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おばあちゃん(時々、他の家族)と孫の日常の思い出《短編集》)  作者: おうすい


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急ぐ理由


ばあちゃんたちと車で、お出かけしていた時のこと。


突然、1台の車が猛スピードで私たちの車を追い抜いていった。


「危ない!ムカつく!!」


思わずイラッとした私。


すると、隣に座っていたばあちゃんが、のんびりとこう言った。


「親の死に目に会うために急ぎよらすとだろうね〜」


「えーっ、そっかなぁ〜。なら仕方ない‥? いや、駄目でしょ!!」


「まあ、そう思えば少しはイラッとせんよね?」


確かに。


事情も知らずに腹を立てるより、何か急ぐ理由があるのかもしれないと思った方が、気持ちは少し穏やかになる。


もちろん、スピード違反はいけないけれど‥。


以来、危ない運転を見かけるたび、私は心の中で唱える。


「親の死に目、親の死に目‥」


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