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Reincarnation Online - リンカーネーション・オンライン -   作者: とどのつまり
第2章 胎動、そして蠢く悪意を薙ぎ払いて……。
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log in - 92 そして謁見の間は、驚愕に包まれる。






「こほん、改めて名乗ろう。妾がこの『鉄血(てっけつ)のオデット』の皇王、オルテナ=オル=ブリギッドだ。同時に王家直轄の工房兼商会、戦鉄錬の長でもある」



 所変わって謁見の間。高らかと名乗りを上げる女皇陛下……なのだが……。

 改めて、じゃないよなぁ……名乗られるの初めてだし。いきなり、余のものとなれ……だったし……。

 横目で見れば、他の3人も同じことを考えているのだろう、複雑な表情を浮かべていた。



「~~~~~っつ!?」



 もっとも、1人お調子者(マイハニー)がツッコミを入れたそうにしていたので、すかさず足を踏みつけてそれを阻止したが……。

 うん、そうしなければ絶対に口走っていたことだろう。



「高笑いだけで、自己紹介ってなかったよねぇっ“キランッ”!」



 と、とてもウザったく……。



「それにしても、だ……むうぅ……」



「あ~、何だ?」



 何か“ジロ、ジロ”と見られているんだが……?


 居心地の悪さに、一瞬言葉遣いをどうするべ? と思うも、すぐにまあいいかと開き直る。

 今更だしなぁ……うん。



「いや、なに。この国に最初に訪れた『転生者』……かの巫女等と同じ世界の出自のものの名がアギトとは、な……」



「??」



「いや、気にするな。それよりも、だ。生産設備一式を整えたいということだが……スペース、かなり取るぞ?」



「ああ、それは問題ない。俺のホームは、恐ろしくデカいからな。それこそ……“ボソリ”(この城よりも)



「な、何やら最後に恐ろしい呟きが聞こえたようだが!?」



「いや、気にするな」



「気にするわ!」



「あ~、師……陛下。そこのところは、何卒スルーで」



 若干呆れ顔のオーレルから、そう助け舟が出るも……。



「できるか!!」



 ごもっとも。

 あれを最初に目にしたオーレルやエレオノーラ達も、目ん玉ひん剥いてあんぐりと口を開いていたっけなぁ……。

 そして、ホームに元々完備されていた生産施設を見てもらったんだが、その上で……駄目出しを喰らったのだ。

 オーレル曰く、高性能(ロストテクノロジー)すぎて手に余るんだとか。

 うん、俺はまあ……称号の効果とかもあってか普通に使えるんだが。ギルドを立ち上げるとなると他のメンバーが使えないのは頂けない。

 なので、別に一式となったわけだ。



「それと、だ。職人の移動に関しても問題はない」



「うむ? どういうことだ?」



 こんなこともあろうかと……と、いうわけではないが、しっかりとチートアイテムも作っておいたからな!



「では、失礼して……チャラララッチャラ~~ッ!」



 インベントリから“デデンッ”と取り出したる……扉。

 そう、皆さんご存知。



「どこにだってドア~~~」



 まあ、そのまんまだと色々不味いので、名前の方は少し変えてみたがな。

 いや、だってさ? デフォルト名だと、まんまど○で○ドアなもんだからさ……。



「こ、これ…は……?」



「マップ解放地点……要は一度行ったことのある場所ならば、瞬時にそこへと繋げられるゲートだな」



『んなっ!?』



 女皇をはじめとした所見の間に集まった『鉄血(てっけつ)のオデット』の面々は、皆一様に絶句する。

 いや、1人を除いてだが……。



「ア……アーティファクトか!?」



「いや、俺が作った」



「生産設備、いらんちゃう!?」



「陛下、お言葉が崩れています」



 思わずとツッコミを入れてきた女皇を、彼面々の中で唯一冷静であるメーテルが窘めた。



「いえ、私も十分驚いていますよ? 表に出していないだけで……」



 ふあっ!? エ、エスパー?

 というか、何? その、鋼の精神。寧ろ、そっちの方が怖いんですけど!?



「いえ、この陛下の我儘に、間近でつき合わされ続けていれば……自ずと耐性もつきますよ……」



『ああぁ~~~~~……』



 その場の全員が、深く深く頷いた。

 てか、女皇よ? お前も頷くのかよ!?




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