ殿下は朝一から私に会いに来てくれたのだけれど、ちょっと元気が無かった。キラキラ度が下がっている。
「ブルーノルフェ殿下、今日はキラキ…ゴホン、元気無いようにお見受け致しますが?」
ブルーノルフェ殿下は困った顔のまま訳を話してくれた。
「今日…ハッシュラーフェがオラナ=コーデリート伯爵令嬢との婚約破棄を行うらしい」
「まあ…」
「それは時間の問題だったので構わないらしいのだけれど、どうやらマリシアナ=ワルボロ子爵令嬢が…ハッシュラーフェに妃にして欲しいと近付いているらしく、ハッシュラーフェから苦情が来ている」
「苦情…」
「昨日の夕方に押しかけて来て困ったと…」
昨日の夕方?凄いな~根性あるなマリシアナ!
朝食をブルーノルフェ殿下と頂きながら、今後の日程などをお話しする。すぐにご自身の一日のタイムスケジュールを諳んじて、空き時間にお茶をどうだ?と聞かれてきた。
更に明日から王太子妃教育の授業が始まる私のスケジュールを聞いた後、妃の勉強の終わった時間に婚約発表の夜会で私の着用するドレスデザインの打ち合わせをしよう、と仰ってきた。
このやり取りだけでもすぐ分かる。無駄なやり取りは一切無く、簡潔に話されるブルーノルフェ殿下。仕事人間なんだよね。私もだけど…でも分かるんだ。昨日の殿下のポメラニアン状態から察するに、プライベートでは甘えん坊なんだよね?もう分かってますよ?
メイド達が給仕を終えて一旦下がったら、すぐに私の横に椅子を持ってきて真横に座るポメ。
「殿下、お食事中ですよ?」
「分かっている」
「……フウッ、ベッカライサクラのブロートをお買い上げ頂きましてありがとうございます。仰って下さったら王宮まで配達させて頂きましたのに…」
ポメの(幻の)耳がピクンと跳ねあがった。
「そ……そうか配達を頼めばシルフィーデが届けてくれたよね、失念していた」
いや私が配達する訳じゃねーし。ん?でもブルーノルフェ殿下からの注文なら私が行った…かも。
今日は昼までは予定を空けたのだ~と擦り寄ってきたポメに散々ボディタッチを受けていると、何と昼前に第二王子のハッシュラーフェ殿下が訪ねて来られた。
私にお会いする早々、ハッシュラーフェ殿下は騎士の礼をされた。
「シルフィーデ嬢、私の妃候補のオラナ嬢が大変失礼をした。成り代わり謝罪申し上げる」
ひええっ!?ハッシュラーフェ殿下ってこんな感じなの?
「いえいえっ大丈夫でございますよ!」
私が慌ててそう答えると、少し微笑まれたハッシュラーフェ殿下。笑顔は意外に可愛い。
さて、私は気まずくは無いけれど、男どもはどうだろうね?若干、興味津々で2人を見ていたら……王子の共通の悩みのタネ、マリシアナ様の存在が気まずさを吹き飛ばしてくれているみたいだった。
「兄上はどうやって追い払……お帰り願ったのですか?」
「ん?シルフィーデを妃に迎えるから…と」
「ああ~その手があったのかぁ。私はオラナと破棄したばかりだしな…」
「誰かいないのか?」
「う~ん」
知らなかった…ハッシュラーフェ殿下とブルーノルフェ殿下の兄弟の会話ってこんな感じなんだ。私、第一印象でハッシュラーフェ殿下と反りが合わないと決めてかかって、接触しなかったから…ハッシュラーフェ殿下がこんなに気安い感じの方だとは知らなかった。
なるほど…人って話してみないと分からないものね。こうやって見ると兄弟仲は凄く良いみたいね。
「どう思う、シルフィーデ?」
いきなりポメに話を振られて慌ててしまう。どうって?
「え~と…」
「マリシアナ嬢だよ。何か追撃をかわす秘策とか無い?」
ハッシュラーフェ殿下のその言い方!マリシアナ様の扱いが敵国の猛将みたいな扱いじゃない。ん、待てよ?
「ハッシュラーフェ殿下はマリシアナ様のことはどうなのですか?受け入れるのは…」
「あ~無理無理、あんな媚び売るような令嬢はさ~兄上みたいに無の境地で受け入れるのは私は無理」
益々ハッシュラーフェ殿下への認識が変わる。もっとチャラチャラ遊んでいると思っていた、ゴメンなさい。そういえばハッシュラーフェ殿下は、マリシアナ様を妾妃にしそう~とか思っちゃってましたが、このハッシュラーフェ殿下の感じからすると、庇護欲をそそるタイプは苦手みたいだね。
重ね重ね、チャラチャラしやがってっ!…と思ってすみません、ハッシュラーフェ殿下。
「別に無の境地だった訳じゃないよ?ハッシュラーフェもはっきり言えばいいよ。君を妾妃にするつもりはないって」
「どういうこと?」
ブルーノルフェ殿下と私を交互に見たハッシュラーフェ殿下に昨日起こったマリシアナ様の珍事を話して聞かせた。
「ええっ⁉そんな大胆なことを宰相と閣下に頼んだのか…しかしおっさん達はなんでマトモにその話を通しちゃうんだよ?シルフィーデ嬢に失礼だよな」
うんうん、その通りだよ、ハッシュラーフェ殿下。
「私が思うにマリシアナ嬢の小動物のような可愛さに唆されたのではないかと思うんだ」
鋭いっ!流石同じ小動物のポメだね。
「私もそうだと思いますわ。実際にマリシアナ様が『ブルーノルフェ殿下と私は相思相愛なの』と申した言葉を宰相も閣下達も鵜呑みしてしまって…そのまま私に伝えてきましたもの」
ハッシュラーフェ殿下もブルーノルフェ殿下さえもこれは初耳だったのだろう、目を丸くしてからほぼ同時に
「どうして私(兄上)に確認しないの?」
と聞いてきた。そうだよね~私もそう思うわ。
「そこが、マリシアナ様のような女性の持っている庇護欲とでも申しましょうか?上手く丸め込んでいくと言いますか…」
「あ~あ分かる!」
「なるほど」
ブルーノルフェ殿下はそう言ってから頭を掻いていた。
「私もソードリア公爵の推薦だと聞いて、マリシアナ嬢本人の資質を見極めようとしなかったしな…そのせいで長々とマリシアナ嬢を候補扱いをしたことで、彼女も色々と思い悩んでしまったのかな」
ポメは優しいな~そんなのだからマリシアナ様がノビノビし過ぎてあんな状態になっちゃったのかもね。
「何言ってんの?どうせ兄上のことだから、シルフィーデ嬢以外の令嬢が妃になっても興味無いとか思ってて、真剣に取り合わなかったんだろう?」
そうなの?ハッシュラーフェ殿下の言葉にブルーノルフェ殿下の顔をマジマジと見詰めた。
「あ…う、うんそうだな。どの令嬢でも一緒かな…とは思っていたな。王位だって私が退位すればハッシュかハッシュの子供に 譲ればいいし~とか思ってた」
ハッシュラーフェ殿下はポメの返事に、やっぱりな~と返していた。
ええ…そんなに婚姻に対してやる気が無かったの?だからマリシアナ様も放置しちゃってたのか…
ハッシュラーフェ殿下は私に向かってニヤリと笑った。
「知ってる?シルフィーデ嬢。兄上ね、私の妃候補のシルフィーデ嬢に一目惚れしたんだって~」
「ハッシュラーフェ!?」
ブルーノルフェ殿下はハッシュラーフェ殿下の口を抑えようとしてもがいたが、一応軍属のハッシュラーフェ殿下にかわされている。
「それが態度がバレバレで皆に知られてて…」
私は知らなかったよ…アレ?私って鈍いのか?
「取り敢えず、一旦は私の妃候補に選ばれたので、候補選定期間中は他の令嬢と同じ時間、城に滞在しても頂いて、後は自由にしていてもらい…王太子殿下との件は領地に戻ってから考えましょうかって話になってたの。だから私との茶会を全部欠席していても誰にも咎められなかったでしょう?」
私はハッシュラーフェ殿下のその言葉で気が付いた。
そうだよ、どうして今まで気が付かなかったの…普通、第二王子殿下主催の茶会や夜会を無断で欠席したら、宰相や事務官が怒鳴り込んできて、無理矢理にでも出席させられるよね?そうだよ、だってハッシュラーフェ殿下に対して物凄く不敬なことをしているのもの。
そうだ、今思い起こせばパパやママにも何も言われていない。それなのに…気ままに妃教育の勉学に打ち込めた。そうだ、全て見逃されてきたんだ。
そのうち、王太子妃としてまた登城してくる令嬢だから、特別だと…
「もう分かったでしょう?一年前から大人達は全部準備していたんだよ」
ハッシュラーフェ殿下にとどめの言葉打ち込まれて、やっと気持ちが落ち着いた。マリシアナ様のあんな画策どころじゃない、これは王族と公爵家が一丸となって取り組んできたプロジェクトだ。
そういうことか。
ポメが私の手を触っている。全然嫌じゃない触れ合い。そうか…大人達の思惑は兎も角としても、私的にはブルーノルフェ殿下と触れ合っていても嫌じゃない。
これは今後の生活の為に重要だよね?側にいるのに苦痛か、居心地が良いか。
一生付き合っていく人だもの、相性とか居心地が良いとか重要なことだもの。お陰様でポメとは一緒に居ても心地が良い。まあマーキングは過剰だけど…小型犬は嫌いじゃない。
「兄上達はいいけどさぁ~私はどうしようか。マリシアナ嬢ってソードリア公爵の後ろ盾があるんだろう?面倒くさいな~」
「妾妃になりたいのだからそれを逆手に取って、妾妃にしてあげるにその代わり王子妃の勉強をしてね…それが妾妃になる条件だ!と言えば逃げ出すよ」
またも鋭いですね。ワンコの勘ですか?ブルーノルフェ殿下!
ハッシュラーフェ殿下はそれはそれは嫌そうな顔で兄の顔を見ている。
「気楽な立場でいたいから、妾妃がいいなんてどういう発想でそうなるんだよ?理解不能だ」
「ただ単に勉強がお嫌いなのでしょう?分かっておられないのですよ。人はいつまでも無責任な立場ではいられないのです。いつかは大人になって責任を負わなければならない。庇護下に入って笑ってばかりはいられなくなるものです。マリシアナ様はそれをまだ分かっておられない。どこの庇護下に入ろうともそれ相応の責任を負わされるのを」
「シルフィーデ、正論!」
「その通りだ!」
キラキラポメとチャラチャラに褒められた。
さて兄弟殿下は共にご公務があるようで退室された。私も一旦公爵家、実家に戻って荷造りとか『ベッカライサクラ』の新規出店の仕事の打ち合わせをした後、王城に戻った。
ブルーノルフェ殿下とお約束していたお茶の時間だからだ。
王宮の裏庭の庭園テラスでブルーノルフェ殿下を待っていると、あら?ハッシュラーフェ殿下も一緒に来られた。
「ちょっとご報告があってさ。先程マリシアナ嬢が現れたから兄上達に言われたみたいに『じゃあ貴女を妾妃にしてあげる。その代わり毎日8時間正妃教育を受けて、週一で孤児院と医院慰問をしてくれるよね?』って言ってやったんだよーそうしたら逃げたわ~あぁおかしい!本当に走って逃げたんだよ」
ハッシュラーフェ殿下はふんぞり返って笑っていた。それは中々の見物でしたね。私も逃げる小動物を見たかったですわ。
「もう来ないかな?」
「来たらシルフィーデ嬢に追い返してもらおうかな?」
おいっチャラチャラ!私は用心棒じゃねえっただの公爵令嬢だ!
ハッシュラーフェ殿下はそれだけ言うと、すぐにいなくなった。
「シルフィーデ」
「はい」
ブルーノルフェ殿下はキラキラした笑顔を向けてきた。
「王都にベッカライサクラを開店させるんだろう?経営はどうするの?」
「はい、基本は父に任せようかとお願いはしています。元々私は領地のパン屋の方におりましたので…有難いことにパン職人は手が足りていますし」
うんうんとブルーノルフェ殿下は頷いている。仕事関係の話をしている時はポメ要素は鳴りを潜めているはずなのに、あれ?ポメの目が潤んで来ていない?
「そのことだけどね、私もベッカライサクラのパンが食べたいのだけど…手隙の時でいいのだが、シルフィーデの手作りパンが食べてみたいんだ」
私はポメのクゥーンクゥーン…と鳴いているような表情を受けて、思わず満面の笑みを浮かべていた。
「よ、宜しいのでしょうか!お城の厨房を使わせて頂けるので?」
ブルーノルフェ殿下はニコニコしながら頷いてくれた。
「勿論、私の我儘だからな、存分に使って私の為に美味しいパンを焼いてくれ」
ブルーノルフェ殿下はキラキラした笑顔で私の手を取った。思わずその手を握り返した。
嬉しい!もうパンを焼くことが出来なくなる、そう思っていたけれど趣味としてだが続けていけるんだ。
「ブルーノルフェ殿下ありがとうございます!」
殿下はちょっと目を細めた。
「ノル」
「はい?」
「2人でいる時はノルで」
あ…名前ね〜ジッと私が名前で呼ぶのを待つ仔犬。
「ノル」
私が小さく呼ぶと耳をピンとたてて(幻)キャウンキャウンと鳴きながら擦り寄って来て、べろべろと舐めるポメ。
指先にブルーノルフェ殿下の口づけを受けながら、殿下に食べて頂くパンはどんなパンにしようかな~と考えていると楽しくなった。
将来、王宮の敷地内でパン屋が開店し『ベッカライサクラ 王宮店』が出来たとか出来なかったとか。
FIN
ご読了ありがとうございました。