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怪談の学校  作者: runa
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振替休日~螢澪の邸より~


クラスマッチ後日譚、その1をお届け致します<(_ _*)>


 


「――――どうやら、桜庭の『咎』が赦される時が来たみたいだ。あれも中々根は深いと思ったけれど、拍子抜けな感は否めないな……」


 あの子なら、きっと『儘ならない』と称する心地なのだろう。

 小さな吐息と、さらさら靡く灰桜。そして指先に揺れる、歪みの名残。

『彼』はまだ、その時が訪れていないことを知っていた。




 *



 クラスマッチの翌日は、現世の学校と同じように振替休日である。

 これは大変にありがたい。

 いやまぁ、そうしないと色々とやってられないというのが生徒側の本音だ。特に需要があるとは思えないが、一応この機会に代弁しておく。

 なにしろ夜通し、神経を張り詰めさせていた。

 その実。陽の下で行われる運動会など、今なら鼻で笑ってしまえる過酷な日々だったのだ。

 正直、前後の日々を含めれば、いやはや……我ながら頑張ったものである。

 体力がもたないというのが、実際の話。うん。元より、体力の無さには定評があったりもする。

 だからこそ言いたい。

 ここは言わせて頂こう。


「……みなさん、元気ですね」


 言いたいことはそれに尽きる。

 バサバサと羽風によって巻き起こされる、周辺被害。それは自然災害に等しい規模だ。どこか遠い目をして見上げたくもなるよ。


「これが所謂(いわゆる)、天狗風かな……?」

「ごめんね、騒がしくて。起こしてしまったかい? 伯父上は昔から、一族内でもとりわけ風力が強い方でね……」


 ――山肌を、丸ごと薙いだこともあるんだよ?

 そんな、全くもって笑えない話を言い足しながら。いつの間にか後ろにいたらしい鶯伯父さまが苦笑しながら歩み寄ってきた。

 それが先刻の事だ。

 自分と同じく、どこか遠い目をしている鶯伯父さまと横並びで見上げている今である。

 その視線の先には、猛禽の翼を扇のようにバッサバッサと羽ばたかせながら浮かぶ怪異。それに向き合うのは、既に人の形から変化をした後の祖父。その斜め横には、先ほど日暮邸から馳せ参じてきたらしい流家の当主様――改めていう事でもないかもしれない。それでもあえて言いたい。

 この並びは目にも鮮やかであった。

 壮観だ。一言で纏めれば、それに尽きる。


 お昼時を目前にして、上空に揃って浮かぶ空神一族の現当主様(これは要するに天狗一族の長さま)と銀の龍、深緑の龍。

 その三つ巴――三者三様。それすなわち。


「日和一族における、事実上のトップ会談だね」


 日和家の現当主である鶯伯父さまの言を借りれば、そういった状況であるらしい。


 元より、ここ数日は慌ただしい日々であった。

 今更まとめるのも、色々と遅すぎる気もするが敢えて言おう。重ねて言おう。

 そもそもは現世暮らし。思わぬ父の失態により、ついぞ思ってもみなかった真実を明かされて――ここ、オカルト界へ引っ越して来たのが僅か一週間ほど前の話なのだ。

 濃い日々であった。それはもう、百パーセント果汁とかその他に匹敵するくらいに凝縮された日々である。

 某神隠しも薄味に思えるほどの、詰め込まれ過ぎた日々の経過。及びそれを辿る現在形。

 ようやく得られた休日。束の間の平穏を享受しても、きっと誰も文句は言わない筈だと。

 そう信じ、疑いもしなかった。

 けれども現実はどこまでも波瀾万丈である。「一応の目途が付いた」と安堵の思いでため息を零してみるも、実は――。などということはザラである。

 嘗て、とある友人が言うことには。「神様は、その人が超えられる試練しか与えることはない」云々。すなわち、当人にとっては甚だ不条理極まりない現実。それも基を正せば神が我らに与え給うた成長のための糧であると。

 ふむ、そんなものかと一先ず頷いていた嘗ての自分に言いたい。今だからこそ言い聞かせたい。

 甘い。そして青いぞ、である。

 ここ数日の満載感には文句の一つも言いたくなる。そこは慣れてはいけないのだ。否、正確には郷に入れば郷に従え。慣れることすべてが悪いこととは思わない。

 それでも、それでもである。

 せめて癒し要員を増やしてもらいたいものだ。ここは外せない。シリアス設定も大概に抑えないと、物語りの主人公が鬱に陥り、自滅する例の如く。何事も程々が良い。バランスが大切だ。

 では、具体的に何を望むのか? うーん、そうだねぇ。

 例えばモッ君を四つ子設定にするとか――ね。

 うん、我ながら素敵な想像だ。机の角一つごとに、(いち)モッ君。和む。この上なく、和む。


「大丈夫? とても疲れた顔をしているよ」

「ええ、鶯伯父さま。疲れてはいますが、時折妄想を膨らませて自分を癒しているので平気です」

「……本当に大丈夫?」


 不安げな伯父さまの声も何のその。ええ、大丈夫ですよ。思い返せば現世でも、それなりに濃い日常を謳歌していたのは変わらないのですから。

 そこのところをも踏まえて、訥々と説明を加える合間。伯父さまの顔色は悪くなる一方でしたね。ううむ、儘ならない。

 他者に物事を説明すると言うのは、やはりそれなりに技術のいることなのですよ。

 その辺りを再確認すると共に、己の未熟さも痛感する今日この頃。叶うなら一度、事象の説明に長けた蛍……もしくは四隅君のいずれかに教えを乞うことも検討したいと思います。


 そんな決意を新たにしていた最中である。

 螢澪の正門を潜って、一人の怪異が来訪してきた。休日であろうとも、彼の多忙さは変わらぬらしい。


「ご無沙汰しております、日和の当主様。そして姫様、ご無事で何よりです」

「やぁ、久しいね。幸樹くん。相変わらず忙しそうで何よりだ」

「……後半の文言が、切なすぎます。伯父さま」


 いい機会なので、おさらいしておく。

 流 幸樹。またの名を、風切。怪異名は一木蓮だ。

 流家の長子である彼は、吹き荒ぶ風に身を屈めるようにしながら歩み寄ってきた。柔らかそうな猫っ毛がふわりふわりと風が吹き荒ぶたびに四方へ揺れている。

 その下に覗く、紛れもない(くま)。――初対面の時よりも濃くなったそれが、しみじみと切ない。正直なところ同情を禁じ得ない。

 苦労人には、総じて親しみを覚えるものだ。これはもはや性と言えよう。


「父が御邪魔していますが、その時に持参する筈の菓子折りを邸に置いていったもので。代わりにお届けに参りました。姫様におかれましては、先の騒動で大変お疲れかと存じます。どうぞ、甘いもので心を休めてください」


 彼の言葉から、流家の日常が透けて見えると思うのは恐らくそう間違ってはいまい。生まれ持った苦労人気質は、こうした普段の積み重ねによって為されるものだ。


「お気遣い、感謝するよ。折角だから、上がってお茶でもどうかな?」

「いえ、せっかくのお誘いですが――」

「子どもが遠慮なんてするものじゃないよ。さぁさぁ、上がって」


 鶯伯父さまの声がけもあってか、幾ばくかの逡巡の後に、彼は苦笑しながら言う。


「では、お言葉に甘えて」

「よし。折よく新茶の季節だから、片輪車さんにとっておきを淹れてもらえるようにお願いしてみる」

「有難うごさいます、姫様。楽しみです」

「ふふ、我が家のお茶は一味違うからねぇ」


 この一族においては、平穏主義といって間違いのない三人だ。交わされる言葉には和やかさ以外の成分は含まれない。

 連れだって歩き始めた三名は、吹き荒ぶ強風を背に螢澪邸へと足を踏み入れた。



 


「自分が最後に本邸にお邪魔したのは……五年ほど前になるでしょうか」

「ふむ、分家の筆頭にあたる流家であっても?」

「正式なお呼び出しが掛からない限りは、理由もなく本邸へお邪魔できる立場にありませんからね。父はともかく、嫡子の自分となればより一層限られます」

「……そんなものかね」

「ええ、ですから今日はむしろ異例中の異例ですよ」


 そんな会話を交わしている合間に、こぽこぽと注がれる新緑。

 この上もなく繊細な手つきでお茶を淹れてくれる片輪車さんにお礼を伝えれば、白磁の肌を桃色に染めて嬉しそうに微笑んでくれる。

 人数分の茶托を鶯伯父さまが用意して、小広間でささやかな茶会が始まった。

 人数は片輪車さんを含め、五人だ。

 本日の螢澪邸は、比較的閑散としている。


「父さんと母さんは珍しく二人揃って現世に買い出しに出かけているし……おばあ様と凪伯母様は緑麗神のところへご挨拶に向かうと夕べお話されていたから、邸内に残っている人数も普段に比べると少ないね」

「緑麗の方は、ほぼ全盛期の神力を取り戻されたのでしょうか?」

「さてね……当人曰く、もう少し睡眠が必要だと言っていたけれどね」

「あの方も、お変わりありませんね……」

「それには尽く賛同いたします」


 日和家の顔触れが普段に比べて揃わない理由を淡々と述べつつ、さりげなく緑麗神の現状について呟けば。

 やはりと言うか、何と言うか。見慣れた苦笑が返ってくるのだ。いい加減に慣れもする。

 それは同時に、かの神がそれなりに怪異達の間では愛されていることも伺える反応である。あれだろう、現世で言うゆるキャラ的な立ち位置に彼の神は当たるのではなかろうか。

 あながち、的外れな考察でもないと思うのだ。

 現に、最終的に響いた「賛同」を示す声。ここに視線を辿れば、誰もが頷くことだろう。

 この場における五人目の怪異として、同席する彼女――穂苅(ほがり)と名乗った――は緑麗神の遣いだという。

 古より、緑麗の系譜に仕えること幾星霜。

 今代の神が深い眠りについた折には、半ば諦めつつも陰ながら『谷』が崩落する事態を防ぐべく、他の神々が住まう地へと助力を願いに方々駆けまわっていたらしい。

 しかしそれも思うように進まず、主である緑麗神の力が衰退してゆく影響を受けて、近年では殆ど身動きも取れなくなっていたと聞く。

 もう駄目かと諦めかけたその最中の、今回の一騒動だ。

 彼女は理由も分からぬまま、身軽になった体で懸命に駆けた。駆けて駆けて、そうして辿り着いた主の御許。

 そこで見たものは――深い深い惰眠から目覚めた主が「あぁ、極楽極楽。もうこのまま酒と一つになりたい……」と呟きながら神酒にどっぷりと浸かっている様相であったのだから。

 いやはや、張り飛ばされるのも無理はない。


「求眠者、蟒蛇(ただし不味い酒は除く)、怠惰、整理整頓が苦手(よく書簡に埋もれて発見される)……あの方には、全くもって苦労しかさせられた覚えがありません」

「ふふ、今代の緑麗は全くもって運が良いなぁ。穂苅、君のような御使いに恵まれたこと、それそのものがね。本当に彼は幸福な神だよ」

「当主様、持ち上げてみたところで何も出ませんよ?」

「ふむ、それは残念だね」


 全くもって、一かけらも残念などとは思ってはいないであろう鶯伯父さまの笑顔。それに対して、溜息しか返せない様子の穂苅さん。

 どうやら二人は、以前からの知り合いであったらしい。

 おじい様と緑麗神の遣り取りを聞いていただけに、まぁそれなりに『日和』とかの地に関わりがあるのだろうことは想定の範囲内でしたが。ふむふむ、やはりそうらしい。


「ただ……それでも、あの方は私にとって大切な主筋。改めて、あの方の再興に手を貸して頂いた日和の姫君にお礼を申し上げたく、お休みのところを無理を言って押しかけさせて頂いたのです」


 まるで座敷童を思わせる童女姿の穂苅さん。

 すっと姿勢を正し、迷いなく首を垂れるその美しさと言ったら――まさに正統派。これぞ古来から脈々と受け継がれる日本の美かと妙なところで感銘を受けもする。

 その真摯な視線を受け、思わず猫背気味だった背も改まるというものだ。


「……うん、了解した。その気持ちはありがたく受け取っておきます。ただ、助力したのは自分に限らない。現に自分一人では、とうてい再興など儘ならなかったからね。そこは、お間違えないように」

「ふふ、日和の末姫様はとても謙虚な方だと、主からも周防からも伺っておりましたが。どうやら彼らの言葉に間違いはなかったようですね」

「……いえいえ。謙虚と言うよりか、小心なだけですよ」

「それを謙虚と言うのですよ」

「…………そんなものですか」


 にっこり微笑んでそう言い切られれば、何とも返せずに曖昧な笑いに留める他ない。

 いや、実際のところはそんなに感謝されるほどの心根の持ち主ではないのですよ。ええ。

 元を辿れば、鎮めの谷を訪れた経緯からして自分本位ですからね。とは言え、一から話すのも中々に骨が折れる。そこは否定できない。

 さてもさても、事象と言うものは受け取り手次第でどのようにも変わるものである。


 ずずーっ、と新茶を啜りつつ。何やら悟った心地となってしみじみとする少女。

 その視線の先。ふと、窓の外を見やれば桜の新緑が揺れていた。

 つい最近まで、花も盛りと風に揺れていた薄紅も過ぎ行く季節には逆らえない道理かと。六日間の空白に、改めて思いを馳せつつ漸くの休日を遅ればせながら噛み締めている。

 うむ、合わせて縁側のシチュエーションであったなら言うべくもない。惜しいことをした。


 そんな内心など、知る由もなく。

 その周囲で、彼女を見守る怪異達は当人に分からぬように微笑みを交わすのだった。

 こうして空気が一層緩んだことに起因してだろうか。

 まるで鶴の一声、といった風情で小広間に響く声が一つ。


「そうだ。折角だから、ここにいる面々で親睦を兼ねて遊戯などしてみるのはどうだろう?」

「鶯の……たまさかに唐突な提案をしてくる姿勢は変わらないようですね」

「遊戯というと……一体どのようなものを?」


 お茶を飲み終えると同時に湯呑を茶托にコン、と置いた鶯伯父さま。

 妙案だと言わんばかりに顔を輝かせ、見渡した周囲は一様に苦笑を滲ませていた。


「以前から現世の遊戯には興味があってね、つい先日偶然手に入れた品が二つあるんだ」

「現世の遊戯、ですか」

「まぁ、よくこちらへ運んでこられましたね」


 興味が移ったのか、僅かに目を瞠った面々がいた。穂苅さんとその隣で茶器を片付けていた片輪車さんである。

 その両名の反応に気を良くしてだろう。大仰な仕草で咳払いを一つした鶯伯父さまであったが、残念ながら今一つその仕草は似合っていない。

 寧ろそちらが気になって、顔を見合わせた自分と風切である。


「一体どのようなものを?」


 同じ文言を繰り返すこととなった風切へ、とうとうお披露目された件の二品。

 それは最近まで現世にいた自分にとっては、とても懐かしい品々といって過言でなかった。

 百人一首と、花札だ。

 それらを目にして、思わず呟いて出た言葉は紛うこと無き本音である。


「……また随分と、古風なものを選ばれましたね」

「あれ?……古風、なのかな? 翠川(みどりかわ)の狸曰く、これが最新の遊戯だと聞いたのだけれど……」


 おおっと、見過ごせない単語の羅列が来ましたよ。

 緑と狸は、やはり切っても切り離せない絶妙のバランス――いえ、掘り下げませんよ。ここで脱線したら収拾がつかなくなる予感がひしひしと感じられますからね。そんな危険は冒せません。

 何しろほら、休日ですから。


「あらあら、懐かしい二品ですね」

「ええ、今はあまり風聞にも聞かないですよね。遊び方を知らない世代も多いとか」

「百人一首は、遊戯としてではなく学びの一環として授業に取り入れている学び舎もあるそうですわ」


 初めに穂苅さん、続いて風切、最後に片輪車さんの各々の感想が挙げられてゆく最中。

 どこか呆然とした様子を隠せずにいた、鶯伯父さま。みるみるうちに萎れてゆくその様子に、慌ててフォローを挟もうとして出てきた言葉は紡ぎながらもこれはどうなのだろうと思える出来だった。


「恐らくそれは、狸界におけるブームですよ。狸たちにとっては、今が旬なのでは?」

「うーん、そうなのかなぁ。それにしても、皆詳しいんだね。……はぁ。僕ももっと勉強しておかないとならないね」

「……ほどほどが一番ですよ。伯父さま」

「そんなものかい?」


 ええ、伯父さま。狸に化かされたと思って、そこはあまり掘り下げない方が傷は浅くて済みます。

 まさかそんな内心を言葉に出来る筈もなく。

 暗黙の内に、視線を交わして沈黙に伏す。それもまた優しさの形だろう。

 例えその発祥が江戸時代まで遡るほどに、伝統的かつ歴史ある遊戯であろうともそこはそれ。

 現代に至るまで、親しまれているのは事実なのだから。


「とは言え、伯父さま。これらはいずれも大人数には向かない遊戯ですね」

「え?」


 ――伏せられぬ事実もまた、現実にはあったりもする。

 結局さめざめと座布団を泣き濡らした鶯伯父さまへ、また別の機会に遊び方を教えます。くれぐれも売り手の狸氏には聞かないようにと釘を刺し、少々お待ちくださいと一旦退室。

 自室に戻ってゴソゴソ探った。確かこの辺りに……と、引き出しの奥よりトランプを発掘。同時にウノも見つけたが、怪異が行うシュールさを鑑みて前者を選択した。

 きっとこの選択は、間違いではない。


 こうして少女はトランプを手に、小広間へ戻ったわけであるが。

 まず、トランプ自体を物珍しげに眺める鶯伯父さまへの簡易説明が必須であった。これは想定していなかったとは言えないものの、それなりの時間を費やすこととなった。

 それが済んだかと思えば、お昼時だ。

 片輪車さんが腕によりをかけて作った昼食を囲んで、その後の一服である。お茶が美味い。お腹に優しい玄米茶で喉を潤し、優雅に休日を謳歌する。

 それに加えて。

 食べれば怪異とて、眠くなるのは自然な摂理である。眠気と戦いながらの遊戯(ゲーム)開始(スタート)となった。


「眠いなぁ」

「眠いですね」


 そんな会話を合間に挟みつつ、童子のように目を輝かせて一喜一憂する鶯伯父さまを囲んでトランプを捲る。

 七並べ、神経衰弱、ババ抜きといった定番を一通り終えた時点で、既に日は傾いてきた。

 最後の最後で豚のしっぽをグルリと一巡し、ふと見上げた空は茜色。

 吹き続けていた風も、いつしか止んでいた。



亀更新を見限ることなく、お付き合い頂いている読者の方々へ改めて、感謝の気持ちを抱きつつ…


クラスマッチ後日譚、その1~螢澪編~をお届けさせて頂きました<(_ _*)>


この後には宵宮編、モッ君編をそれぞれに予定しております。

世間は夏本番。本作も、それに追いついて行けるように心掛けたいところではあります。





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