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神様(仮)達の日常  作者: 葛葉 シナチク
8月
95/308

神様(?)の日常 遊戯ノ時間ダ

○UBGっぽい奴です。



ボクが出場するFPSのげーむは勝ち抜き戦だ。

つまり、最後の1人になった人が優勝。


途中から活動範囲が狭くなって行くから、安全圏まで行かないといけない。

すたーと地点は運任せで、最初から最後まで安全圏にいれる事もあれば、えりあの端っこに飛ばされて全力で安全圏に向かわなくちゃいけない事もある。


最初はみんな丸裸のおっさんなんだけれど、まっぷのあちこちに落ちている武器や防具を拾って自身を強化する必要がある。


安全圏付近の人は安全圏を離れるわけにもいかないから武器探しが上手くいかない。

反対に、えりあの端っこの方の人は安全圏に向かう途中で様々な武器を拾える。

どっちも利点と欠点があるね。


武器は近代的な銃や剣、弓、果ては魔法用の杖まである。

武器という武器は全部揃っていると言っても過言じゃない。

十手とか鉄扇(まいなーな武器)とかもあった気がする。


世界観はよく分からないけれど、HPだけじゃなくMPまであるから魔法が遠距離武器として使える。

HP回復は食べ物、MP回復は飲み物を飲む事でできる。…げーむ上のね。


このげーむはFPSとRPGが混ざった様な代物だ。

基本は現実準拠だけれど所々RPGっぽさがある…そんなげーむだ。

因みにへっとしょっとは即死判定だね。

HP全部持ってかれる。


そんなげーむの大会の決勝も、もう直ぐ始まる。


〈10秒前〉


目の前の画面にそう表示される。

ぼたん良し、ばー良し。


〈5秒前〉


空を見上げ、天に祈る。

…どうかげーむぱっとが壊れませんよーに。


〈3秒前〉


別に緊張している訳じゃあ無いんだけれど、深呼吸をする。


〈2秒前〉


そういえばこの大会賞金幾ら出るんだっけ?

終わったら美味しいご飯が食べたいな。


〈1秒前〉


そうだ、天ぷらにしよう!

天ぷらが食べたい!


〈ゲームスタート 転移開始〉


その瞬間、画面は真っ暗になった。


☆☆☆


「ここは…」


基本まっぷはらんだむ生成なんだけれど、ある程度の指針はある。

例えば、砂漠地帯とか、氷地帯とか、灼熱地帯とか。


そして、今回選ばれたのは…


「竹?」


竹林地帯の様だ。

目の前には青々とした竹が沢山生い茂っている。


まっぷを確認する…うーん、どうも安全圏からはかけ離れているっぽい。

乗り物が欲しいなあ。


暫く竹藪を走ると、出口が見えた。

光が差し込んでいる。


竹藪から出た側には中華風の家があった。

訂正、ここ竹林地帯じゃなくて中華地帯だね。


早速家の中に入ると、目の前には機関銃が転がっていた。


「よう!機関銃(相棒)!」


早速機関銃(それ)を拾い上げ、身につける。

ひゅう、幸先良いね!でも弾は入っていないね。探さなきゃ。


あ、斧まで落ちてる。近接用に一応持って行くかあ。


数分後!

ここでイかれた探索結果を発表するぜ!


頭装備!あるてぃめっとれあの猫耳!ぬこぬこぱうわーで敵から頭を守るぞ!(説明文引用)

胴体装備!あるてぃめっとれあのめいど服!めいど服で冥土に連れて行っちゃうぞ!防弾服並みの強度を誇る装備だ!(説明文引用)

腕装備!あるてぃめっとれあの猫ぱんち!手袋にしか見えないけれどMP消費で爪の扱いになるぞ!にゃー!(説明文引用)

腰装備!あるてぃめっとれあの猫尻尾!他ぷれいやーの探知範囲を50めーとる伸ばすぞ!りぼんがお洒落だ!(説明文引用)

足装備!あるてぃめっとれあの猫ぶーつ!猫の様に足音を殺して歩いたり、瞬発力を上げたりするぞ!ぱっと見にーそにしか見えない!(説明文引用)

他!機関銃用の弾丸8纏まり!HP回復あいてむ(食べ物)15点!MP回復あいてむ(飲み物)8点!高倍率すこーぷ!ぬいぐるみ!痛車!以上!


な ん だ こ れ


え、いや、ちょ、ま、うええ…?

見た目きゃわわんな可愛らしい装備なのに、着ているのがむさ苦しいおっさんという地獄絵図。


いかにも『歴戦の戦士です』おーらを放ちながらも着ているのは萌え装備(猫耳めいど服)というみすまっち具合!

こ れ は ひ ど い


ボクだってまさか押入れを漁っていたらこんなのが出てくるなんて思いもしなかったよ!

あるてぃめっとれあの字から分かるように多分かなり運が良かったんだろう。確かに性能は良いしね。


でもなあ…でもなあ…。

うーん、げーむだし外見は捨てようそうしよう。


…でも操作きゃらって確かこのむさいおっさんしか無かったよね?

でも性能が滅茶苦茶良い猫耳めいど服はある。まるで『着ろ』と言わんばかりに。


はっ!?まさか、運営はこのむさいおっさんに猫耳めいど服を着させる為に高性能にしたんじゃ(話はここで途切れている。)

楽雪さんは迷想していましたが本来は運営は女性プレイヤーキャラクターも作るつもりだったので、それの名残です。

でも武器に容量を割きすぎて女性プレイヤーキャラクターはカットされた。


運営のミス+容量の無さ=猫耳メイド服おっさん

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