図鑑 No.07:死線《デッドエンド》
(*ゴクトーの妄想中、限界時にのみ出現する“視界の化身”)
──目が見たのか、それとも目に見られたのか。
その“境界”に現れる、最終妄想兵装。
■ 基本データ
• 分類名:終末視覚化型妄想体
• 異名:「断絶の一瞥」「全てを終わらせるまなざし」
• 出現条件:ゴクトーが極度の妄想過多または精神遮断状態に突入した際
→【鼓動:停止未満 × 思考:逃走不可 × 妄想:上限突破】で顕現。
■ 外見描写
• 額面全体に描かれた“巨大な目”──それは外界を見ているのではなく、「内面を凝視している」感覚を引き起こす。
• 赤と黒の対比により、視界を“遮る”どころか“穿つ”感覚が残る。
• フードとスーツで完全に包まれたその姿は、戦闘用妄想体ではなく、“妄想の盾”として出現することが多い。
• 胸元のマーク(×印)は「自己否定の錠前」とされる。
■ 機能・スキル
• 死線封鎖
▶ 妄想の中に“外界の視覚”を封じ込める防衛術。
ゴクトー自身の視界が“封鎖”され、五感が一時停止。
• 絶視
▶ 一瞬の視線で、相手の“未来”を断ち切る妄想型干渉技。実害はないが精神への影響大。
• 視界断裂
▶ 空間に“視覚の線”を引き、その線に触れたものは妄想世界に吸い込まれる。
■ 神代魔法との関係性
• この妄想体は、神代魔法「死解ノ式」との関連が示唆されており、
一説では“失われた眼術系統”の断片が混ざっているとも。
■ 備考
• 「見つめ返すことができた者だけが、自我を取り戻せる」──江戸っ子鼓動メモより。
• ゴクトーにとってこの“目”は、自身の妄想に殺されかけた記憶そのものであり、
普段は【ロック(封印)状態】にしてある。
• 現れた時点で、“妄想フェーズは最終段階”と見なされるため、リリゴパノア隊は全員が撤退準備に入る。
■ 図鑑メモ
「見てしまった。俺の目が、俺を……見ていた」
──ゴクトー(妄想空間・第零視点より)
そして──俺は図鑑を閉じた。
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