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華のお江戸の振袖小町  作者: 水虎
第参幕「本心」
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第参幕の拾壱

激アツ演出が来た後はこうなる、展開は読めてると思いますがその通りに進んでいきます。ありがちな反応もあるよ!

 振袖小町になる直前のさくらやあおいのように、いつの間にかアイリスは青空が広がる一面の花畑にいた。

「私校庭にいたはずじゃ……?」

 次々と起こる不思議な出来事に翻弄されているアイリスに、白い着物を着た少女が優しく語り掛ける。

「あなたの何があっても諦めず前を向く気持ち、朗らかな心、そして希望を捨てない姿勢。私は感じ取りました。この土の力を、人々と世界を守るために使ってください」

 少女の手から、芯の強さを感じさせる黄色い光がアイリスの持つ振袖のカケラへと流れていく。

 黄色い光と共鳴するかのように、アイリスの振袖のカケラはだんだんと形を変えていき、黄色く丸い水晶がついた簪になっていった。

 振袖のカケラが簪へと形作った直後に、アイリスは校庭に戻ってくる。手元に簪があることにさっきの光景が夢ではないことを確信する。

「君、名前は?」

 イナリがアイリスの目の前に駆け寄って問いかける。

「土屋アイリス、だけど……あなたは……ぬいぐるみ?」

「ボクはぬいぐるみじゃない……ってそれは置いといて、アイリス、君は土の振袖小町に選ばれたんだ! 開花って叫んでからその簪を頭にさして! 詳しいことは後で説明するから!」

 ぬいぐるみじゃないことにツッコミを入れたい気持ちをぐっとこらえ、その簪の使い方を説明するイナリ。

「……わかった! この学校は、私が守る! 開花!!」

 戦う決意を固めたアイリスは叫び、その声と同時に、黄色く激しい光がアイリスを包む。彼女もまた、0.01秒で着ていた服がもとの制服から、黄色い着物ドレスのような服に変わっていた。

「私が……振袖小町に……」

 既に世間に現代に蘇った振袖小町が認知されつつあるからか、自分も振袖小町になったことに対して半信半疑のアイリス。

 ここで、アイリスが僅か0.01秒でどのように変身したのか、開花プロセスをもう一度見てみよう。

「開花!」と叫んだ後に、簪を髪に挿す。すると、纏っていた制服が光の粒子となって消え、飛び上がったアイリスのまわりに大きな土の塊が漂う。

 漂う土の塊が次々とアイリスの体にくっついていき、両腕の前腕についた土が重力で下がっていく。その直後に土が固まって岩のようになると土の表面が割れ、中から小袖の袂が現れる。両足首を包んだ土からは黄色いスニーカーが、左膝を包んだ土からは強固な膝当てが姿を現す。

 上半身から膝上までを包んでいた土にひびが入り、割れると中からフリルのついた黄色いノースリーブのミニ着物が形作られていた。アイリスはそれを纏う。その上から腰に光が巻き付いて青い帯となり、背中で蝶結びがされる。

 そして簪に付いた黄色い水晶が光ってから着地。これで変身完了である。

謎空間にいる子は実はオマージュ元があって、見た目はバリバリのロボットでありながら必殺技はパイロットの特技である拳法なのが特徴の希望は僕らの最後のGEARなロボットアニメからです。

つまり今後彼女が別の姿で登場する、かも……?

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