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背負って戦うということ 〜Avalon's war〜  作者: ハルハル
第1の試練
9/25

敵との遭遇

うーん、なんか微妙ぃかな?w

灼と共に洞窟の闇を見据える。

ガタ、ガタとエネミーの歩みは遅いようだ。

洞窟の闇の中からようやくエネミーの影を捉えた、

エネミーはどうやら鎧を着た騎士のような格好をした人型らしい、

だが1つ特徴的なのが鎧兜の中央から赤く光る眼がギョロリと見えてることだ。

眼は動きを止めることなく常にギョロギョロと蠢いている

かなり不気味さを憶える

相手の動きがゆっくりでまだ距離のある今の内に灼と打ち合わせを行う


「灼あいつが仕掛けて来る前に先にたたくぞ、俺が先にいくから灼が後から叩いてくれ灼の能力は何系だ?」

「わ、私の能力は防御系だよ!時間制限付きで10分だけだけど一応攻撃も出来ないこともないよ、けど、慣れてないからあんまり期待しない方がいいかも」

「いや、攻撃にも使えるのは大きい。俺が何とかして大きな隙を作るからそこを叩いてくれ」

「わかった!あれ?でも、凛夜なにも武器持ってなくて大丈夫?」

そう言われて俺は確かに自分の獲物がなにもない事に今更ながら気づいた

「あー、、、」

隙作るとかいっといて獲物なかったら流石にキツイよなぁ、

少し考えていると足先にコツンッという感触があった

見てみると掌ほどの大きさの石が転がっている、これだ!

その石ころを拾って俺は

「これでなんとかするよ」

「い、石?」

「あぁ能力と絡めれば何とかなりそうな気がする」

「あ!なるほどね!」

石を握って俺は攻略の道筋を立てる

そしてある程度形になったところで自分の頰をパシッと叩いて自らの気を引き締めていく

「じゃあ作戦実行と行くか!」

「うん!」

俺は早速意識を集中させて自分の能力を発動させる、瞬間目の前の景色がぶれ

体がフワッとした、なるほどねこれが瞬間移動の感覚か、面白い感覚だな

瞬きするよりも前に俺の景色はチャンネルを変えたかのように切り替わってエネミーの目前にきていた

「、、ッッ!」

改めて人ではないものを相手にしているという事を再認識すると恐怖の感情が湧いてきた

だが、ここで恐怖しててもこの現状は変わらない

湧き上がる恐怖を押しとどめて俺は手元の石を全力でエネミーの装甲の薄い足元に投げつけるだが慣れない体勢での投擲からか思ったように力を込められなかった

「グガガッ…!」

足元を痺れさせるくらいの威力はあったのかエネミーの動きが鈍る

だが、この攻撃はエネミーのターゲットを俺に向けることには成功したらしく

エネミーは思ったよりも俊敏な動きで背中にかかっている二本の鞘から片方の剣を抜いてそのまま空中にいて回避の出来ない俺に切りつけてきた

俺はギリギリまで剣の切っ先を首元に届く直前まで引きつけてからもう一度意識を集中させて今度はエネミーの背中側に瞬間移動する


「グガッ!」


エネミーは振り下ろした剣の先にいた的が居なくなったことに動揺したであろう

だが、もう勢いよく振り下ろした剣の勢いは殺せない地面に剣が刺さった所を見ながら

俺は背中にかけられている二本の鞘からまだ抜かれていない方の剣を抜く

重かったが引き抜けない程ではない

そして、そのまま兜と鎧の隙間をねらって切りつけるその瞬間だった


「ギガグガガッ、、ギュルンッ」

「、、ッ!」


エネミーの頭部が回転し後ろを向いたのだ

そのままエネミーは俺の振り下ろした剣に対し勢いよく裏拳をかました


ガギンッ


このままでは押し負ける!そう思った俺はまた意識を集中させ今度は回転した頭部のさらに裏をかくために逆側に瞬間移動

だが、ここで俺はミスをしてまった

意識を集中しきれず俺は空中に瞬間移動してしまった。

よりにもよって相手のターゲットが俺に向いていて回避出来ない空中に、

しかも、絶望的なことに

背を向けて


「グガガッ、グガァ!!!!」


俺がエネミーの隙を作るはずが俺が隙をつくってどうするってんだよ!!!

好機とばかりにエネミーが心なしか興奮した声のようなものをあげる

まずいまずいまずいまずいまずい!!

意識を集中しようとしても焦りがひどく瞬間移動すらも出来ない

絶望的な状況

覆せない現状

攻略の糸口も見えない

あの鋭利な剣で貫かれてしまう

強く在ろうと決めたのに早速ネガティヴな感情が俺のことを支配していく

もうこれヤバイんじゃないかという所で俺の視界に地面以外のモノが入った誰かの、足?


灼!

声を出して止める前に灼の声が洞窟内に

響いた

夢盾(むじゅん)!!!」


微妙かったかも、最後の引きもっとなんかあった気がするなぁ笑

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