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84.幸せになりましょう

「ほんと、目が離せないね」

なんてカールさんが言う

うう、すいません、お心配おかけしました

「と、いうことで、そろそろ待たないことにしたんだ」

にこりと、ティエリさんが笑う


「選べないなら」

「選ばなかったらいいんだよ」

と二人が、交互に言った


「と、いうことで、皆さん、俺たち三人で結婚しまーす」

なんて、宣言されちゃった

えええ、プロポーズ?結婚宣言?


「早く決めないからよ」

なんて、リーナさんが笑う

「だけど、お前にはぴったりだろうな」

先生たちが笑う

うう、かもしれない


おじさんは、カールさん推薦だったしね


私も、おじさんに言われてから考えるんだよね

宿にカールさんがいて、料理してもらってーとか・・・

独立はいつか考えてるけど、まだかなぁーとか言ってたのは

実はこのことを言ってたとは

言われるまで気付いてませんでしたっ


うう、なんか、二人からはプロポーズいっぱいされてたみたいです

私、全スルーで、だから、今を逃さないって感じだよね


すいませんすいません

だけど、私も、これがおわったら決着つけようと思ってたんだよ

いつまでも待たせちゃ悪いし

男の事情もあるって後輩君も言ってたし・・・



「どっち選ぶつもりだったの?」

「り・・・両方・・・」

というと、全員大爆笑

うう、だって中にはめちゃえばどうにかなるとか言われたし

だから、体験してみようかなーなんて思ってる


「あら、大胆発言」

「うーん、早く帰りたくなってきたね」

「意外とエッチ?」


・・・え・・・

「ちっ違います、宿の中にですよっ」

というと、三人が顔を見合わせて大爆笑

あー酷いわかっててからかったこの人たちーーっ


「と、とりあえず、末永くお願いします」

「うん、とりあえずは余計だけど、これからよろしく

 帰ったらあちらの宿でも宣言しようね」

きゅっとティエリさんに手を握られた


「はい、しましょう

 それでおいしいもの作って皆でパーティしましょう」

「自分でつくっちゃうのがアンちゃんだよね」

くすりとカールさんが笑う


「えー、手伝ってくださいよ?」

おじさんと二人とかいやですよ?

もう無礼講にしちゃう予定なんですから

と、ひそかに考えてたんですよー


貴族じゃないと結婚式はないけど

結婚式パーティをして、いままでお世話になった人よんで

どんちゃんさわぎするみたいな感じで

というと、二人がぎゅっと抱きついてきた


「ちゃんと考えてくれてうれしい」

うん、ちゃんと考えますよ

私だって他の人にとられちゃうのいやだもん


自分のこれが憧れなのか恋心かまだわからない

だけど、とられたくないのはたしかで

誰かのものになった二人は見たくない


それでいいって異世界の常識がいうなら

それに飛び込んじゃってもいいよね


そういうと、もっと早くがよかったなぁー

とか、まーた頭で考えるとか

体にきいちゃうよ

とか言われまくったけど

いいんですっ


いいんですったらぁーーーっ

とりあえず、この部屋は立ち入り禁止ですよーーっ

ねーリーナさんっ


と馬鹿笑いしてるリーナさんに訴えてみた


《おしまい》

ということで、両方でした

まさに、選べないなら選ばなかったらいいんだよ戦法

むしろ、一人ではアンちゃんは手にあまる・・・かもしれない


少し間があきますが、後日談が続きます

今までありがとうございました

また、どこかで出会えることをねがって!

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