↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘告白された後、学校で指折りの美少女である女友達と幼馴染から猛烈なアタックが始まった  作者: 白金豪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
48/103

48話 体育館裏


 莉菜と松本は一輝が嘘告白を受けた体育館裏へと来た。莉菜が話をする場所としてここを選んだのだ。


「どうして松本さん、あなたがかずくんと話をしていたの?よりにもよって嘘告白をしてかずくんをひどく傷つけたあなたが」


 莉菜は立ち止まると、冷淡な口調で問い詰める。


「・・・やっぱり知っていたのね。増本さんと与田さんは」

  

 松本は驚いたように目を大きく見開いた後、合点がいった態度を示した。


「うん。知ってるよ。だってあなたが嘘告白していた現場を生で目の当たりにしたんだから」


 莉菜は鋭い目つきで松本を睨みつける。彼女の目からは多大なる怒りが伝わる。


「黙ってないで質問に答えて」


 莉菜は松本を催促する。どうやら早く答えを求めているようだ。


「理由は・・・朝元君に話し掛けられたから。それで会話をしたのよ」


「嘘だよ!どうして、かずくんが自分を傷つけた人に対して話し掛ける必要があるの!」


 莉菜は即座に松本の言葉を否定した。その瞬間、莉菜は鬼気迫るような表情を露わにする。


「・・・確かにそう思うのも無理ないと思う。でも、嘘は付いていない。そこは信じて欲しい」


 松本は憂いな瞳をしたまま伏し目がちになる。


「それと、与田さん。・・・あなたの大切な人を嘘告白という最低な行為で傷つけてしまいごめんなさい」


 松本は弱々しい口調で謝罪の言葉を述べるなり、きれいに頭を下げた。


 莉菜は松本の謝罪に一瞬だけ動揺を見せたが、すぐに平常時の顔に戻る。


「謝罪して許してもらえるとは思ってるの?私の幼馴染で大切な人であるかずくんを傷つけたのに!!かずくんはすごい傷ついたのに・・。もし、もし、かずくんがあなたを許したとしても私は許さない!!!」


 莉菜は学校内にも関わらず、大きな声で叫ぶ。叫び声には怒りと悲しみの両方が込められていた。


「わかってる。わかってるわ。そんなに甘くはない。でも、今のところ、私には・・こんなことしかできないから・・・」


 松本は頭を下げたまま本音を口にする。彼女の顔からは後悔の念が強く伝わってくる。


「そう。今頃、反省しているんだね。でもそう簡単ではないからね。それほどに、あなたがしたことは最低な行為だったんだから!」


 莉菜は怒りを抑えるように足で地面を叩きつけると、頭を下げる松本を無視して踵を返した。


 莉菜はずんずんと歩を進め、頭を下げたままキープする松本から離れて行く。


 しばらくすると、莉菜は歩くのをやめ、後ろを振り向く。そこには未だに頭を深く下げる松本の姿があった。


「・・・」


 数秒ほど、莉菜は黙って見つめた後、わずかに目を細めてから再び前を歩き始めた。


 莉菜と松本の距離はさらに拡がる形となる。


⭐️⭐️⭐️

読んでくださった方、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。