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背負って戦うということ 〜Avalon's war〜  作者: ハルハル
第1の試練
10/25

灼の力

前話の戦闘シーンの続きからですね汗

「夢盾!!!」

洞窟内に灼の声が響いた、

何してるんだよっ!敵の目の前に身を投げるとか!

焦りそして驚愕する俺はまだ地面に落ちてすらいない。

早く着地して回避不可の状態を何とかしてこの状況を打開しなければ、

だが、灼は

驚愕する俺をそのあと更に驚かせた、


ガキンッ


聞きなれない金属音のようなものがした

え?何がおきたんだ?

「うっ」

ここでようやく地面に落ちた俺が振り向くとそこにあった信じられない光景に俺は目を見開いた、


キイイィィィィンッ


エネミーの剣を灼の左腕が受け止めている!?

ど、どういう事だ?何が起こっているんだ?

灼の左腕に光の壁の様なものが展開されていた、


そして、不思議な事にエネミーは攻撃の力が入ってない、というかまるで攻撃が吸い取られていくような…

「ハッ!」

膠着が解け灼が後ろに飛び退いたそれを見越したエネミーがまさかの行動に出た

「グガガッギガガゲカ、ゴガ!」

手に持っていた剣を灼の胸目掛けて投げたのだ

「危ないっ!」

俺は灼をつき飛ばそうとするが間に合わない

剣の切っ先が灼の胸に吸い込まれ…


ガキィィィンッ


ないだと!?エネミーが投げた剣は灼の胸の直前でまた先ほどと同じような光の壁に阻まれて勢いを失ったかのように地面に落ちた

あれが灼の能力なのか?

「凛夜!大丈夫!?」

灼が俺に声をかけてくれたおかげで今、思考してる場合なんかではないことに気がついた

そうだ戦闘の最中に考えにふけるなんて何してるんだ

今は目の前の敵を倒さなきゃいけないんだ!

「うおおおおおっ!!!!」

俺は灼を傷つけようとしたエネミーにやり返すかの様に手に握っている剣を思いっきり力を込めてエネミー目掛けてなげた

「グガガッ!」

エネミーは目を一層ひらいたが咄嗟に体をそらし胸への直撃は避けたようだ、が

横腹の鎧の継ぎ目に上手く入ったようで

ダメージは通ったようだ。


今だ!


今度はミスをしない様にしっかり意識を集中させる

いける!

俺は今投げたまだ空を切っている剣の柄の部分を注視する

跳べ、跳ぶんだ!

目の前の光景が切り替わる

飛んでいる剣の柄を見定めしっかり掴む。

そして、


「切り裂けぇぇぇぇぇぇぇ!!」

そのまま体を回転させ背中側から切りつける

狙い目はさっきダメージを与えた横腹だ、

手に抵抗感が伝わる

だが、確かに手応えをかんじる

10センチほど食い込んだそれを思いっきり

「ハァッ!」

引き抜くっ!!!

「グガガッギグガァァァァ!!!!!」

エネミーがよろけて横腹を抑える

ダメージが深いらしく身動きが取れないらしい

「今だ!灼!」

「うんっ!」

灼に合図を出すと灼は手のひらを前に出して目を閉じた

すると灼の手のひらにさっきみた光の壁と同じような光が集まっていく。

そして収束したそれは1つの小さな球体になった

その球体が両手ほどの大きさまで膨らみ

その光度が最高潮に達した瞬間

灼が目を開けた

「セヤァァ!!!」

光の玉は文字通り光速で発射した

速すぎるあまり撃った軌道が見えるほどだ

そしてその軌道の先にあったのはエネミーのギョロリとした、いや、正確にはギョロリと『していた』眼だった

そしてエネミーが一瞬硬直して

バタリと倒れた


「はぁっ、はぁっ、やった、のか?」

「ふぅ、みたいだね」


二人顔を見合わせ苦笑いしそしてパタンとへたり込む

もう正直心臓がバクバクしてる身体が激しく働かせるなと抗議してるようだ

だが俺はこんな状況でも気になったことを質問せずにはいられなかった。

「なぁ、灼」

「何?凛夜」

「灼の能力ってアレどういう能力なんだ?」

「あぁ、私の「夢盾(むじゅん)」は発動してから10分間私への攻撃をエネルギーシールドが防いでくれるって能力なんだけどね、そのエネルギーシールドが受けた攻撃のエネルギーを吸い取れるんだよね、あぁ、えっと直接私の身体能力が上がるとかではないんだけど溜めたその攻撃エネルギーをエネルギー弾として撃ち出せるんだ」

「なるほど」

攻防一体のカウンター能力か、聞いただけでもかなり強そうだ。

俺が灼の能力について考えていると

倒したエネミーが光った

「っ!」

まさか復活するのかと俺も灼も身構える

だが目の前の光景は真逆の事象を起こした

「エネミーの身体が、文字の集合体に」

光ったエネミーはエネミーの形をした文字や数字の集まりになりまるで書き連ねた文章をバックスペースで消してくかのように消滅していった

そして、それと同時に俺たちの端末が新しい通知の受信をしらせた、題は

【エネミー撃破による能力上昇】

能力上昇?倒して得た経験値でレベルがあがったとかそういうことか?

早速それを開く


………………………………………………………


【能力上昇、及び能力の使用回数回復】


・能力『疾風刃雷』の瞬間移動回数が

3→7に回復しました


・瞬発力1→3

・防御力3→5

・攻撃力2→5


・剣状の物を装備したため

能力『疾風刃雷』のスロットⅡが解放されました

→{異能力一覧}を参照して下さい


………………………………………………………


まさに想像したような文章だった

なるほどエネミーを倒すと瞬間移動の制限回数がリセットされるわけか

考え方を変えれば一回エネミーを倒すごとに7回全部使い切ってしまっても回復できるということだな

ま、無計画な使い方はしないが

それより『疾風刃雷』のスロットⅡが解放されたというのが気になるな

確かに最初見たときに『剣状の物を装備で解放』って書いてあった

「見てみるか」

俺は異能力一覧のページを開く


{異能力一覧}

能力名『疾風刃雷』


能力内容:

1:意識を集中し能力保有者(以下.あなた)の視界内を瞬間移動できる(連続使用は7回までそれ以上は三時間のチャージが必要)

2:能力保有者の瞬発力、動体視力、筋力を30秒間7倍にし剣状の物から斬撃波を放てるようになる斬撃波の飛距離は5メートルほど

(連続使用は二回までそれ以上は3時間のチャージが必要)

(尚、この能力はエネミーを撃破しても回復しない回復方法は基本自然回復のみ)


前まで不明だったところに新たな能力が記されていた

なるほど近接系の武器である剣にわずかとはいえ遠距離攻撃をもたせられるのかこれはかなり大きいな

ならばここから先もエネミーから奪った剣は装備しておくべきだろう

「凛夜も能力強化されてた?」

自身の能力変動を確認したらしい灼が話しかけてくる

「あぁ取り敢えずはな、何はともあれエネミーを撃破すればこうして能力が上昇する事が分かった」

「うん、そうだね

えっと、それで、提案なんだけどね」

「なんだ?」

「第1ステージが終わるまでだけでも一緒に戦わない?2人の方がこの暗い洞窟では安全だと思うの」

なるほど、共闘関係か願ってもない提案がきたな

これは受けないという選択肢はないだろう

「あぁ、こちらこそよろしく頼むよ

なんだかんだで独りは心細いからな」

「うんっ!」

そうして俺たちは立ち上がって洞窟内を歩き始めた

そう、まだこの戦いの序章にも立っていない事に気付かないまま




次の話もすぐだします!

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