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こうして戦闘を経験した

この話を投稿した時点で、

お気に入り登録されたことにビビりました。

一応、Lv5に上がったということで

南門を抜け、ウサス湖を目指す。

道なりに行けば良いだけだし、

街道を歩いている限り、モンスターに襲われないというのもあって

5分ほどでウサス湖に到着した。


「この辺は、湖があるからカエルやトカゲが多いわ。

Lvは3~5が多くて、高くても7。

危なくなったら助けるから、戦ってみて。」


そう言うと、ミャーコさんは座り込んでしまった。

さて、モンスターを探すか。

道から離れると、20cm程の大きめのカエルが3匹飛び出してきた。

頭にはそれぞれ3、3、4と数字が書かれている。

おそらく、Lv3が2匹とLv4が1匹なのだろう。


「うわっと」


飛び出してきたカエルに驚いていると

何も指示してないのに、火霊と水霊がそれぞれ体当たりをする。

火霊と水霊に体当たりをされた2匹のカエルはそれぞれを狙ったのか、

舌を伸ばしてきた。

残ったカエルは俺に向かって舌を伸ばしてくる。


「火霊、水霊。体当たり。」


カエルの舌に当たりたくないので、舌を避けながら2匹に指示を出す。

2匹の霊は指示通りに体当たりを当てる。

が、カエルの舌にも当たっている。


「ミャーコさん、今更だが装備はどうやって変えるんだ?」


俺は武器を持ってないので攻撃できない。


「【アイテム・オープン】って言ってから

装備したいアイテムに触るの。

一瞬で装備できるわよ。

いつになったら気づくかと思ってたわ。」


「【アイテム・オープン】」


<アイテム>

ナイフ(装備不可) 布の服(装備中)

絵本(装備可能) 召喚士の服(装備可能)

スモールヒールポーション(5)


急いで絵本と召喚士の服に触る。

右手には薄い本があった。


「よっしゃぁ。喰らえ。」


手にした本をカエルの顔面に叩きつける。

カエルは少し飛ばされるが、俺に向かってジャンプしてくる。

もう一回。

カエルに本を叩きつけようとしたら、俺とカエルの間に火霊が飛び込んできて・・・


ジジジッ


カエルの腹が焦げた。

後ろを見ると、黒焦げになったカエルと、戦っている水霊&カエル。

もう倒したのかよ、仕事早ぇな火霊!!


俺よりも火霊の方が与えたダメージが大きかったのか

カエルは俺ではなく火霊に舌を伸ばす。


「その調子だ、頑張れ火霊。

ガハッ」


と火霊を応援していると、背後から衝撃が加わった。

振り向くと、水霊を戦っていたカエルが俺に体当たりしてきたようだ。

水霊はHPが0になったのか、水溜りと化している。


「ちっ、【召喚:光霊】」


倒れた水霊の代わりに光霊を召喚する。


「光霊、カエルを倒せ。」


光霊から針のような光が伸び、カエルに刺さる。

水霊と戦ってHPが減っていたカエルはそのまま倒れる。


「光霊、火霊のサポート。」


今度は火霊と戦っているカエルに向かって光の針が伸び、刺さる。

襲ってきた3匹のカエルは倒れた。


「お疲れさん。」


2匹の霊に声を掛けると、2匹は俺の左右にプカプカと浮く。


「さて、召喚士の戦い方はこんなもんだろうけど

手数は多い方がいいよな。

【ステータス・オープン】」


MPを上げようと思い、ステータスを開く。

PPに触ってから、上げたい項目だっけ。


名前:ユウ

種族:???  職業:召喚士Lv1  称号:なし

Lv:05 

HP:23/35 MP:05/35

攻撃:07  魔攻:12

防御:10

体力:15  魔力:15

腕力:15  知力:15

魅力:15  敏捷:15  残りPP22


名前:NoName

種族:火霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:08/27 MP:16/27

攻撃:物理/魔法:07/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:13

腕力:14  知力:13

魅力:13  敏捷:13


名前:NoName

種族:光霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:27/27 MP:19/29

攻撃:物理/魔法:06/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:14

腕力:13  知力:13

魅力:13  敏捷:13


PPに触ってから、魔力に触る。

PPに触ってから、魔力に触る。

PPに触ってから、魔力に触る。

繰り返すこと15回。

こんなもんかな?


名前:ユウ

種族:???  職業:召喚士Lv1  称号:なし

Lv:05 

HP:23/35 MP:05/65

攻撃:07  魔攻:12

防御:10

体力:15  魔力:30

腕力:15  知力:15

魅力:15  敏捷:15  残りPP7


「ミャーコさん、MPを回復するにはどうしたらいい?」


「マジックポーション、通称青ポを飲むか

動かずに座ってても回復するわよ。

魔法職の人は、MPを回復するスキルを持ってるらしいけどね。」


青ポもMP回復スキルも持ってないのでとりあえず座ることにする。


「召喚士ってあぁいう戦い方をするのね。」


「基本は召喚獣任せっぽいな。」


「召喚獣が前衛で、召喚士本人は後衛って感じね。」


「あ、やっぱり?

本でドツきまわす前衛じゃないよね?」


「というより、普通は本でドツきまわそうとも思わないわよ。」


そんなやり取りをしてるうちに、

どれだけMPが回復したか気になったので確認してみることにする。


「【ステータス・オープン】」


名前:ユウ

種族:???  職業:召喚士Lv1  称号:なし

Lv:05 

HP:35/35 MP:43/65

攻撃:物理/魔法:08/09

防御:物理/魔法:09/10

体力:15  魔力:30

腕力:15  知力:15

魅力:15  敏捷:15  残りPP7


名前:NoName

種族:火霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:27/27 MP:27/27

攻撃:物理/魔法:07/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:13

腕力:14  知力:13

魅力:13  敏捷:13


名前:NoName

種族:光霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:27/27 MP:29/29

攻撃:物理/魔法:06/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:14

腕力:13  知力:13

魅力:13  敏捷:13


よし、残りの4体も召喚できる。


「【召喚:水霊】【召喚:風霊】【召喚:土霊】【召喚:闇霊】」


何も起きない。

MPも変化していない。


「同時に召喚できるのは2体までか。

じゃ、【召喚解除】」


その言葉に、火と光が消える。


43まで回復したMPは33に減った。


「【召喚:風霊】【召喚:土霊】」


さらにMPを10ずつ消費し、緑の霞のような風と石が召喚され、

ステータスには、新しく召喚した2匹分が表示される。


名前:NoName

種族:風霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:27/27 MP:43/43

攻撃:物理/魔法:06/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:21

腕力:13  知力:13

魅力:13  敏捷:14


名前:NoName

種族:土霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:27/27 MP:43/43

攻撃:物理/魔法:06/07

防御:物理/魔法:06/06

体力:13  魔力:21

腕力:13  知力:14

魅力:13  敏捷:13


さっきの3体よりもステータスが高い?

主に、俺がさっき上げた魔力が。


「戦えるようになったし、もう少しやってみるわ。

【ステータス・クローズ】」


新しい2匹を連れてモンスターを探しに立ち上がる。

そして、再びカエルと遭遇する。

今度は1匹だから問題ない筈。


「風霊、土霊、カエルに攻撃。」


風と石がカエルに向かって体当たり?をする。

こっちを向いたので確認すると、頭に書かれた数字は3。

最低Lvだが、実験には都合がいい。


「風霊、土霊。スキルで攻撃。」


緑の風と、石の針がカエルに当たる。


「いいぞ、そのまま攻撃。」


緑の風と石の針が刺さる。


「続けて攻撃。」


3度刺さると、カエルが倒れた。

別パターンも試してみるか。


「お疲れさん。【召喚解除】」


霞と石が瞬時に消える。


「どうだった?」


「やっぱ、見立て通り召喚獣が前衛で

召喚術士は後ろで指示だな、こりゃ。

次は光と闇で試してみる。」


そう言って、ミャーコさんの横に座り込む。


「1人で3人みたいなものね。

ユウが戦えないから、実際は2人なんだろうけど。」


「ま、そうなるな。

召喚獣は物によっては俺よりステータス高いから

俺が参加しなくても2人と大差はない。」


「へぇ~」


「しかも、各召喚獣には得意というか

ボーナスみたいな、ちょっと高めのステータスがあるっぽいな。」


「そうなんだ。」


来るまでは俺が質問役だったが、今は逆になっている。


「あぁ。火霊は腕力、水霊は魅力、風霊は敏捷、土霊は知力

光霊は魔力が高かった。

この分だと、闇霊は体力が高めなんだろう。」


「召喚獣も強くなるの?」


「たぶん、そうだろ。

さっきMP増やすのに魔力に振ったんだが、

そのあと召喚した風霊と土霊は魔力が上がってた。

その辺は要検証だな。」


PPが7余ってるし、1ずつ振ってみる。

違ってても、上げといて損はしないはず。


「【ステータス・オープン】」


ステータスを開き、余った7ポイントの内5ポイントを割り振る。


名前:ユウ

種族:???  職業:召喚士Lv1  称号:なし

Lv:05 

HP:35/37 MP:21/65

攻撃:物理/魔法:09/10

防御:物理/魔法:10/11

体力:16  魔力:30

腕力:16  知力:16

魅力:16  敏捷:16  残りPP2


一応、2体召喚できる程度にはMPも回復したようだ。


「【召喚:光霊】【召喚:闇霊】」


名前:NoName

種族:光霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:29/29 MP:45/45

攻撃:物理/魔法:07/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:14  魔力:22

腕力:14  知力:14

魅力:14  敏捷:14


名前:NoName

種族:闇霊  職業:召喚獣  称号:なし

Lv:01 

HP:31/31 MP:43/43

攻撃:物理/魔法:06/06

防御:物理/魔法:06/06

体力:15  魔力:21

腕力:14  知力:14

魅力:14  敏捷:14


ふむ、やっぱり上がってるな。


ピロリ~ン


【召喚術士Lv2になった】


その後、

今度はミャーコさんと暫く狩りを続けてから別れた。

正確には、動かずにジッとしてるだけで

HPとMPが10秒に1ポイントずつ回復します。

ミャーコが 「座ってても」 と言ったのは

単純に立ったままジッとするのがシンドいだけです。

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