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再びキャラクターです。
「君を愛する事は、もう、ない」
からの、クローンが相談しに行く相手が必要です。
お馬鹿な国王を説教してもらう為に、先代王妃のところへ行きます。
で、その相談された先代王妃、王太后陛下。
彼女だって困惑しきりです。
困り顔のセーレナ。
さらに彼女が相談する相手も必要です。
すでに公爵になった先代国王の弟を用意しました。
弟は、話の調整役にしました。
あっちこっちで慌てふためく奴らをまとめます。
なるだけ落ち着いたおじ様に。
3作目(改稿中)で甘い言葉を吐き捲くることになる、アルドー爆誕です。
いや、最初はオルドー(秩序)だったっぽいです。
気付いたらアルドーになってました。
意味は『情熱』。そ、そうね。そうかもしれない。まあいいか。
クローンはパティエンス(忍耐)、国王の名前はディルクルム(夜明け)。
次は出会いです。
一ヶ月馬車に揺られて、王太子が視察に来る聖女縁の地。フローレス。
王城から遠く離れているのにクローンに反応してます。
電波塔があるからなのか、単純に一目惚れなのか……。
ひたすら執着する厄介な性格。
フローレスにはクローンのお世話係の一家がいます。
両親と兄。
お日様みたいな明るい兄、ジョイル誕生。
やれやれ、疲れた。
いや、まだラスボスがいました。
聖女様とクローン製作者の天敵。初代国王。
仰々しいラテン語の名前と、星船にいた頃の名前。
ルックスは金髪碧眼で。
あ、なんかこっちも、象徴的なアイコン欲しいですね。
日の光と全ての始まり、暁色の瞳。名前は夜明け。
初代国王オルトゥス。
元の名前はヘブライ語で、シャハル。
どうかしてる中年の男、シャハル・ドーン誕生。
この時点では、特に思い入れはなかったんです。
ただの変なおっさんくらいの認識で。
最終的に話が収束する頃には、お気に入りの座を獲得していました。
何度も言いますけど、本当は頭空っぽで読めるものが書きたかったんです!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いよいよ書き出しです。
「君を愛する事は、もう、ない」
お約束から始まる。
建国祭で盛り上がる国民。
建国縁起とかあると、それっぽくていい。
マグノリア王国の成り立ちをさらっと入れて、プロローグです。
つかみは短めに。
インパクト勝負なのです。
一ページで済ませるのが、読み手に優しい。
さて、次からは一人称がいいか、三人称がいいかでしばらく悩みました。
なろう界隈は一人称が多いです。
ちょろっと書いてみましたが、慣れない一人称、ちょっと辛い。
が、あえてやります。
しかも、エピソード毎に変えて。
話し方を色々模索して書きます。
案外楽しい。
苦労したのはハルト。こいつ動かないんだ。
元々漫画描きの私。
絵がないとキャラクターが動きません。
四半世紀ぶりにスケッチブック買いました。ダイソーで。
中学の時から使っているシャープペンを取り出して、いざ……。
描けねぇ! ブランク長すぎた。
四苦八苦しながらキャラ起こしします。
パティエンスは割とすぐ描けました。
ソフィアは少し明るめに。
ディルクルム、うん、適当。
ハルトがうまく描けない。
ヘビ目の黒髪でいいんだよ。お前好きだろ?
と、自分に言い聞かせるも、腕が落ちてて納得いきません。
(仮)を付けて決定。
セーレナはなんとか。
アルドーもまあ、なんとか。
ジョイルは明るい青年で。
シャハル、描けねぇ。
キラキラ顔のおっさん……?
え、陰鬱なゴスなバンドマンしか描いてなかった私が描けるの?
保留しました。
3ヶ月ばかり経った後に描いたシャハルは……
「誰だ、これ?」という、ちょっと予想外な顔でした(笑)。
そんな経緯を経て出来上がったのが『偽りの始まりはどこからなのか』。
夜中も昼のお買い物への道中でも、ネタを捏ね回しました。
夏の暑い日、木漏れ日の下。
スーパーで買った重い荷物を肩にかけ、重い足取りでドラッグストアへ。
ディルクルムの螺旋階段での「一歩、また一歩」のシーンが浮かび、同情して目頭が熱くなったり(笑)。
それにしても、最初に目指していた『溺愛』『ざまあ』『ナーロッパ』はいったいどこへ。
偽りの始まりは、作者の頭の出来にある模様です。
こんな迷走した物語を最後まで読んでいただきありがとうございました。
御礼申し上げます。




