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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第五章 救世主
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大切

水竜アクアリアッ!!』

 

火蓋を切ったのはソウからだった。だが神速の水のレーザーより速いエクシティウムの紅のビームを見てしまっているカナタは寸前で避ける。頬から血が流れるがそれしかダメージを与えられなかったとソウは驚愕する。カナタは一気に距離を詰め剣を振るいソウに傷をつける事に成功し二度目の斬撃を放つ瞬間 


『水虎鬼神拳』


間一髪ソウは斬撃を拳で受け止め弾き返す。そのままの勢いで反撃に出るソウだったが、カナタは全て避ける


「お前はどれだけの人を不幸にするのか分かってるのか!?」 

  

「お前こそ」 


カナタが放った強力な回し蹴りはソウの胸部に物凄い衝撃を与えながら吹き飛ばす 


「言ったはずだ!次会う時は敵同士だと!」

 

カナタの言葉にソウが溜めていた疑問が一気に脳裏に浮かび上がる。何故そんな簡単に割り切れるのか。6年は会えなかったが、生まれてから10歳に至るまでまるで兄弟かのように過ごしていた親友を簡単に殺そうと出来るのか。あの村の人達を何故殺したのか。感情が無くなったように感じられるカナタにはきっと望んだ答えが返ってこなくとも疑問は尽きない 


「何で…何でいつもカナタは!!」 


互いに当たらない格闘戦が広げられる 


「ソウだって俺の話を聞かないじゃないか!」 


「カナタは何も教えてくれなかった!」 


ソウの放つ拳がカナタの剣を砕く 


「何で皆んなを殺した!何であの白髪の女の言う事を信じた!」 

  

「皆んなは魔物が殺した!俺が居ない時に!」 


「えっ…」 


ソウの攻撃の手がピタリと止まる 


「リンの事を信じたのはそれを裏付けるものがあったから」


ガルダが厄災だって証拠が…!?そんな物何処にも…


「ごめんソウ…今は急いでるからまた今度会った時…その時ゆっくり話そう。多分俺達にはそれが必要なんだ」 


信じていた物が揺らぎ何が正しいのか分からなくなってしまったソウだが悩み、自身で答えを出す 


「───────今エクシティウムはカナタの仲間の元に行ってる…ここを東に真っ直ぐだ。さぁ行くなら早く行け」  

必死に訴えかけるカナタの顔を見て彼が感情を失ったわけじゃないと悟り少し安心したソウはカナタをそのまま見送った 

これが世界の為なのかは分からないけど…カナタは俺に教えてくれた。次は戦いじゃなく、話そうって言ってくれた… また前みたいに…


─────────────────────────


早く早く早く早く早く!!


『氷燐』を発動し、焦りに身を包ませるカナタが高速で空を駆ける

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