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フールオンライン  作者: ガウェイン大好きっ子
入学式から夏休み
43/46

新風が参りまして....

は~、とうとう友達に彼女が...、とまぁ祝福しますがねw


でも、私の横ではハンカチを噛みしめながらキーキー言う嫉妬深いムサ男どもがいっぱいで当分ソイツは弄られるな~と思い、少々フォローしてやります!!


なんて良い男なんだ私は!!何故モテない!!


あ、女子に話しかけないからか、テヘペロ。



で、話に戻ると今回は自分的にはこの展開気に食わないと思いつつも書いた次第ですので皆さんもそれなりにご注意を。いや~、自分女性系統のご都合主義は実際書きたくないんですよね、はい。でも簡単だからそれしかできない><






素直さが一番効果的だと思うことも多々あるが得てして、彼女改め彼ことユウと呼ばれたプレイヤーの潔さにはライトも感心を抱く。


「こっちが悪かったのも認めるが謝らん。」


「だが、悪かったと思うから、なんかくれてやる!!」




そう言われたらライトにとって必要なものと言えば、食事、住居、仲間もあるが後にも先にも...


「では、刀をくれ。」


彼が好きな物は刀だ。可笑しくも悲しくも刀なのだ。


「!?・・・こ、これはやれんぞ!!やれないぞ!!」


自身が帯刀している刀を隠すように手でがっしりと持ちユウは必死に拒否する。


そう言われてライトは呆気にとられ、顔を背けて吹き出す。


「それはないから安心しろ。」


刀を大切に思う気持ちは分かるライトはユウの行動に親近感を覚え目元を緩める。


「えー、じゃあこれ以外の刀でか?」


「ああ、そうだ。」


とにかく刀であればなんでもいい、素振り用でも使うなどライトには色々な使い道がある。


「レア度3以下のしかスペアとかなくないか?」


レア度の認識はプレイヤー内では高い。


ゲームである以上は良い武具で勝敗を左右する。


一応伝えておくが、レア度の表示の場合はレンジャー系統の野伏や盗賊、トレジャーなどの職業でしか基本見れない。それ以外の職業は物理的にギルドに行ってレア度表を覚える(未確認は当然不可)か転職してスキル置換をするしかない。なお、写しはアトゥム内での犯罪行為に値するためにバレれば懲役刑(行動規制)、最悪は死罪(全経験値ロスト=フォーマット+称号;咎人)


「最近、イベが更新遅くなったもんな。」


ジルは、不満気に割かし小さい声で愚痴る。


イベントは常日頃から行われること。


ではあるが、常日頃から行われるものだけでは物足りない者が多いため、大体月に一度には大規模な戦いが開催されていた。


しかし、最近はもう二か月もしてないことにそろそろ運営オワタ?と囁かれているのだ。


「近々、なんか大きなイベントが始まるらしいわよ?」


「へぇ、そうなんだ。」


「ああ、あのPT推薦のやつですね。」


「間が空いたってことはそれだけ規模が大きいのかもね。」


「停滞中だしな~、FL以外のVRシステムゲームが出てないから見限られはせんけど。」


「そろそろゲーム性を出してもらいたいのも事実だな。」


話題が広がって喋り、ライトを一人残しているのに気付いたユウは頻りに頷きながら話を変えた。


「っと、愚痴は兎も角。刀な、刀、あ!!」


何か気づいた様子のユウ。


「見つかったんですか?」


「あれだよ。メモリーの。」


ライトにはメモリーと言われても、記憶がどうしたとしか言えないがユウのPT(仲間)は何やら通じたようだった。どうやら彼らが行った出来事に関連するようだ。


「ああ、あのネタの刀か...」


「あれは...ちょっと...。」


何を出すのか気づいたボルトとアクアは二人とも消極的な反応示しているので、ユウも出しづらくなってきているらしく他のを探そうとしていた。


「何のことを言っているかは定かではないが、一応見せてはもらえないか?」


ライトの鶴の一声でユウは曖昧に頷きながらもそのアイテムをBOXから引き出した。


「ああ、ほら。」


長船長光


new!!説明


9月イベント[異世界からの漂浪者]にて異世界メモリーを揃えることによりランダムで手に入る刀。元は剣豪と歌われたある剣士の刀である。


Str+10


Dex+15


耐久値 100/100


スキル 弘法筆を選ばず クリティカル発生の場合において耐久値は減らない。

    老朽化  攻撃を行った場合、耐久値は1になる。

    匠の技 カウンター系統の技に追加ダメージを与える。



ピーキーな武器。




一般的なプレイヤーの意見は総意としてはそれだ。



後はスキル付与の多い武器。


これに似た他の種類の武器を浪漫に憧れたり、小説の影響過多で間抜けがこぞって使ってはいるものの未だ実践的に使えているレベルではなく、PTではお荷物扱い、ソロでやる趣味には適している程度の冒険の武器。


だが、彼は違った。


いや、剣術の極みになるものならここまで面白い武器はないだろう。


また、彼にとってゲームにおけるルールは未知の領域だからこそだ。


ゾワゾワとした昂る好奇心。


死ねばもろとも、相殺覚悟。


ムラマサはスゴイ刀だが、この刀はまぁ素晴らしき刀だ。



「ありがたく頂戴する。」


「は?おい、待て...。」


「行っちゃったよ...。」


「何か俺らは根源的にヤバいものを渡した感があるな...。」









「良かったのか?それで」


愛でるように長光を撫でて、ムラマサを背中にくくり、ムラマサの元あった左腰へと差してライトはアーサーの方を見た。


「ああ、これでいい。」


「ふむ、分からないものだな。」


それはムラマサの性能が知るがゆえのこと。


何故にムラマサよりそちらの骨董品のようなものを使うのかアーサーには分からなかった。


「あちら側に戻る。また暇をさせるな、すまん。」


その答えは返ってこず。ライトはアーサーにログアウトする旨だけを伝えた。


朝食に間に合わなかったら、またあの惨劇が...


「少しづつでいい。その方が面白い。」


「では任せた。」


ライトは片手をあげて別れをし、ログアウトした。








俊光はムクリと起き上る。


現在7時50分


刻が周る、あと10分で...朝食の時間だ。


だが、彼の超人的直感の聴覚と空間的な認識が差異があることに反応する。


「内に人が、それに外に大型車が来ているな、これはトラックか?」


さしもの彼もVR中では身体的危険や外部からの敵意以外では気づくことはできないようだ。


だからと言ってこうも起きてすぐに周りの状況が把握できる点で十分人外の範疇である。


「ふぅ、着替えるか。」


一先ずは自身の準備が大事だろうと思い、香織とリーナが来る前に着替える。


そして、5分ほど経って着替え終えた俊光は彼女らの行動など手に取るようにわかるため近づいてきていることに気付くのはそう難しいことではなかった。


「リーナたちか。開けていい。」


おそらくリーナが戸を叩こうとする前に言った。


ガタっと戸を開ける前に音がなったのは彼女らが驚いたためであろう。


「っ、失礼します。昨日の件で、彩愛様が今日いらしゃいました。」


「超人?」


呆れた声で二人は部屋に入ってくる。


どうやら彼の御仁が現れたようだ。


「あやめ?ああ、あれか。桜木さんのお嬢さん。仕方ない、出向こう。」


感謝してもしきれない桜木からの者を無下に扱うことなど俊光の選択肢にはない、当然、彼が件の嬢に顔出すのは普通であった。


彼が部屋を出るのと同時リーナと香織が追従する形で桜木嬢の元へと行く。


リーナたちが案内もせず、黙ってついて行くのはあまりにもサッサと彼女のいる部屋へ悩みもせず向かっているためであろう。


居間


俊光たちの食事を摂るための空間に彼女は居た。


艶やかなライトブラウンの髪は形のいい耳元に掛かり首元からDカップほどの大きな双丘までの長さ、顔は文句なく可愛らしく愛嬌がある。


椅子に座っていた彼女は俊光たちが来たのに気付くと綺麗な間の取り方で立ち上がりニコッとした笑顔を俊光に向ける。


「家主の知らぬ間に上がらせてもらってすみません。父がお世話になっております、桜木道山の娘、桜木彩愛と言います。此度は」


「その件ですが、申し訳ないですが断らせて頂きます。」


彩愛の挨拶に俊光は言葉をはさむ。


「「「え」」」


驚きの声。


「出費も準備もこちらが致します。無礼を承知でもう一度言わせてもらいますが貴女と懇意になる気は更々ないです。お引き取り願う。」


要約すると、


キ・エ・ウ・セ・ロ。


「.......えっと?」


「え、本気ですか、というよりもだったのですか!?冗談の類だと思っていたのですが。」


頭の中が軽くパニックになり彩愛はまともに言葉を発することができず、代わりにリーナが声を荒げながら俊光に食って掛かる。


「意外にドライな人。」


「ふ、君らは同輩だが彼女は上の者だ。私の主義に反する行為はしたくはない。桜木さんにも申し訳が立たない。」


香織の棘のある言葉にも、ビクともせず泰然とした姿勢で俊光は自身の意志を述べた。


彼にとっては彩愛は自身の障害いわゆる異分子でしかない。


邪魔なものは邪魔。排除する。


心情的に言えばそんな単純な酷い思いだった。


「甲斐性なし。」


「口だけ動かし、餌付けされる愚かさを知ればこそだ。私はそうはありたくはない、ま、今の自分が言うのも烏滸がましいがな。」


彼にとって桜木や竜之介以外に心を置く者はいない。最上位は彼ら。


よって、桜木に伝えていない以上、彼にとって彩愛を置くことなど彼の精神においての害悪なのだ。


「ええっと、よろしいですか?」


「はい、どうぞ。」


狼狽えながらも彩愛が口を挟み、俊光は丁寧な言葉でそれを返す。


その態度も彼女が桜木の者である故だ。


それ以上も以下もなくただそうあるべき理に従うといった機械的な態度に過ぎない。


「あの、ですね。私としても母の意向にそれ程に意欲的ではないので婚約云々は良いのですが。」


「ほう、貴方もか。いや、当然か。」


彼の脳内ではこう要約されています。


意欲的ではない⇒嫌だ⇒帰る⇒自分の意見に賛成⇒では、さらば。


彼女として無理矢理な婚約は好まないだろう、それが当然だ。現代社会でそれを成そうとすること自体に誤りがある。


だが、その様な考えとは違うようだ。


「ですけど、私、ここに住まないと、学園へ通えなくなってしまうので、ええっと、その、困ります。」


必死に言葉を探しながらも彼女は消極的な物の言い方ではあるが俊光の提案を蹴った。

確かに、彼の知っている桜木邸は久二ノ宮学園から遠い。


「ふむ、ですが。貴女は貴族、お嬢さまだ。ここは使用人の家も同然。泊まらせるには忍びない。」


彼女の言葉を慮りながらも俊光は言い訳じみた反対をする。


桜木邸から通えないわけではない。

お嬢様である以上車の送迎が普通なのだ、も安全の為にもそれを望んでいるはずだ。


「私は、構いませんよ?」


「私も同意。」


「俊光様、再考を。」


彼の取ってつけた言葉など意味をなさない。彼女らは幼少期から一緒にいる親友で主従であるのだから、こう返ってくるのは至極当然であった。


女が三人いれば姦しいといったのは一体誰だろうか、まさしくそれだ。


「ふむ、しかしだな....」


彼としても譲れない。

師のような方の娘を許可もなしに預かるなど、例えその母が許しても桜木本人でなければ、誰がどう納得しようとも俊光自身が納得はしない。


「あ、だから、おじさまは。俊光、さん、これを。」


だが、光は差す、いや影が落ちるといおうか。


一方には希望を、他方には諦念を与えるのだから。


懐から手紙をとりだした彩愛から俊光にその手紙が渡る。竜の印が施された手紙だ。


誰の文かは聞かずとも分かっていた。


「?、はぁ、拝見いたします。」


俊光はこの場にいないある人物に疑念を抱きながらも文を読む。



彼女らはジッと読んでいる俊光を見た。


一間。


「ふぅ、仕方ありません。では、一つお願いがあります。」


歓喜の表情を見せた三人の女の子を無表情で見つめながら俊光は言葉を続ける、


「ここでは、貴女に私は敬語、気遣いを必要以上しません。これが飲めないのであれば、共に住むことを許可できません。」


彼の守りたい、いや最低限の譲れない条件を付けくわえる。


天上からのお達しに最早反するというのはないからだ。


「いえ、大丈夫です。私こう見えて、家事とか得意な方ですよ?」


「...ならば、いい。では、先程までの物言いを謝罪する。」


何を見当違いしているのかいきなり家事のこと話しだす彩愛の話を話半分に聞きながら、追いだそうとしたことを律儀に謝る。むろん、きっちりと正面から出はない。目を少し閉じ、下げたか下げてないかわからない程度頭を傾けただけだ。


「いいです、いいですぅ。それよりも今後よろしくお願いします。」


人のいい顔で彩愛はそれを受け取り、改めての挨拶をした。

と、横合いからリーナが俊光に手紙を見ながら喋りかけてきた。


「俊光様?その手紙には何が?」


俊光を一発で黙らせる方法。


是非とも知りたいとリーナは思っているのか目の色が爛々としている。


「ふむ、それは秘密だ。」


俊光はポーカーフェイスを保ちながら淡々とした表情で茶化した物言いを返す。


「怪しい。恥ずかしい画像とか?とか?」


ありきたりな、しかし言えば一番有り得ないことを香織は冗談交じりに言うがなおも彼の表情筋は崩れない。


「ふ、それでいい。では、運送業の者を手伝おう、リーナたちは自分たちの横の部屋を少々片付けておいてくれ。」


体裁よく話を切れさせて俊光は、引っ越しの段取りを手早く言う。

メイド二人は、若干ながら不満そうな顔をしたが、仕事と聞いて機敏に俊光の内容を理解して頷いた。


そんなメイドの態度や俊光についていけずに、オロオロとした様子で彩愛が俊光を見る。


「あの、私は?」


「君は乗り疲れているようだから暫く彼女らの部屋で休んでいると良い。今動かれるとひどく効率が悪い。動かないでくれ。」


俊光は彼女の方に体をくるっと向けて一方的な話をし、最後に彼女たちについて行くようにと告げた。


「あの、荷物は。」


「大体の量は把握できている。問題ない。」


彼には大体の引っ越しの為に持ってくるであろう量は、自身の引っ越しの経験である程度は想像がついた。例えそれが外れ値だとしても彼は力ずくでも遂行する。


要はできれば問題ない。


「すみませ~ん、もう始めてもいいですか~~~~!!」


「では、よろしく頼む。」


運送業者の大きな声と共に俊光も動き出し、リーナたちを置いて出ていく。



感想・評価受付中だよ!!奮って書いてね!!


イシュガルド最高!!

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