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嘘告白された後、学校で指折りの美少女である女友達と幼馴染から猛烈なアタックが始まった  作者: 白金豪


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90/103

90話 決着

「くそ!なぜ周囲は増本の味方になるのよ!所詮人間は顔が良い子には弱いってか!!」


 ガンガン。


 愛羅は2台の自動販売機を交互に足の裏で蹴った。


 自動販売機は一瞬機械音を止めたが、瞬時に息を吹き返した。


 自動販売機はびくともせずに、ブルーライトも放出する。


「ちっ!機械だから頑固ね」


 自動販売機にダメージを与えられなかった事実が悔しいのか。愛羅は機械に対して不満をぶつけた。


「どうやらお怒りのようだね」


「誰!?」


 キッ。


 愛羅は威嚇するように音源を探索した。


 時間はあまり消費されず、すぐに愛羅の視野に一輝が収まった。


 以前と同じ場所で今度は一輝と愛羅が対峙する。もちろん人気は存在しない。この場所には2人しか身を置かない。


「ものに当たっちゃダメだよ。壊れるから」


 一輝は子供に接するようにたしなめた。


「余計なお世話よ!それに上から目線やめてくれない?」


 愛羅は荒い口調を伴いながら、鋭い眼差しを走らせた。


「ごめんごめん。お節介だったね」


 一輝は軽く謝った。


「それで。そろそろ増本に対する危害を止める気にはなった?」


 一輝はようやく本題に入った。そのために、彼はわざわざこの場所へ足を運んだ。


「なに?まだ説得しようとしてるの。生憎、答えはNOよ」


 劣勢にも関わらず、愛羅は威勢が良い。反抗心がびんびんに沸る。


「・・・それは残念だね。まさかこの時点でその考え方とは」


 一輝は辟易する。


 愛羅の頑固さには尊敬すら覚えた。ここまで粘り強いとは想定外だった。


「残念だよ」


 一輝は正直な意見を口にした。憐れむように。


「ふん!好きに言ってなさいよ!」


 愛羅はふんっと吐き捨てた。


 テレレレン。テレレレン。


 愛羅のスマートフォンが鳴り響いた。


「ちっ。誰よ」


 愛羅は面倒臭そうにスマートフォンを取り出した。


「はい!もしもし!!」


 愛羅は雑に電話に応答した。


『お、おい!愛羅!!そろそろ増本に手を出すのはやめろ!そうしないと俺がもたない』


 スマートフォンがスピーカーにしていたため、一輝の耳に内容が入った。


「はぁ〜。なんで!秀明もそんなこと言って!元はと言えばあんたが仇を取って欲しいって言ったじゃない!!」


 愛羅は鋭く唇を尖らせた。


『とにかくすぐに愛羅の元に向かうから!』


 小川はすぐに電話を切った。


「あ、ちょ、ちょっと待って!」


 愛羅の声も虚しく、儚く消えた。


「ちっ。なんなのよどいつもこいつも」


 愛羅は乱暴にスマートフォンを仕舞った。


「彼氏の意見に沿った方が身のためだよ?」


 一輝と愛羅の立場が逆転した。一輝の方が圧倒的優位に立った。


「ぐっ・・・」


 愛羅はギリギリ歯を食い縛った。


 完全に負け顔だった。


「すぐに彼氏さんが来るみたいだね。身を置く場所を教えた方がいいよ」


 

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